chickenさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

ドント・ブリーズ2(2021年製作の映画)

3.2

侵入してきた方が逆に恐ろしい目にあう前作とは異なり、今作は侵入された側がかなりきつい目にあうっていう普通の設定なので、
謎のおっさんがバカ強くて、むしろ段々侵入者が可哀想になるという一作目のような構成
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ドント・ブリーズ(2016年製作の映画)

3.9

カメラワークが秀逸な良質なサイコスリラー
間取りや小物を説明するパニックルーム的な長回しや、切羽詰まった状態での距離感を感じさせるめまいショットなどカメラワークにちゃんと意味がある
(最近観た「セーラ
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素晴らしき哉、人生!(1946年製作の映画)

4.2

80年近く経っても色褪せない人間ドラマ、キャプラ監督らしさが溢れ出る監督の最高傑作

田舎の誠実な男青年から中年まで演じ分けるスチュワートが素晴らしい


2020/3/17
2024/3/23

群衆(1941年製作の映画)

3.7

キャプラ映画らしい田舎の誠実な若者が悪い大人に翻弄される話だが、今回はマスコミと集団心理がテーマとなっている

スミスと比べると主人公の魅力が薄い気がする
今作もエドワードアーノルド悪役っぷりが良い

スミス都へ行く(1939年製作の映画)

4.0

田舎出身の誠実な愛国者が荒波に揉まれながらも信念を貫くキャプラ×スチュワートの大傑作

飄々としたスミス、声が震えるスミス、迫力あるスミス、声を枯らし疲弊したスミス、一つの芯を持ったキャラクターの様々
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我が家の楽園(1938年製作の映画)

3.7

キャプラ監督らしい笑いありのヒューマニズム映画

ジェームズ・スチュワートが若い!

オペラハット(1936年製作の映画)

3.8

誠実で善良な市民である主人公がずる賢い大人たちに打ちのめされてく姿の悲哀は「スミス都へ行く」や「素晴らしき哉、人生!」に通ずるものがある

ゲイリー・クーパー実は50年代の初老の時期の映画しか観てなか
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或る夜の出来事(1934年製作の映画)

4.2

90年前の映画だけど今見てもエンタメとして面白すぎる

「ローマの休日」の元ネタであり、ラストは卒業やスパイダーマン2に影響与えてるだろう

2020/6/8
2024/3/17

マエストロ:その音楽と愛と(2023年製作の映画)

3.5

空間を移動したり、時間が変わったりと構図やカメラワークが面白いシーンがある
冒頭のシーンとか、ミュージカルのシーン好き

あとマリガンの演技が良い

この映画見てもバーンスタインにそこまで興味が持てな
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アメリカン・フィクション(2023年製作の映画)

4.1

痛烈に皮肉が効いてて面白かった
笑えて、考えされる良い風刺映画、アメリカ人はもっとぶっささるんだろうな

ジェフリーライトをこんなに長時間観たの初めてだがいい役者だし、いいキャラクターだった
あとゲイ
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デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)

4.3

最高の映像と最高の音響と最高のキャラクターたちに酔いしれた
間違いなく映画館で観るべき映画

個人的に前作は退屈だったし、その前作を上回る上映時間に行くのもおっくうだった中鑑賞したが、今年最高の超大作
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オープン・ユア・アイズ(1997年製作の映画)

3.7

特殊効果を一切使わないSF映画

バニラスカイはもっと難しかったような記憶

別視点から見たインセプション感あった

DUNE/デューン 砂の惑星(2020年製作の映画)

3.5

映像と音が壮大で淡々としており、話は全然進まないので映画館で観たときは心地良さに睡魔に襲われつつだった

睡魔と戦いながら2時間半見た挙句最後「まだ始まったばかりよ」にはちょっとイラッとした記憶
リン
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ブレードランナー 2049(2017年製作の映画)

3.6

映像は綺麗なんだけど、前作のほどのインパクトは全然ない(それだけ前作が神がかってた)

途中までは話ワクワクするんだけど、デッカード出てきたあたりからどんどん興味失せていって、終盤はもはやどうでも良く
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ブレードランナー ブラックアウト 2022(2017年製作の映画)

3.8

2049に繋がるブラックアウトを描いた話
オリジナルはのリスペクトもあり、アニメならではの演出も良い

2021/10/18
2024/3/12

メッセージ(2016年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

言語が思考を形成するという仮説をテーマにエイリアンとのセッションを重ねると言う展開自体がもう面白い
この仮説は確かにその通りだと思う(人の思考と言語と密接だと思う)し、自分たちの今の常識ではある意味ト
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ボーダーライン(2015年製作の映画)

3.9

銃撃戦のスリルがたまらない、映画館で見た方が面白いんだろうなぁ

DUNEに向けて総復習してるんだけど、やっぱり壮大な映像のヴィルヌーヴもいいけど、スリリングなドラマのヴィルヌーヴが好き

ただポスタ
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複製された男(2013年製作の映画)

3.5

解釈は観客に委ねます系映画
個人的にドッペルゲンガーよりは二重人格として考えるほうが面白いような気はする

2021/10/18
2024/3/11

プリズナーズ(2013年製作の映画)

3.9

神と悪魔の対決を入れ込んだ重厚なサスペンス
ヒュー・ジャックマンとジェイク・ギレンホールの対比が面白い

今見るとアメコミ俳優揃い踏みなんだな
ポールダノとダストマルチャンは挙動不審な男が似合うなぁ
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灼熱の魂(2010年製作の映画)

3.9

衝撃的で展開も面白いけど、なぜそんな危険でまどろっこしいことをさせるんだと思わなくもない、そこが作りもの感強い

2020/1/30
2024/3/10

荒野の千鳥足(1971年製作の映画)

3.6

極めて野蛮でむさ苦しいがなんとクリスマス映画
汗や酒の匂いが画面から匂ってきそうな汚らしさ
カンガルーのシーンは嫌悪感すごかった

主人公が中途半端にレッドフォードに似てるがイケメンというわけではない
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ダンケルク(2017年製作の映画)

3.7

映像や音の臨場感がいい
戦争映画にまで時間操作してくるなんてノーランのこだわりを感じた

このテーマで時間操作する必要性は分からんが、映画の緊迫感や臨場感を損なわない程度の時間操作なのはよく考えられて
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インターステラー(2014年製作の映画)

4.4

インセプションやTENETと比較すると遥かに現実的な世界(もちろん映画的な嘘はあるが)で理論や用語も難しい本格ハードSFであり、一方で誰が見ても楽しめ、感動できる娯楽作品に仕上がってるのが凄い

ビデ
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ダークナイト ライジング(2012年製作の映画)

3.6

個人的にはシリーズでもダントツでツッコミどころだらけのポンコツ映画だと思う
ラストは好きだったりする
アクションはノーラン作品にしては楽しめた

キリアンマーフィーのキャラが最後まで小物臭い

201
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インセプション(2010年製作の映画)

4.3

時間操作、多重構造、スタイリッシュな映像、トラウマを抱える主人公と今作もノーラン映画の真髄が詰まってる
世界観、ストーリー、キャラクター、演出全てカッコ良し

各分野のプロフェッショナルが集まって、困
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コヴェナント/約束の救出(2023年製作の映画)

4.1

緊迫感と臨場感たっぷりの激アツブロマンスものだった
ジェイクギレンホールは何かに執着した男が似合う

敵も味方もやたらトヨタ車

ダークナイト(2008年製作の映画)

4.0

一作目よりはるかにリアル路線(前作ではコミックの雰囲気があった街並みも今作ではもはやただのシカゴ)でヒーローものというより犯罪映画
一方で前作でも感じたが、今回はより徹底的なリアル演出とどうやっても隠
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アベンジャーズ/エンドゲーム(2019年製作の映画)

4.7

シリーズ網羅したファンが辿り着けるゴール
多分ユニバースものはこれがピークだろう
確か映画館で7回くらい見た

2023/1/20 Blu-ray
2024/3/3 Disney +

プレステージ(2006年製作の映画)

3.8

最初見た時は『ええ、、流石にそれは、、、』ってなったけど、2回目以降はオチを知って受け入れる準備が出来てるので、仕掛け以上にドラマ部分がより楽しめてる気がする、ただ淡々としてるからか長さを感じるのは否>>続きを読む

52ヘルツのクジラたち(2024年製作の映画)

3.6

重いテーマをいくつも詰め込んでる割にそれぞれの問題に対する描写が中途半端なような気がして気になった
人々の優しさが連鎖していくことで苦しい状況から抜け出すことができるのかもしれないと思わせるとこは良か
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バットマン ビギンズ(2005年製作の映画)

3.7

リアル風だけど、実はかなり荒唐無稽なのが変な乖離を感じてよい

アクションシーンがわかりづらいのが惜しい
あと全体的にもうちょいコンパクトにしてほしいね
やっぱレイチェルはケイティホームズだな

20
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