ちんた

ダンケルクのちんたのレビュー・感想・評価

ダンケルク(2017年製作の映画)
3.7
異なる3つの時間軸で進行、ラストで交わりまた離れていくと相変わらずの複雑さ。ただ時間軸の設定が分かっていれば巧みな編集で作り上げられているので混乱するようなことはない。
ダンケルクからの撤退ということで、大規模な陸戦があるわけでもなく(実際はドイツの侵攻を阻むための防衛戦はあるのだろうが本作では徹底的に排除されている)逃げたい、助けたい、守りたいという視線で統一されているため、印象としては地味といえる。これは監督のフィルモグラフィが影響しているのだが、いつかノーラン版『プライベートライアン』的な戦争映画も観てみたいと思うのは、自分だけではないだろう。
地味と評したが、音響、映像ともにこりにこりまくっているので、やはりノーラン作品。
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