ちーださんの映画レビュー・感想・評価

ちーだ

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この世界の(さらにいくつもの)片隅に(2019年製作の映画)

4.6

ひたすらに辛い。でもその中でも人は希望を見出して生きていくのだろう。今の自分がここまで強く生きられるかはわからない。こんな状況に置かれたら狂ってしまいそう。
戦争を庶民の目線で描いた映画だからこそ生々
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君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

自分でも何故かわからないけどラストシーンでボロボロ泣いてしまった。生きるっていうのはなんて儚いんだろう、それを受け入れる生き様になんて強いんだろうと心が揺れたんだろうか。なんだかうまく説明はできない。>>続きを読む

シン・エヴァンゲリオン劇場版(2020年製作の映画)

4.8

このレビューはネタバレを含みます

思春期を経て子どもから大人になる。その中での親子関係、友人関係、恋愛関係、社会との関係についての葛藤を描く。生きるとは何かまで掘り下げ、新東京村の描写では生きる喜びがみずみずしく感じられる。前作までで>>続きを読む

ナイブズ・アウト:グラス・オニオン(2022年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

今回はブランにも騙される!謎はシンプルだけどパッとはわからない絶妙な匙加減。情報なしの状態で見る前半戦と、実はアンディは死んでいたことが判明してから見る後半戦はパズルのピースが埋まっていくようで気持ち>>続きを読む

ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密(2019年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

見る側が真実を知らされているパターンかと思いきや、真相は最後までわからない。マルタに感情移入させるのはうまい作りだと思う。薬の移し替えはなんとなく察しがついたのでマルタが犯人ではないという想像ができて>>続きを読む

メッセージ(2016年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

難しい映画だった。
未来がわかるようになったとしても一瞬一瞬を大切に生きていくことが大事ということだろうか。

宇宙人がきて、言語を与えられて、その言語を習得すると時間の概念がなくなって未来がわかるよ
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インターステラー(2014年製作の映画)

4.8

このレビューはネタバレを含みます

愛とは何か。生物は本来的には子孫を残すために生きている。プランAは現存人類の移住、プランBは新たなコロニーを作ることによる種の保存。どちらも種を残すという意味では同じだが、自分の愛する家族と共に生きら>>続きを読む

TENET テネット(2020年製作の映画)

4.5

斬新な設定、アクション、展開に引き込まれる。見ているうちに混乱させられ、頭をシェイキングされるようで、それがまた気持ちがいい。考察を巡らせるが一回見ただけではイマイチ理解しきれず。もう一回見たい。

G.I.ジョー(2009年製作の映画)

3.8

ストーリー展開や構成は面白く、最後まで楽しめた。アクションシーンも派手で引き込まれるし、近未来の武器はテンションが上がる。忍者と悪役がダサいのは気になった。

劇場版「鬼滅の刃」無限列車編(2020年製作の映画)

4.0

ストーリーは単純明快。前作アニメシリーズを見ていたので入り込めた。テンポのいい展開が気持ちいい。流石の作画で、鬼滅シリーズの戦闘シーンは2Dアニメの最高到達点ではないだろうかと思う。

ヤクザと家族 The Family(2021年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

親分と子分、親と子の関係を考えさせられる。組を抜けても親分は親分だし、親がヤクザでもやはり親だ。
ヤクザになってしまった時点で一般的な幸せは手に入れられない。
悪いことしているんだから当たり前なんだけ
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浅草キッド(2021年製作の映画)

3.5

芸人の生き様を見せつけられた。芸の道は過酷だけども、めちゃくちゃかっこいい。

マトリックス レザレクションズ(2021年製作の映画)

4.5

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テーマは人間とテクノロジーの共存と受け取った。
現実を生きる赤か、虚構を生きる青か、そのどちらでもない選択肢(機械との共存)が現れたのが本作(黄色がその象徴か?)。それを体現しているのがアフターザイオ
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鉄道員(ぽっぽや)(1999年製作の映画)

2.7

この価値観の時代に生まれなくてよかったと思ってしまった。
家族よりも仕事に生きなければいけなかった昭和の男への慰めの映画。

ブラック・クランズマン(2018年製作の映画)

3.1

実話に基づく映画。
差別や憎しみが強くなってくると本当に悲しい結末になってしまう。

人間はいつまでこんなことやっているんだろう。
肩書きとか外面じゃなくて個人を尊重するようにしないとね。

でも悲し
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日日是好日(2018年製作の映画)

4.2

1日1日を大切に。変化に目を向け、繰り返すことを楽しむ。
茶道の時季の捉え方、もてなしのあり方も感じられる良い作品だったと思う。

アラジン(2019年製作の映画)

3.5

圧倒的な音楽と映像美に魅了された。
実写になることでプリンセスの感情表現の粗さを感じなくはなかった。
ただ一方で直感的に感情的に行動する人間らしさもまた魅力的に感じた。

タクシードライバー(1976年製作の映画)

3.3

混乱させられて振り回されてた。
見終わっても混乱している。それこそがトラビスの主観的な思考の見せ方なのか。全て彼の妄想にさえ見えてしまう。

私の映画経験の少なさもあるのか。理解には時間がかかりそう。

カメラを止めるな!(2017年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

めちゃめちゃ笑った。
笑いたい時に見るよが良い。

ジョーカー(2019年製作の映画)

3.8

精神異常な犯罪者の視点で世界が描かれていて恐ろしさを感じた。彼がどうなってしまうのか、結果がわかっている分、どこでリミッターが外れてしまうのかハラハラさせられる。そして必ずその時は来る。
劣悪な社会情
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アリー/ スター誕生(2018年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

悲しかった。

アリーがスターになる話。

元々トップスターだったジャックに見初められてアリーはいきなりビッグステージにあげられる。
このシーンは震えが止まらない。まさにスターが誕生した瞬間。

その
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帰ってきたヒトラー(2015年製作の映画)

4.5

歴史は繰り返す。
今の世界的なナショナリズム、ポピュリズムへの傾倒に警鐘を鳴らすような作品。

あまり深く考えず、面白いからとか、斬新だからとかそんな単純な理由で、危機感なんて感じずに祭り上げてきた結
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恋は雨上がりのように(2018年製作の映画)

4.3

大人になるってなんなんだろう。
自分の好きなことに真っ直ぐに生きていくことの難しさ、美しさを教えてくれる映画。
あと小松菜奈の美しさを教えてくれる映画。
エンディングのフロントメモリーのカバーも素晴ら
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ボヘミアン・ラプソディ(2018年製作の映画)

4.8

このレビューはネタバレを含みます

あっという間の2時間半。
人生全てが上手く行くわけではないけれど、素晴らしい家族、友人に支えられた圧倒的な天才が作り出す名曲に感動せずにはいられない。
最後のwe are the championsは
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ミックス。(2017年製作の映画)

3.2

卓球である意味は特に感じられなかったが、テンポの速い王道ストーリーにコメディ要素が加わり、楽しく見ることができた。
何より新垣結衣がかわいい。
永野芽郁もかわいい。

ラ・ラ・ランド(2016年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

夢のために走り続けてきた2人。
2人が出会うことがなかったらお互いの成功はなかったんだろう。
でも夢のためには諦めなければいけないこともある。
1番の夢は叶えたものの、それに引き換え失ったものも大きい
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溺れるナイフ(2016年製作の映画)

3.9

小松菜奈がかわいい。
夏目の中で神格化されていくこうちゃん。人間はそんな感じで記憶を美化して、今を生きているのかもね。
映像もすごく美しい。
あと小松菜奈がかわいい。

岳 -ガク-(2010年製作の映画)

4.2

山の美しさ、恐ろしさを感じながら、生きていることの素晴らしさを感じた作品。
山に登りたい。

ぼくらの七日間戦争(1988年製作の映画)

4.0

青春映画。
夢のような物語。非現実さが青春を際立たせる。あの頃憧れていたような世界を思いきりよく表現していて気持ちがいい。
大人(親、先生)との戦争の中で、友達との争いもあり、恋愛もあり。子供の殻をぶ
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渇き。(2013年製作の映画)

4.5

なんでもありのめちゃくちゃ映画。

登場人物全員がぶっ壊れていて、あまりの非現実さに引き込まれる。ぶっ壊れていて、というよりかは主人公かなこに壊されていく世界が生々しくグロテスクに描かれている。

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