mustさんの映画レビュー・感想・評価

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必ず戻ってきます。

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髪結いの亭主(1990年製作の映画)

3.4

理容師の女との結婚という夢を叶えた男の物語。
サクランボの飾りがついた毛糸の海水パンツ、少年が性に目覚める瞬間、あまりにも唐突なプロポーズ、光を捉えた映像…フランス映画特有のセンスに溢れている。
何よ
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デート・ウィズ・ドリュー(2004年製作の映画)

3.6

仕事もない彼女もいないドン底の27歳の青年ブライアンが、憧れの女優ドリュー・バリモアとのデートを実現させようと奮闘する過程を捉えたドキュメンタリー映画。
監督はブライアン本人、資金はテレビのクイズ番組
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ジョゼと虎と魚たち(2003年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

普通の大学生と世間体を気にする祖母によって社会から隔絶された脚の不自由な少女ジョゼとの恋愛を描く。
衝撃的な二人の出会い、台所の台から飛び降りるドスンという音、憎まれ口を叩くジョゼ、スケボーを装着した
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ファイティング・ダディ 怒りの除雪車(2014年製作の映画)

3.0

最愛の息子をマフィアに殺された除雪車の運転手ニルスがたった一人で復讐を果たしていくという、ノルウェー発のブラック・ユーモア全開痛快アクション。
無表情で淡々と殺していくニルス、子供を溺愛するマフィアの
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ディーバ(1981年製作の映画)

3.2

憧れのオペラ歌手の盗み録りした歌声と犯罪組織の内幕が録音された2本のテープを手にした青年が、組織の殺し屋と警察に追われながらも歌姫と交流する様を描く。
洗練された美しい映像にただならぬ予感を胸に見始め
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ベニスに死す(1971年製作の映画)

3.8

病に倒れ静養のためヴェニスにやってきた老作曲家が、一人の美少年と出会い一瞬にして虜となる。
アンドレセンの性別を超えた美しさ、マーラーの陶酔を誘う音楽、ヴィスコンティによる退廃的な映像…これぞ映画だ。

切腹(1962年製作の映画)

4.1

回想を織り込みながら徐々に真相を明かす脚本が秀逸。
何より、仲代達矢の迫真の演技に圧倒される。
呆けたような表情での語りから突然高らかに笑い出し、建前だけの武士道に対する強烈な怒りが沸々と込み上げてく
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ギャング(1966年製作の映画)

4.1

フィルム・ノワールの巨匠メルヴィルの傑作。

終身刑の宣告を受け服役していた凶悪犯ギュが脱獄し、仲間とプラチナ輸送車を襲撃して成功するも…。

警察による罠、裏切りの汚名、燃える復讐心、名誉を重んじる
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愛のめぐりあい(1995年製作の映画)

2.5

4都市を舞台に4話からなる愛のオムニバス映画。
アントニオーニとヴェンダースの共同監督作品というので観てみるも、雰囲気だけは何とか伝わったものの…。
ソフィー・マルソー好きな人にはお薦めできるかな。

アタメ(1989年製作の映画)

2.6

精神病院を退院して、これからは真面目に生きると決心した男が早速向かったのは、ポルノ女優が主演するB級ホラー映画の撮影中のスタジオ。
撮影を終えた彼女の後をつけて行き、自宅アパートに着いたところで監禁し
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ジャッキー・ブラウン(1997年製作の映画)

2.1

この中身の無さがタランティーノの真骨頂なのかな。
パルプ・フィクションとの違いがわからない。
この作品もパルム・ドールに値すると思う。

星の子アルフェ(2012年製作の映画)

4.9

「障害を持つ子は可哀想」
この映画を観て、考えが変わった。

5歳の女の子アルフェは染色体異常と知的障害を持つ。
普通学級では受け入れてもらえないというので、一年間だけ一家揃ってスイスのアルプスへ移り
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息子(1991年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

大都会東京で懸命に生きる息子の姿を見て、安心して東北の雪深い田舎へと一人で帰っていく年老いた父親。
家に着いて暖炉に火を入れ、子供たちも小さく妻もまだ生きていた頃の家族団らんの幻を見る。

終わり方が
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オンリー・ゴッド(2013年製作の映画)

2.1

極限まで削り取った台詞、狂気に満ちた雰囲気、挑戦的な暴力描写、小細工なしのプロット、スローモーションの決闘、赤や青のライトに照らされた映像美…どれもこれも失敗しているように思えた。

オールド・ボーイ(2003年製作の映画)

2.7

パク・チャヌク監督による復讐3部作の1つ。
ごく平凡な生活を送っていた男がある日突然拉致され、そのまま15年間もホテルの一室に監禁され続けた挙句に突如解放され、その理由を求め奔走する物語。
終盤の目を
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甘い生活(1959年製作の映画)

2.2

ローマにおける上流階級の退廃的な生活が延々3時間。
今まで3回観た結果、合わないものは合わないなと。

アバウト・シュミット(2002年製作の映画)

4.0

大手保険会社を勤め上げ、定年を迎えたシュミット。
これから第二の人生を楽しもうにも何をすればいいのかわからず、前の会社に顔を出すも邪魔物扱いされ、妻に先立たれた上に手紙から親友との浮気の過去も発覚、娘
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シェフとギャルソン、リストランテの夜(1996年製作の映画)

4.5

アメリカ東部ニュージャージーの田舎町、アメリカン・ドリームを聞きつけやって来たイタリア移民の兄弟が営むイタリアン・レストラン「パラダイス」が舞台。
弟セコンドはギャルソン兼マネージャーとして、職人肌の
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ニルスのふしぎな旅 劇場版(1982年製作の映画)

4.7

いたずら好きの腕白少年ニルスが、妖精に小人にされて動物と会話できるようになり、飛べないはずのガチョウの背中に乗って旅をしていく中で成長していく物語。
人生で初めて観た映画で、当時繰り返し観てた。

死霊の盆踊り(1965年製作の映画)

1.0

これ観終わって時間を無駄にしたと思わない人がいたら教えてほしい。

幸せへのキセキ(2011年製作の映画)

3.2

妻を亡くし、息子との接し方に悩む父親。
母親を亡くし、父親の愛を感じられない息子。
この親子がぶつかり、心が通い合う描写が絶妙。
僕自身、父とは苦労したので余計に心に刺さった。
あと、この味も素っ気も
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禁じられた遊び(1952年製作の映画)

4.5

愛犬を葬ってやろうとする優しいポレット。
彼女の喜ぶ顔が見たくてお墓を作ってやるミシェル。
無邪気に十字架を集めるポレットとミシェルの無垢な姿が、戦争中ですら隣家といがみ合う大人により際立つ。
ポレッ
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街の灯(1931年製作の映画)

4.5

チャップリン演じる浮浪者が、一目惚れした盲目の花売り娘の目を治そうと奮闘する物語。
映画史に今なお燦然と輝く傑作。
こんなに切ない結末、どう消化すればいいんだよ。
観た人は生涯忘れることはないだろう。

ミッドナイト・ガイズ(2012年製作の映画)

2.4

「俗に人は二度死ぬという。魂がその肉体を離れるときと、名前を口にされなくなるときだ…」
アル・パチーノ演じるヴァルが、死んだ仲間への弔辞を即興で謳い上げる場面の台詞。
こんな言葉をサラッと言えるジジイ
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シェフ 三ツ星フードトラック始めました(2014年製作の映画)

3.2

マーティンの陽気さが良い。
「スーシェフになった」という粋な台詞や、トラックを運転中にタマキンにコーンスターチを練り込んだり。
SNSを上手くプロットに組み込んでいる点もグッド。

挫折しても前向きに
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シティ・オブ・ゴッド(2002年製作の映画)

3.9

命の軽さに衝撃を受ける…あまりにも簡単すぎる。
無邪気に笑いながら殺すその姿に残虐性が倍加する。
しかし、暴力で支配した上下関係は容易に崩れる。
貧困や差別に満ちたその環境こそが暴力の無限の連鎖の元凶
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キッチン・ストーリー(2003年製作の映画)

4.0

ノルウェーの寒い冬を舞台に、頑固な独居老人イザックと孤独な中年フォルケの温かい友情がじわりと伝わる。
静かで起伏のない映画なのに、随所に散りばめられたユーモアのおかけで 終始ニヤニヤしっぱなしだった。

戦争のはらわた(1977年製作の映画)

3.8

正直終始退屈に感じていたことは否めないけど、ラストのシュタイナーの高笑いに度肝を抜かれた。
弾倉の装填すらできない名誉欲や自己保身の塊の上官。
これはそのまま他の組織に応用できる。
昇進のことしか頭に
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はじまりのうた(2013年製作の映画)

3.4

音楽プロデューサーのダンがバーでヤケ酒を飲んで酔い潰れていたところ、グレタの歌声が聞こえ、その歌詞に自分の現状がオーバーラップし、やがて聞き入りながらその曲や彼女の魅力を見出だす描写が素晴らしい。
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ワイルド・アット・ハート(1990年製作の映画)

2.3

暴力とsexにまみれた愛の逃避行ロードムービー。
正直、この作品からはリンチの良さが伝わってこない。
もう一度観たら変わるんだろうか。

リトル・ブッダ(1993年製作の映画)

2.9

ブッダの魂を受け継いでいるとされる子供と、シッダールタ王子がブッダとなるまでの半生を交互に描く。
輪廻転生を描いたその神秘さに若干置いてけぼりに。
ベルトルッチ監督の独特の映像美には圧倒された。

ローマ環状線、めぐりゆく人生たち(2013年製作の映画)

2.5

ローマの「GRA」という古びた環状高速道路周辺に暮らす市井の人々の生活を、淡々と静かに美しい映像で捉えたドキュメンタリー映画。
植物学者、ウナギ猟師、救急隊員、没落貴族、車上生活者…それぞれの内面にも
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スタンド・バイ・ミー(1986年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

「たった2日の旅だったが、町が小さく、違って見えた」
「学校で顔を合わすだけの関係に…よくあることだ、友達はでき、また離れていく」
「あの12歳の時のような友達はもうできない…もう二度と」

ラストが
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プレイタイム(1967年製作の映画)

2.2

近未来のパリをひたすらウロウロする様を描く。
パントマイム役者出身のジャック・タチならではの作品となっているが、物語がないので退屈に感じる。

ぼくの伯父さん(1958年製作の映画)

3.3

ひたすら上品なエスプリの効いたほのぼのコメディ。
斬新なデザインのセット、カラフルな色使い、コミカルな音楽、機械化される社会への皮肉…ジャック・タチの真骨頂。

ローン・サバイバー(2013年製作の映画)

3.0

タリバンに対して最も怒りを抱いているのは、他ならぬただ平穏に暮らしたい村人だということに思い至る。

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