てぃんぽくんさんの映画レビュー・感想・評価

てぃんぽくん

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劇場版 SPY×FAMILY CODE: White(2023年製作の映画)

3.8

原作の世界観で無難に映画化しました、と言う感じ。大分子供を意識した作り。ボチボチのエンタメ。

すばらしき世界(2021年製作の映画)

4.5

現代の善悪観に踏み込んだ、とても良い作品だった。
レールから外れてもがく人間の言い分、レールに残るために自分を殺す人間の言い分、どれもが深く心に響く。
様々な美しさがある一方、大勢でレールから外れた人
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聖☆おにいさん(2013年製作の映画)

3.3

ゆるふわ系の原作をどう映画にまとめてくるの??と疑問に思いながら観たらただただ90分ゆるふわを垂れ流すだけだった。
これ映画でやる必要ある?????

劇場版 SHIROBAKO(2020年製作の映画)

4.2

よくできたテレビアニメ版の正当な続編劇場映画。
大枠の流れはアニメと一緒だが、完全新作ストーリーでアニメ版の良さを再抽出したような内容。
ラスト、劇中作のクオリティの素晴らしさで展開を代弁する手法は、
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ある男(2022年製作の映画)

3.8

脚本や音響は非常に良かったが、所々のテレビドラマっぽい過剰な説明と安っぽい演出に辟易。無難に纏めました、みたいな映画でこれが日本アカデミー賞と言われると、、、
ちゃんとした映画のスタッフで作ってほしか
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ハングオーバー!!! 最後の反省会(2013年製作の映画)

3.9

1、2は全く同じ内容。3も同じネタで攻めてくると思いきや、全然違う展開なのか笑
前作までで広がった世界観に決着をつけるような内容だった。製作陣、この世界観よっぽど好きだったんだろうな。

ハングオーバー!! 史上最悪の二日酔い、国境を越える(2011年製作の映画)

3.9

前作とほぼ流れは一緒。何のひねりもない低俗系コメディとしてとても楽しめる内容。疲れた時にぜひ。

ポテチ(2012年製作の映画)

3.9

2024.140.静かで爽やかな短編映画だと思ったけど、どう考えても魅力的なキャラクターたちが深く描かれないのが不思議だった。
長編小説の抜粋なのね。原作も観てみたい。

ロストケア(2023年製作の映画)

4.3

他人事と思えない年齢になってこそ響く映画だと思う。
答えが出ない問題に切り込んでいった監督と、愛と哀しみに溢れた演技の松山ケンイチに拍手。

スピード(1994年製作の映画)

3.9

往年のヒット作。今見るとご都合主義の連続で多少辟易とするが、スリル満点のアクション映画としてぼちぼち楽しめる。
サンドラ・ブロック綺麗だねー。

ドラえもん のび太の海底鬼岩城(1983年製作の映画)

3.8

少年時代ぶり。リメイクの最近のドラえもんは押し付けがましく綺麗事全開でキツかった。
昔の作品は今見るとどうなのか、気になったので鑑賞。
やっぱこっちの方が100倍マシだわ。
もちろん演出は古臭いのだが
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ウインド・リバー(2017年製作の映画)

3.8

社会問題をテーマに下実話ベースとのことだが、展開は良くある悪人ザマァ系。
深いテーマを主軸に描くわけでもなく、エンタメとしても弱い。
可もなく不可も無い、すぐ忘れそうな作品だなぁ。
雪のアメリカがただ
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最高の人生の見つけ方(2007年製作の映画)

4.2

すごくノッキンオンサヘブンズドアぽいけど、こっちの方が良くも悪くも大衆的で親しみやすいかな。
想像の範囲は出ない展開だけど、見終わってすごく爽やかな気分になった。
人生に感謝を。

aftersun/アフターサン(2022年製作の映画)

4.0

スコアは暫定。
一通り集中して鑑賞も、全体的なセンスの良さや違和感は伝わっても正直意味は伝わらず。
解説サイトを見て、あー、なるほどなと。
状況をすべて理解したうえでもう一度見ると高評価の理由が分かる
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六人の嘘つきな大学生(2024年製作の映画)

3.7

脚本やテーマは悪くなさそうなのに、ところどころ滑って見えるのは役者の演技のせいなのか、監督の演出のせいなのか。特に真犯人の動機の独白はヒドく、こんなもん誰も共感出来んだろ。
脚本を貶して演技を褒めるレ
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正体(2024年製作の映画)

4.1

脚本は割と想像がつく範囲で、どちらかというと単純。警察の描かれ方もちょっとあり得ないくらい雑な悪役扱い。
それでも爽やかにまとめて感動的な出来栄えになっている点は、監督の力量が大きいように思った。
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カモン カモン(2021年製作の映画)

3.9

良くも悪くもA24らしい。音楽と映像を駆使して美麗な雰囲気づくりはさすがだが、難解で気楽に見られる作品とは言い難い。
個人的には孤独な主人公が救われていく物語と捕えて鑑賞。
こう言う独特な機微が描かれ
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パリタクシー(2022年製作の映画)

4.1

2024.130。フランス映画らしいアイロニーに溢れた脚本と、センスに溢れた演出のヒューマンドラマ。ラストシーンのセンスの良さ凄いな。

そして、バトンは渡された(2021年製作の映画)

4.1

所謂どんでん返し系で、大オチ自体は予測がつくと思うし、ありがちな展開。ただ、登場人物一人一人の愛情は美しく、見終わってとても優しい気持ちになれた。商業ヒットを狙って作られた作品だと思うが、見て損はない>>続きを読む

ドロステのはてで僕ら(2019年製作の映画)

4.0

リバー、流れないでに続いて鑑賞。
低予算映画ならではの、アイディアとユーモアにあふれている。
短時間作品と言うこともあり、気楽に見られるのは○。大ヒットはしないジャンルと思うが、これからもこんな作品が
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君の名は。(2016年製作の映画)

4.5

シンプルに名作。新海誠特有のクサさはあるものの、暴走しすぎずキレイに終わる。ご都合主義が過ぎるかもしれないが、面白いから良いじゃないか。
一点、劇中歌の一番の名曲は前前前世だと思うが、何気ないシーンで
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映画ドラえもん 新・のび太の日本誕生(2016年製作の映画)

3.7

原作は少年時代に鑑賞。名作を現代風にアレンジして再構成したことに意義はあると思うが、こんなに安っぽくて臭かったか??
いつの間にかドラえもんが都合の良い教育用アニメになってしまったんだなぁと辟易。
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インセプション(2010年製作の映画)

4.8

10年ぶり二度目の視聴。
何度見ても面白い。長時間を忘れさせる大傑作。
この頃のクリストファー・ノーラン作品は多少小難しくとも最低限の理解力があれば十分分かるし、何より観客を楽しませる気概が伝わってく
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リバー、流れないでよ(2023年製作の映画)

4.0

MONDAYSのような、低予算のタイムループ映画。アイディアや視聴感はよく似ているが、こちらの作品は単純に貴船の素敵な街並みが魅力的。
90分弱の映画だし、気軽に楽しめる良作。

ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ(2024年製作の映画)

3.7

酷評が頻発した作品と理解した上でかなりハードルを下げて視聴。途中まではミュージカル調の演出に違和感を覚えつつ、普通に前作に繋がる名作と思ってはいたものの、、、
最後まで見て低評価の理由はこれか、と納得
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侍タイムスリッパー(2023年製作の映画)

4.3

インディーズ映画が久々の大ヒットとのことで、カメラを止めるな!の再来扱いされている作品。
共通点は低予算作品と言うことくらいで、こちらは侍の行持を描いた時代劇コメディー。
時代が変わっても変わらない男
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ジョジョ・ラビット(2019年製作の映画)

4.6

ナチスをテーマにした戦争映画だが、心優しい少年の目線から物語を描いている点が秀逸。ラストシーンは終わり方は、まさにこの作品ならでは、という印象。
ガッツリ戦争映画を期待すると肩透かしを喰らうが、独自の
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イエスマン “YES”は人生のパスワード(2008年製作の映画)

4.0

2024.120。コメディタッチだが、制作側の哲学が感じられる良作。
長く生きるほど、他人や環境を肯定的に受け入れることの大切さを日々痛感するようになる。
これからの人生、こんな風に生きたいもんだ。

スクール・オブ・ロック(2003年製作の映画)

4.3

公開当時には既にダサいとされていた、オールドロックへのリスペクトに溢れた音楽映画。
「天使にラブソングを」にも近しい点もあるが、ダサくて時代遅れな音楽で団結していくこちらはより心に響く。
そりゃないだ
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人生クライマー 山野井泰史と垂直の世界(2022年製作の映画)

3.9

日本の著名な登山家をテーマにしたドキュメンタリー映画。登山趣味だが、山野井氏の山への愛は異次元レベルに感じる。
達成感のためだけの挑戦の数々は、多くの人の心に響くところがあるのでは。

ベイビーわるきゅーれ ナイスデイズ(2024年製作の映画)

4.2

シリーズファンの期待を裏切らない面白さ。
今回も動ける役者を使ったバリバリのアクション多数。単純なストーリーでここまで楽しめるのは監督の手腕。
池松氏がこれほどアクション映えする役者だとは知らなかった
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縞模様のパジャマの少年(2008年製作の映画)

4.0

悲しい物語。生まれだけで人を判断する理不尽は今後いかなる形も許してはいけない。
我々戦後世代にとってホロコーストはイマイチピンとこない。こんな酷いことを人間が出来るなんて信じられず、事実ではなかったと
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マスカレード・ナイト(2021年製作の映画)

3.8

つまらなくはないけど、典型的なドラマスタッフが作った映画って感じ。
エンタメ路線を否定する訳では無いが、もっと映画として挑戦して欲しい。
可もなく不可もない作品作るなら、2時間ドラマで十分では。

ジョン・ウィック:パラベラム(2019年製作の映画)

3.9

前半がつまらなかった前作と比べて、今回はのっけから延々とスタイリッシュなアクション。
2時間延々とアクションが続くのもどうかと思うが敵キャラも立ってたし、ボチボチ面白い。

ぼくが生きてる、ふたつの世界(2024年製作の映画)

4.6

日本版コーダとも言える、ろう者の家族を描いたドラマ。価値観や家族観を日本に置き代わり丁寧に描かれているので、二番煎じ感は一切無い。
コーダも良かったが、日本人特有のシャイな家族愛が描かれているので、我
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あの人が消えた(2024年製作の映画)

4.0

前半は微妙だなーと思っていてみてたけど、なるほど、数年前に流行った某邦画のオマージュ系なのね。
二転三転する展開はなかなかの面白さ。
最後の主人公が実は、、、は伏線あった?それ以外は映画見慣れている人
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