タセンさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

タセン

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知らない、ふたり(2016年製作の映画)

3.3

相手のことをよく「知らない」けど好きと言うことがある。(いわゆる一目惚れ)
いや、よく「知らない」からこそ無責任に好きと言えるのか。
でもそれは恋をすること(=幸せにすること)の責任がないからこそ出来
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愛がなんだ(2018年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

冒頭、マモちゃんに強制的に帰らされるテルコと、葉子にビールを買わされはするけど自分の意思で帰る仲原の対比。
一見似ているようだけど、2人の結末は最初から決まっていたんだな〜と思わされる。

机の汚れを
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チワワちゃん(2018年製作の映画)

4.4

チワワは小さくて可愛くて、勇敢でキャンキャン鳴く。
でも体格は小さいまま、大きくはなれない。
自分の世界、小さな箱の中の外に行けない。

「ミキにとって『大人』になるって何?」

『大人』になった(就
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千と千尋の神隠し(2001年製作の映画)

5.0

天気の子を観て、観なければと思い立って、観た。

忘れた頃にチラ見せする電車のモチーフによって、美しい世界観にのめり込んでいた観客に父母の存在を「思い出させる」。
物語の主題を、物語の中だけでなく、観
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天気の子(2019年製作の映画)

4.0

挑戦する人への強いメッセージ性◎

ジブリの世界観をうまく引用したことで、新海誠ワールドが更にパワーアップしていたと思う。

雨の止まない東京の描写は、環境問題だけでなく政治の様子に対して批判的な意味
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南瓜とマヨネーズ(2017年製作の映画)

3.6

眩しいくらいにナチュラルな彼氏
と自我を持たない「普通」の彼女

「変化しないこと」に固執する彼女の成長物語

2人の変化する未来が見える明るい最後

母なる証明(2009年製作の映画)

4.6

このレビューはネタバレを含みます

「かわいい」息子を愛するがあまり無意識に罪を犯し続ける母。でも「かわいい」ままでいてくれない息子。
このジレンマが最後の最後に大爆発、、、

1回観終わってもう一度最初から観ると、
最後のバス内でのダ
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ミスミソウ(2017年製作の映画)

3.8

憎しみという感情だけで突き動かされた人の一方的な暴力、しかもそれが子供同士で行われる…吐
内在的な狂気性が何もないところ(田舎)で露わになることが血の赤と雪の白で視覚的に分かりやすく表現されている部分
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ブルーバレンタイン(2010年製作の映画)

4.2

教訓系ラブストーリー

「男と女であること」「父と母であること」
同じようで異なることであることはなんとなくは知っているけど、どう違って、どう上手くいかなくなるかを、まざまざと見せつけられた。辛い〜〜
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海街diary(2015年製作の映画)

3.8

是枝作品初鑑賞。
『万引き家族』で評されたように、やはり人間とその周りの環境の描き方が繊細で素晴らしかった。(『万引き家族』はこれから鑑賞予定)
本作は「優しくてダメな人だった父の死」を起点に、それぞ
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グエムル -漢江の怪物-(2006年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

怪物のビジュアルはまさにエイリアン。(あのヌメヌメ感最高!!)
本作の内容はアクション、ホラーはもちろんだが、コメディでとってもハートフルなのが魅力。正直、コメディ要素強すぎたため前者はあまり印象に残
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怒り(2016年製作の映画)

4.2

実は今回で10回目くらいの鑑賞。
高校生の時に映画館で観て以来、ムシャクシャする時に見ていた作品。

作中に何度も登場する「信じる」という言葉が象徴的に感じるが、題名の通り、この作品のテーマは「怒り」
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コンテイジョン(2011年製作の映画)

4.2

個人の出来事が国や全世界にまで伝染していく様子が淡々と描かれていた。

特に人が死ぬシーンに関してはオーバーな描写は全くなく、それこそ淡々と、ただ数えるように描かれていたのが、今のコロナウイルス感染拡
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シンデレラ(2015年製作の映画)

3.0

ザ・レジェンドディズニー。

映像美と動物たちの滑らかな動きがいかにもディズニー、おとぎの世界を演出していてあっという間に世界観に引き込まれてしまう。

「義理の母、姉たちが2度と国に足を踏み入れるこ
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ミッドサマー(2019年製作の映画)

4.0

いやでも全て見える、強制的に見せるホラー。
映像が美しすぎるが故、逆に気味が悪い。

恋愛映画として観るとオチに関しては普遍的な印象。
オカルトホラー的には個人的に大好物の部類。
グロい!怖い!という
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パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

4.5

ポンジュノ作品初鑑賞。

画面の切り替わりの美しさに圧倒された。
モチーフの扱いも見事としか言いようが無い。

ストーリーとしては、中盤までのパラサイトしていく過程はとても爽快でこの映画コメディなのか
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