ちっちきさんの映画レビュー・感想・評価

ちっちき

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ゴールデンカムイ(2024年製作の映画)

4.5

原作が好きすぎるのでコミック原作は必ずこける、くらいの気持ちで観ようと思ったのですが、予想以上に面白かったです。

ひとことで言うと【原作リスペクト】
映画ならではの展開を期待する方や、原作未読の方に
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メカバース:少年とロボット(2023年製作の映画)

3.0

【ネタバレ無い程度にラストに触れてます】

11年かけた集大成と聞くと何とも言いにくくなってしまうのですが……全体的に【コミックが原作だと良いとこ削られるよね〜】に近いイメージです。

笑いのポイント
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君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

公開されてからも前情報一切触れずに観ました。タイトルと、始まりのシーンからめちゃくちゃ火垂るの墓的なものを想像して観てたらしっかりジブリなファンタジーで、出てくる出てくる過去を彷彿させるあれこれ。>>続きを読む

怪物(2023年製作の映画)

4.2

物語は息子が学校でいじめられているかもしれない、というところから始まります。
もちろん私もその視点で映画をみて、その視点の気持ちになってしまう訳ですが、後半は別視点からの話を挟みながらそのいじめ問題の
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牛首村(2022年製作の映画)

2.9

ホラーではない映画。ネタバレでは無いけどラストシーンについて感想あり。

kokiちゃんが美しくて素敵でした!演技力酷評されてる方もいるけどそんなかな〜、という印象。

最恐の怖い話!みたいなフリで入
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十二人の死にたい子どもたち(2019年製作の映画)

2.0

12人の自殺志望者が集まる会に13人目の遺体が……この謎を解明しないと、自殺でなくてはいけない理由があるのに誰かに殺されたり、このひとを殺した犯人に仕立て上げられるかも!ということで犯人探しが始まりま>>続きを読む

鋼の錬金術師 完結編 復讐者スカー(2022年製作の映画)

3.2

感想を一言でいうなら【思ったよりチープじゃなかったしほんつばがかわいい。】でした。

そもそも原作もアニメも大好きすぎるのと、前作が余りにも酷評だったので倦厭していたのですが、友人から最終作をみにいき
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事故物件 恐い間取り(2020年製作の映画)

1.5

いつだったか話題になってたので初鑑賞。
話題の俳優さんや芸人さんなどをキャスティングした、ローティーンズ向けのホラーファンタジーという印象でした。

安っぽい演出がなんとも残念でしたが、それよりホラー
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おんなのこきらい(2014年製作の映画)

3.3

「女だから」わかる映画。

昔からぶりっ子は嫌われるのが世の常だけど、ジェンダーフリーの世の中で女というくくりに産まれたからには、それをひとつの個性として武器にできるならそれは羨ましいことだと思います
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ミッドサマー(2019年製作の映画)

3.1

最後まで観ても感想が出てこない不思議な映画。

ヘルシングランドへ向かう車のシーンで、ぐるりと回って非日常的な空間に誘われていく瞬間が、ああこれから嫌なことが始まるんだなとゾッとしました。
広大なスウ
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ロンドンゾンビ紀行(2012年製作の映画)

2.9

ご老人が銃をぶっぱなすコメディーB級ゾンビ映画であると聞いて鑑賞したら、冒頭から噛みちぎるし、しっかり吹き出すし飛び散ります(あくまでもコメディーの範囲ですが、そんな感じだと思ってなかったので……)笑>>続きを読む

マスカレード・ホテル(2019年製作の映画)

3.3

東野圭吾ミステリーっぽさを全く知らずに初鑑賞しました。

3つの事件はここへ繋がっている!的な導入の前に、あの数字の羅列でもう緯度と経度でしかないし日付をひくのに3件も事件が起きてしまうという導入につ
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竜とそばかすの姫(2021年製作の映画)

3.3

映像の綺麗さと歌声の透明感が最高にマッチした映画で、時系列的に後半となるBelleがクジラに乗って登場するシーンを最初に持ってくる事で映画の世界にひきこまれ、バーチャル世界の綺麗な色使いで完全に心を掴>>続きを読む

宇宙でいちばんあかるい屋根(2020年製作の映画)

4.1

映画の最後に、Coccoプロデュースの清原さんの透明感ある歌声を聴きながらみんな考えたことでしょう、自分が何色の屋根に住んでいるのか。

温かい家族と好きな人、なに不自由ないような主人公つばめの毎日で
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Fukushima 50(2019年製作の映画)

3.9

まず、素直に映画として考えると、事実を映画にするときの下手な脚色(主役を誰とするかで入る誇張を除く)もないし、中だるみもないし、映像のリアルさも、役者が言葉を喋っていなくても建屋内の異変が感じ取れるよ>>続きを読む

ピンポン(2002年製作の映画)

3.9

夏になったら観たくなる、スポ根なのか青春なのか友情なのかコメディなのか一言では形容しづらい卓球映画。

卓球が好きで勝ちに自信のあるペコの挫折と、努力を重ねてきたけれど報われなかったアクマ、才能を持ち
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今日も嫌がらせ弁当(2018年製作の映画)

3.3

反抗期の娘へ嫌がらせとして始まった凄すぎる高校3年間のキャラ弁。作る母親と残すと負けてしまう!と意地でも食べる娘のハートフルな実話が元になっています。
本当にこのお母様には頭が下がります。

映画は今
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名探偵ピカチュウ(2019年製作の映画)

3.0

もしもポケモンが現実にいたら……

謎解き要素はなく体当たり捜査員的な名探偵。
CMのピカチュウの可愛さにやられていつかテレビでやったら観たいと思っていました。
くるくる変わる表情、トコトコ歩く短い脚
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塔の上のラプンツェル(2010年製作の映画)

4.0

言わずと知れた名作ラプンツェルにディズニーマジックをかけた物語。色彩豊かで美しい映像も魅力的です。

心の中の夢や憧れを、嘘や見栄で塗り固めたヒーローは、純粋無垢でまっすぐなヒロインに惹かれていきます
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美女と野獣(1991年製作の映画)

4.5

言わずと知れたディズニーの王道ロマンティックラブストーリーってやつ。超個人的ディズニーアニメベスト3のひとつです。
悪役ガストン含めて登場人物全て可愛らしい!挿入歌もキャッチーで口ずさみたくなるものも
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モアナと伝説の海(2016年製作の映画)

3.5

何度も何度も書いてますが、ここ最近のディズニープリンセスはことごとく時代を反映したような「強く立ち上がり突き進んでいく自立した女性像」で、理想的ではありますがお腹いっぱい感も少し……

最初から最後ま
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少年メリケンサック(2008年製作の映画)

3.5

25年前の解散ライブの映像が動画サイトに流れ、勘違いから始まるおじさんパンクバンドの復活劇、というクドカンワールドの映画です。
公開当時峯田さんを観るために行った懐かしい思い出の映画。当時はわからなか
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インサイド・ヘッド(2015年製作の映画)

3.5

ピクサーの描く女の子はとても可愛い!
11歳の少女ライリーが引越しを機に心を乱し、成長していくお話……を、ライリー視点ではなく、ライリーの頭の中の感情達を視点に描かれたお話。
人間の感情のめんどくさい
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1917 命をかけた伝令(2019年製作の映画)

3.9

観終わったあとどっと疲れたのはワンカット(に見える)撮影で心が休まらなかったのだと思います。まさに臨場感。わたしも彼らと一緒に1917年の戦場にいました。

大画面・高画質・高音質の映画館で観たためか
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トイ・ストーリー(1995年製作の映画)

3.8

「そしたら僕肉食だぞーっていばっちゃうんだ!」
→かわいい……

おもちゃたちの裏側がすごくコミカルで、公開当時はゲラゲラ笑いながら観てました。その後シリーズとして長く愛される映画ですが初代がいちばん
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リメンバー・ミー(2017年製作の映画)

3.8

死者の国の鮮やかな色使いと、シーンを彩る音楽が肝という印象の映画。今回初めて観ました。
ママ・ココのシワが芸術的で、手で触れたように質感の想像できるリアルさでした。

大テーマは「ファミリー」と「夢」
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ディオールと私(2014年製作の映画)

3.8

オートクチュール界を牽引してきたフランスの老舗ブランドDior。「切って貼って終わりのプレタ」からきたフランス語が得意ではないラフシモンズ。
妥協と普遍を許さないラフシモンズと、今までとは違う難題に衝
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パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

4.0

格差社会を地上階と半地下、そして地下に分けて描かれた作品です。

絶対に何か悪いことが起こる未来が段々と色濃く出てくるので常に不安で、この手の心が忙しい映画は得意じゃないのですが、観終わってから時間が
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翔んで埼玉(2018年製作の映画)

2.8

誇り高き埼玉県人の一揆的なお話。

すっっっごくコメディーである、というくらいの予備知識でしたが、本当にツッコミどころしかないストーリー。群馬はやっぱり秘境で、茨城はやっぱり納豆で、栃木は……という、
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スラムドッグ$ミリオネア(2008年製作の映画)

4.0

タイトル通り、インド版クイズミリオネアに出演した貧しい青年が主人公です。クイズの質問(現代)と答え(過去)でシーンが次々と切り替わっていきますが、わかりやすく面白い構成でした。

日本では考えられない
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疾風ロンド(2016年製作の映画)

3.4

いろんな意味で東野圭吾っぽさのないドタバタサスペンス劇場でした。キャストを見ればまあそうだろうなという皆様。東野圭吾感を期待して観た方はがっかりするのかもしれませんが……笑

コメディー要素はてんこ盛
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プラダを着た悪魔(2006年製作の映画)

4.8

大好きな映画の1つです。
仕事に恋に奮闘する「頑張る女性像」を描くストーリーは、ここ最近のディズニープリンセスにも反映されるほどスタンダードになってきましたが、わたしの中ではこの映画は最たるもので、先
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劇場版コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命-(2018年製作の映画)

3.3

ドラマと同じくいくつかのお話が同時に展開していき、最後に大きな山場を迎える構成。衝撃的なシーンもあり、これ映画館で観ていたら悲鳴出てたなと……
山Pファンではないけどあの登場シーンには震えました。やっ
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ホテル・ムンバイ(2018年製作の映画)

4.2

ある目的を持って行われるテロの少年テロリスト達。バックパッカーカップル。ホテルのVIP達。ホテルの従業員達。地元警察若干4名。テロ機動隊は1300キロ(青森−宮崎間に値する)先のニューデリーにしかおら>>続きを読む

フリーソロ(2018年製作の映画)

3.7

ある意味ホラーよりホラーで手に汗握るよ、とオススメされ観にいき、予想外に感動して泣いてきました。

低山ハイクでさえ命を落とす人がいるのが山。ルートの確立されたコースでさえ、鎖頼りでしか登攀できない人
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ザ・リング/リバース(2016年製作の映画)

2.5

「海を渡って改悪された」や「ジャパニーズホラーの成れの果て」など、最悪の評価であることを踏まえて観ました。

最後の最後まで観てもなんだかスッキリしない感じ……あんなに命かけて一生懸命ラストを迎えたの
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