ちんたさんの映画レビュー・感想・評価

ちんた

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ゴジラxコング 新たなる帝国(2024年製作の映画)

3.4

お金のかかった昭和末期のゴジラ作品を観たぜ!というくらいにモンスターバトルに振り切った作品。
地下世界の設定があまりにも便利過ぎて、ファンタジーの領域まで突っ込んでいるのが卑怯過ぎ。あんなの無限に都合
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異人たちとの夏(1988年製作の映画)

4.0

両親との交流を丁寧に描ききっており、ただのお涙頂戴になっていないところが好印象。ラストホラーになってしまうのは、お、おうとなるが、序盤から伏線はしっかり張っていたので、描写はともかく唐突感はあまりない>>続きを読む

寝ても覚めても(2018年製作の映画)

3.8

麦との出会いや、キスシーン、雨の追いかけっこなどハッとさせられるシーンが多く、映画的瞬発力に溢れた作品。朝子の行動原理が腑に落ちないが、瞬間、瞬間の映画的魔の空間と納得させられる。

カラオケ行こ!(2024年製作の映画)

3.8

紅だぁぁぁぁぁ!
原作も大好きだがプラスの部分もとても良い。
映画部の上映が『白熱』から始まるのもツボ。あとは『カサブランカ』『三十四丁目の奇蹟』『自転車泥棒』。
エンディングはリトグリの『紅』だが、
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クラユカバ(2023年製作の映画)

3.8

神田伯山はあり。
とにかく美術が魅力的。音楽も好調。
展開は駆け足も駆け足だが、もう少しこの世界に浸っていたかった。

釣りバカ日誌2(1989年製作の映画)

3.3

BSジャパンで土曜の夜にひたすら釣りバカと寅さんを流してくれているおかげで、なんとなく展開もわかる。ベタベタな展開だが、不思議と笑いがこみ上げる。
現代ではとても採用できないセリフの数々は、これを面白
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ゴジラvsコング(2021年製作の映画)

3.6

本当にっストーリーはどうでもよい。と、割り切ってゴジラVSコングに浸れるかが分かれ目。コングが加わって、ますますモンスターが演技しだす、しかも実際の役者を差し置いて。
人間で印象に残るのは小栗旬の白目
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ゴジラ キング・オブ・モンスターズ(2019年製作の映画)

3.9

ストーリーなぞかなぐり捨てて、ゴジラ対キングギドラに全振りの姿勢が潔い。まあ、かなぐり捨てたぶんストーリーが足を引っ張りまくっているのだが。
前作の『GODZILLA ゴジラ』では流れなかった伊福部マ
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キングコング:髑髏島の巨神(2017年製作の映画)

3.9

コングが大暴れな快作。『地獄の黙示録』よろしくな大ヘリ編隊との大決闘は血湧き肉躍る。中盤以降の他クリーチャーがどんどんでる展開も楽しめる。
モンスターバースも本作から本格化。エンドクレジット後のオマケ
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GODZILLA ゴジラ(2014年製作の映画)

3.4

記念すべきハリウッド第一作目。ん、イグアナは放っておいていいよ。
本作の問題点は、とにかく夜間、雨が多く、ゴジラの全容がほとんど分からないこと。日中全身なんてラストの海に帰るところぐらい。ムートーはバ
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金星怪獣の襲撃(1968年製作の映画)

2.5

うーんこれはつらい。コーマン御大がソ連製『火を噴く惑星』をローカライズ、もともと硬派なトンデモSFだったが、なんだかよく分からん映画に仕立て上げた一品。

無頼(2020年製作の映画)

3.0

戦後昭和史とともに一人のヤクザの人生を描く。年代が変わるたびに印象的な事件、出来事の報道がなされる親切設計。時代ごとにシノギが変わっていくのは愉快、ヤクザ界で流行のシノギが俯瞰できる。

Weathervane(原題)(2010年製作の映画)

-

『オオカミの家』ホアキン・コシーニャの短編アニメーション。DVD収録の邦題は『風見鶏』。

オオカミの家(2018年製作の映画)

4.2

ストップモーションの新たな地平を示した快作。家そのものが巨大なキャンパスとなり世界を飲み込む。
描写は終始不穏、好き嫌いは分かれる作品。
コロニアについては不勉強なので何かしらの映像媒体で知識を得て再
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ビー・バップ・ハイスクール 高校与太郎哀歌(1986年製作の映画)

3.3

キャスト陣もこなれてきた。アクションも小気味よいテンポで描かれており、見所満載。

燃える惑星 大宇宙基地(1960年製作の映画)

2.5

時代を考えると描写としては十分なのだが、いかんせんストーリーが盛り上がらない。モンスターもメインところとは絡まずじまい。真面目過ぎるんだよなあ。コーマンがコッポラにローカライズを任せた作品として有名。>>続きを読む

フリークス(怪物團/神の子ら)(1932年製作の映画)

3.3

なかなかここまでの役者は集められないような作品。ラストの雨中の行進はホラーを狙った演出だよな。
編集が多少違う『怪物團』も視聴、

黄金(1948年製作の映画)

4.3

ボギーの疑心暗鬼にとらわれた演技が最高。が、いいところはウォルター・ヒューストンがかっさらっていく。胸のすくラストの高笑いは忘れられない。

フリードキン・アンカット(2018年製作の映画)

-

『キラー・スナイパー』にもしっかり言及されていてうれしい限り。
出演者は錚々たる面々。ディミアン・チャゼルやウェス・アンダーソンといった若手のフォロワー(チャゼルは困惑気味だったが)から、アルジェント
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恐怖の報酬 オリジナル完全版(1977年製作の映画)

4.4

紡がれるスリルの連続、それにどんどん疲弊していく4人の男たち、わずかな希望が見えた先にある絶望。日本でのメインビジュアルにもある吊り橋のシーンはもう少しマイルドにならなかったのかと心配になるほど。撮影>>続きを読む

キングコング対ゴジラ(1962年製作の映画)

3.5

ゴジラは本作からエンタメ路線へ。ゴジラの造形もかなり異彩をはなっているが、これはこれで好き。『キングコング』のストーリーを下敷きにしているのでわちゃわちゃした展開になってしまっているのはご愛嬌だが、ゴ>>続きを読む

魔女の宅急便(1989年製作の映画)

4.2

数々の作品で言及されてきた空への宮崎駿の憧憬。

恐怖の報酬(2024年製作の映画)

2.6

もっともっと絶望的なシチュエーションを!
すんなり行き過ぎですぜ。同名2作品を見直して作り直して下さい。

オッペンハイマー(2023年製作の映画)

4.5

世界で初?会話劇なのにIMAX鑑賞推奨作品。
ノーラン作品は時系列をいじったり、あえて説明を省いたりなどとにかく分かりづらいことで有名だが、本作もご多分に漏れず一本道でない時系列、膨大な登場人物と「い
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デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 前章(2024年製作の映画)

3.8

高品質なSF青春劇と思わせて、終盤からこれどうなっちゃうんだあーとなだれ込む展開にガクガクしながら鑑賞。後章も楽しみ。
浅野いにおのあのキャラたちがそのまま動くというのは、うれしい限り。
正直、幾田り
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怪談昇り竜(1970年製作の映画)

3.4

怪談?要素はあったかなあ。
石井輝男らしい不必要とも思える過剰なエログロ要素が散見されるし、梶芽衣子の美しいたたずまいはうれしいのだが、土方巽!この御大が出てくるだけで全てかっさらっていく。モグモグ、
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TENET テネット(2020年製作の映画)

4.0

いまだに理解しきれない設定群。あたまカチコチでは理解が追いつかない。ただこの映画がすごいところは、こんな設定の映画を作りたいと思ったことを実現させているところ、しかもこの規模で、アクション満載で。時間>>続きを読む

ダンケルク(2017年製作の映画)

3.7

異なる3つの時間軸で進行、ラストで交わりまた離れていくと相変わらずの複雑さ。ただ時間軸の設定が分かっていれば巧みな編集で作り上げられているので混乱するようなことはない。
ダンケルクからの撤退ということ
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インターステラー(2014年製作の映画)

4.3

物理学の難しい用語が飛び交うが、全ては愛に帰着するノーランにしては珍しくシンプルな作品。
IMAXを前提として画角が激しく入れ替わるがテレビモニターでは全く違和感なく鑑賞できる。が、いまだにIMAXで
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インセプション(2010年製作の映画)

4.2

『ダークナイト』が全くヒットしなかったので、あれ?この監督すげーんじゃない?とようやく日本にも認知された作品。ケン・ワタナベのおかげでもあるが。国内興収ではまだこれが1番かな。
夢、アイディア、時間と
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(2023年製作の映画)

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カンバーバッチの動かない、できるだけでしゃべらないの演技が秀逸。

ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

3.9

公開日にはしごして以来3回目の鑑賞。
予算のつきない山崎貴は最高。
高雄はもっと活躍して欲しかった。すぐに爆散しちゃったからなあ。ただその後の駆逐艦に予算がまわったからよしとする。
松本シネマライツ、
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