てぃんぽくんさんの映画レビュー・感想・評価

てぃんぽくん

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ゴーストキラー(2024年製作の映画)

4.3

べいびーワルキューレチームの最新作。阪元監督は今回は脚本を担当。監督は別の方。
いつも通りの本物にこだわったキャスティングと小粋なバディ同士の掛け合いで大満足。
爽快感溢れるアクションは秀逸だったけど
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アマチュア(2025年製作の映画)

3.7

今時珍しい大作系ハリウッドサスペンス。
ぼちぼち楽しめるが、はっきり言って古臭い。
同じ懐古主義的作品でもフォールガイと違って、ただかつてのテイストのリバイバルを見せられた印象。
今の観客がみて楽しめ
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ウィキッド ふたりの魔女(2024年製作の映画)

4.1

ミュージカルがよく知られた作品の映画化。歌や踊りのシーンも多いがストーリーが骨太なので楽しめるはず。
今期アカデミー賞候補の中では一番みんなが見て面白い作品では。名も無きもの以外娯楽性がまるで無かった
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ビーキーパー(2024年製作の映画)

3.9

ジェネリックイコライザーとも言える、勧善懲悪オッサン無双作品。
得られるものは何もないが、明るく楽しめる。
最初の破壊行為までは息もつかせない展開も、中盤以降はちょっと中だるみ。期待しすぎなければ楽し
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おいしくて泣くとき(2025年製作の映画)

3.3

露骨なお涙頂戴を狙った商業作品。しかも出来はかなり酷い。
演技も脚本も薄っぺら過ぎて、起きるシーン一つ一つに失笑してしまう。
キャラ一人一人が浅はかなステレオタイプで、人間としての深みがまるでない。
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ネムルバカ(2025年製作の映画)

4.7

原作未読。監督前作は視聴済み。
今のところ今年一番の面白さ。
べいびーわるきゅーれの阪元監督の最新作。
今回は原作あり、インディーロックバンドのお話。阪元監督の持ち味と思われる、解像度の高い若者像、本
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教皇選挙(2024年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

面白かった。今期アカデミー賞候補の中では個人的にはノーアザーランドに次ぐ面白さ。
ローマ教皇選出選挙を題材にした、緊迫感あふれるドラマ。
新教皇選出までの流れは非常に楽しめたがオオオチは蛇足と感じた。
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カイジ2 人生奪回ゲーム(2011年製作の映画)

3.6

原作既読、劇場公開時以来の再鑑賞。
1以上にバリバリの原作改変作品だが、作り手の意図が感じられ、これはこれで面白い。
中でもチンチロをほぼ全面カットしたのは大英断。もちろんチンチロも名シーンが多いが、
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ノー・アザー・ランド 故郷は他にない(2024年製作の映画)

4.5

アカデミー賞長編ドキュメンタリー賞受賞の傑作映画。イスラエル、パレスチナ問題を西欧社会では描かれ辛いパレスチナ側視点から描く。
途中まではこれはパレスチナ側からの一意見、程度に観ていたが、入植者の暴虐
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カイジ 人生逆転ゲーム(2009年製作の映画)

3.8

原作既読、劇場公開時以来の再視聴。
映画として面白くなるなら原作はガンガン改変すべき派だが、限定ジャンケンの奥深さをここまで浅はかにしたのはいかがなものか。戦略性ほぼ無いやん。
鉄骨渡り以降はこれはこ
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トイ・ストーリー2(1999年製作の映画)

4.0

2025.50金曜ロードショーの録画にて。
相変わらずのハイクオリティアニメ。
1に比べてウッディもバズも嫌な面が無くなり、キャラクターとして完成した感。跳ねた面白さは無いけど安心して見ていられる。

スラムドッグ$ミリオネア(2008年製作の映画)

4.5

スゲー、大傑作!
舞台はインドだが監督はトレインスポッティングの人で中身は欧米映画。音響のセンスの良さはさすが。
主人公が自分の意志で進む、最終問題からラストシーンの展開は圧巻。
ライフラインをこう使
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博士の異常な愛情 または私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったか(1964年製作の映画)

4.0

白黒映画、往年の名作も今見ても全然疲れない。コメディであることを念頭において視聴を。
戦争の原因となる人々を愚かで滑稽に描くことで反戦のメッセージを出したかったんだろうな。
当時は冷戦真っ只中。ここま
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雨あがる(1999年製作の映画)

4.0

めっちゃいいやん、、、
宮崎美子が啖呵を切るシーンが最高。
昔ながらの日本人の、美的感覚が詰まってる。
90分映画の中でかなり好きな方かも。

地下鉄(メトロ)に乗って(2006年製作の映画)

3.9

20年前のテレビ映画。
スコアめちゃ低いし期待してなかったけど普通に面白いじゃん。時代の変化で人物の裏側が見えてくる手法はよくある展開だけど、大沢たかおなどの実力派俳優の名演で楽しめる。
ちょっと展開
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バービー(2023年製作の映画)

4.3

公開時の評判の悪さで警戒してたけどめちゃくちゃ面白いじゃん。
バービー人形をテーマにしたコメディの体裁を取っているけどメッセージ性はかなり強め。
露骨なジェンダー論はどうかと思ったけど、そこから掘り下
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駒田蒸留所へようこそ(2023年製作の映画)

4.1

お仕事ものアニメとしてとても素晴らしい出来。
アニメという表現手段を取ってはいるが普段アニメを観ない層の方が響くのでは。
仕事って一生懸命やらないと楽しさは見えてこないよね。主人公の心境の変化は社会人
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はたらく細胞(2024年製作の映画)

3.8

原作未読。ぼちぼちの出来のエンタメ作品。
細胞を擬人化して苦労を描くというアイディア一本の映画なのでストーリーは単調。
暇な時に集中力を使わずに見て楽しむ分には。

桐島、部活やめるってよ(2012年製作の映画)

3.3

つまらなかった。
学生コミュニティの嫌な部分はとても良く描かれていたと思う。
ただ、現実の世界はこんなに浅はかなのか?と疑問に思ってしまった。
陰キャはみなジメジメして、陽キャに憧れながらも受け容れら
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名もなき者/A COMPLETE UNKNOWN(2024年製作の映画)

3.8

偉大なミュージシャンの半生を映画化しましたよシリーズの中ではちょっと淡白な印象。
ボブ・ディランのキャラって掴みどころが無いし、マイケル・ジャクソンやクイーンに比べて薄味になるのはしょうがない。
にし
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アルドノア・ゼロ(Re+)(2025年製作の映画)

1.5

2025.40.つ、つまんねぇ〜~!!!
比喩無しで百点満点で10点くらい。
ファスト映画かと思うくらい雑で抑揚のない編集、反面溜めすぎて全く中身のない追加シーン。
こりゃ酷いわ。
そもそも原作の魅力
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ANORA アノーラ(2024年製作の映画)

3.8

うーん、これがアカデミー賞最有力候補?
何が描きたかったかよく分からなかったな。
セックスを中心に語られる人間関係は往年の少女漫画NANAが思い出され、当時から理解できなかった自分としては何じゃこりゃ
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野生の島のロズ(2024年製作の映画)

4.5

ドリームワークスの新作アニメで評判も良く、期待して映画館へ。期待を上回る面白さ。
テーマは育児と成長で、王道のシナリオは良くも悪くもアメリカのCGアニメだなぁ、と言う印象。
それでも丁寧な描写、演出に
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ある閉ざされた雪の山荘で(2024年製作の映画)

3.7

低スコアを事前に確認しており、期待値を上げずに鑑賞。おかげでそこそこ楽しめたけど、、、
人気原作に人気俳優置いとけば低予算でも売れるんだろ?と言わんばかりのクソ演出、クソ映像。
2時間ドラマでももう少
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怪物(2023年製作の映画)

4.5

是枝監督はやはり天才か。
視点を変えることでストーリーの全貌が明かされていく構成は良くあるにしても、これだけグロテスクなホラーが爽やかで希望に溢れた展開に変わっていくのは見ていて気持ちがいい。
メイン
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ブルータリスト(2024年製作の映画)

3.6

215分という長さをみた途端、「これは監督の言いたいことをまとめたら長尺になっちゃったタイプの名作だろ!」と名作を期待した僕。
オープニングで流れるA24の文字で嫌な予感。結果嫌な方の予感が大当たり。
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新劇場版 頭文字D Legend3 夢現(2016年製作の映画)

4.0

かつての名作を高いクオリティでリメイク。このクオリティなら10年後も楽しめるのでは。
ただ価値観があまりに変わった現代、この手の不良カルチャーの作品が受け入れられるのかという疑問も。
原作世代のオジサ
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新劇場版 頭文字D Legend2 闘走(2015年製作の映画)

3.9

1作目に続いて安定のハイクオリティリメイク。
古臭いユーロビートを廃して最近のロックで纏めているのは英断と思うが、結局原作世代しか見ていないから叩かれてるんだろうな。
若い世代の感想が聞きたい。

ちいさな英雄 カニとタマゴと透明人間(2018年製作の映画)

3.7

これ自体が短編映画だが、中身はさらに3分割されたショートムービーの寄せ集め。
一本15分ほどでかなりチャレンジグな内容なのに、中身は割と凡庸。絵と音楽はすごいのに肝心の話がつまらない。
個人的には透明
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新劇場版 頭文字D Legend1 覚醒(2014年製作の映画)

4.0

画質が悪くて鑑賞に耐えなかった、伝説のアニメを現代の技術でリメイク。
我々世代からするとマスターピースが出来上がったことに感動も、今の若い世代はこの作品にどんな感想を抱くんだろうか。
楽しんで見てくれ
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アメリカン・フィクション(2023年製作の映画)

4.4

2025.30。面白い!
アメリカ社会で恐らく根深い問題であろう人種差別を、黒人視点で風刺たっぷりに描くブラックユーモアコメディ。
人種だけで文化的嗜好を決めつけられるのはゾッとする話だが、アメリカで
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キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド(2024年製作の映画)

3.6

アベンジャーズはエンドゲームまで視聴、CAシリーズは未視聴で鑑賞。楽しめない内容だった。最低限CAシリーズは見てないとポカンとする作り。
mcuの事前作予習必須の作りってどうなんやろな。
駄作も見ない
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シン・エヴァンゲリオン劇場版(2020年製作の映画)

3.3

終始眠かった。懐古主義のファン向けかな。
登場人物はみなキモい説明ゼリフを独りで呟きまくるのに、全く意味が分からない電波仕様。
根幹の設定が説明不足過ぎる。
人間的魅力にかけるキャラクター。登場人物が
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ポリスストーリー2/九龍の眼 クーロンズ・アイ(1988年製作の映画)

3.8

相変わらずの命がけ、爽快感ばっちりのアクションの連発。でも傑作の1と比べるとどうしても見劣りしちゃうよなぁ。

クレイマー、クレイマー(1979年製作の映画)

3.8

スコアは暫定、MXテレビの編集版を吹き替え、録画で。
ファミリードラマとして父子の絆に感動も、最後の展開は唐突すぎて???
編集版だからかな?要再視聴。

ファーストキス 1ST KISS(2025年製作の映画)

4.1

予告編通り、露骨に泣かせにかかってくる商業作品。が、嫌らしさはあまり無く、テーマの夫婦間の感謝は共感できて普通に泣けた。
エンドロールみてびっくり、これも塚原監督か。製作ペースが早いのにどれも良作です
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