chihiroさんの映画レビュー・感想・評価

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スター・ウォーズ/最後のジェダイ(2017年製作の映画)

3.6

とある場面にて。カイロレンがまるで子供のように涙を目にたくさん溜めているシーンがあるのですが、ここが最高です。「このシーンのためにこの役者さんだったのかもしれない」と思える程心を掴まれました。

The Strange Thing About the Johnsons(原題)(2011年製作の映画)

1.2

このレビューはネタバレを含みます

話題のミッドサマーの監督さんの作品と聞き、予習も兼ねて視聴。

息子から父親に対する性的虐待を描いた作品。

息子は支配欲を愛情と捉えてしまったのか、はたまた私には理解できない部類の確かな愛情を父親に
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言の葉の庭(2013年製作の映画)

3.5

雨や水面の綺麗な描写に惚れ惚れ。1時間もない作品なのでさらっと観れるのですが、その短時間でこの包まれるような余韻の良さはすごい。

家庭事情や年齢や立場などから「大人であろう」とした二人が、二人だけの
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かもめ食堂(2005年製作の映画)

4.2

大好きな女優さんが三人もいて、さらに大好きな北欧の雑貨やテキスタイルに包まれているなんて…終始「素敵〜」が溢れる作品でした!

穏やかで、いいものに囲まれながら「やりたいことしかやらない」と苦笑気味に
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ぶどうのなみだ(2014年製作の映画)

3.2

夢破れて心を閉ざし、ワイン造りでなんとか自分を保っていた主人公が、突然現れた変わった隣人によって心を溶かしていきます。自分の軽蔑していた「土(洗練されてなさの象徴)」を、違う視点から好意的にみる人がい>>続きを読む

しあわせのパン(2011年製作の映画)

4.1

焼きたてのパンの、あの小麦粉の香りを嗅ぎたくなります。

静かで、温かくて、「そこにある・そこにいる」ことの大切さを感じます。寄り添うって、こういうことなのかな。

大泉洋さんのことが大好きになった作
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ピンポン(2002年製作の映画)

2.7

憧れていたヒーローを超えてしまった時の虚無感、自分に対する諦め、葛藤。青臭くて女々しくて、垂れ流して見るのはもったいなくなる映画でした。

自分となぞらえて考えると、月島の気持ちが痛いほどわかる。越え
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永い言い訳(2016年製作の映画)

2.7

自分のことしか見えていないし、自分しか愛せない淋しい人のお話。「妻が死んだ。これっぽっちも泣けなかった。そこから愛しはじめた。」というフレーズに惹かれて見たものの、終始妻への愛情が感じられることはなく>>続きを読む

鍵泥棒のメソッド(2012年製作の映画)

3.6

売れない俳優がひょんなことから裏の便利屋と入れ替わるお話です。ちょっとした出来心から始まった入れ替わり生活は、彼の虚栄心ゆえに続けられていく反面、小心者ゆえに辞めることもできなかった。本当になんの中身>>続きを読む

駆込み女と駆出し男(2015年製作の映画)

3.7

大泉洋さんが主演+ポスターのイメージも相まってポップな作品なのかと思いきや、とてもいい方向に期待を裏切られました。

時代に抑圧された人々、その中でも特に女性が尊厳を取り戻していく物語です。
最初は言
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アヒルと鴨のコインロッカー(2006年製作の映画)

3.2

少しの嘘から始まった、お隣さんとの奇妙な友人関係。ただの妄想癖のお話かと思いきや、騙されました。

ペットショップの店長さんが主人公に言った「3人のストーリーに飛び入り参加している」という言葉が妙にし
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南極料理人(2009年製作の映画)

3.7

好き。思わずクスッとしてしまう愛すべきキャラクターのオンパレードです。南極という極限の地で、それぞれの分野のスペシャリストたちが子供のように楽しみながら、ときに心折れながら共同生活をしていきます。その>>続きを読む

フラガール(2006年製作の映画)

2.8

パッケージのイメージに反して、物語がしっかりとある映画でした。期待を裏切らないシンデレラストーリーではありましたが、ひたむきに打ち込む主人公の潔さと、ダンスの楽しさがはじけていました。

そしてそして
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ゴースト・イン・ザ・シェル(2017年製作の映画)

3.0

世界観や登場人物は原作をベースにしつつ、全く違うストーリーが展開されます。

チラホラと出てくる原作のストーリーを嬉しく思いつつ、原作を知らない人が見ても楽しめるいいアレンジだと思いました。

ただ、
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リトル・フォレスト 冬・春(2015年製作の映画)

4.4

夏・秋に続いて鑑賞。生命力や実りを多く感じさせる前作とはかわって、孤独や厳しさ、そこからの解放や出発が描かれていました。

本当に自給自足するのはもっと過酷だろうけれど、せわしなく日々をこなしてしまっ
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リトル・フォレスト 夏・秋(2014年製作の映画)

4.4

シンプルに「生きること」を見せてくれる作品です。

食材を作り、料理して食べる。自分の普段の生活では省かれてしまっている部分ととても丁寧に向き合っている物語でした。

丁寧に過ごす生活、ちょっと憧れる
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空海 ーKU-KAIー 美しき王妃の謎(2017年製作の映画)

1.8

このレビューはネタバレを含みます

ご縁でチケットをいただいたので、早速見てきました!

鮮やかな衣装と絢爛な建物、広大な自然。CGの表現も良く、画の美しい映画でした。

ただシーンの遷移が雑で、瞬間移動しているように見えたり、いつの間
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打ち上げ花火、下から見るか? 横から見るか?(1993年製作の映画)

1.7

このレビューはネタバレを含みます

こんな女の子に一度は振り回されてみたい!そんな甘酸っぱい、一夏の経験を感じさせてくれる映画です。

大人っぽくて、少し憂いを帯びてて、突拍子もなくとんでもないことを言ってみる美人な女の子「なずな」。
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