奈菜子さんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

奈菜子

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美女と野獣(2017年製作の映画)

3.5

現実とおとぎ話との距離がどんどん近くなっていることを改めて感じました。
フランスが舞台である「美女と野獣」が、英国的な美しさを誇るエマワトソンとダン・スティーヴンスによって演じられていたのは個人的には
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幸せなひとりぼっち(2015年製作の映画)

4.0

ヒューマンドラマというよりむしろ純愛でした。亡き妻ソーニャが素敵すぎました。オーヴェのように、自分をこの上なく愛してくれた人を二度も失ってしまったら、きっと器用に生きていくなんてことはできない。そうい>>続きを読む

アメリ(2001年製作の映画)

3.9

観たら絶対アメリを好きになっちゃいます。スクリーン越しにいたずらっぽい笑みを向けられるたび、共犯者のような気分になってドキドキするでしょう。
自分の中に確立した世界があるほど、現実に自分とぴったりな人
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ライフ・イズ・ビューティフル(1997年製作の映画)

4.2

どんな状況も愛する人を守り抜きたいっていう意志だけは奪い去ることはできない。
私は戦争を知らないけれど、この映画と同じ年に生まれたことを誇りに思う。

レオン(1994年製作の映画)

4.5

この映画のエンドロールにたどり着いてまず最初に思ったのは、こんな哀しい思いは二度としたくないということでした。けれど、この先の人生で私は何度もこの作品を観て、そのうち何度かはラストシーンまで辿り着けず>>続きを読む

彼らが本気で編むときは、(2017年製作の映画)

4.1

久しぶりの邦画
心だけではなく胃袋もがっしりとつかまれました。
毎日川の字になって眠った彼らがどうして家族じゃないと言えるんだろう。
3人の生活(食卓も含めて)は観ていてただただ愛おしかったです。
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グランド・ブダペスト・ホテル(2014年製作の映画)

4.0

好きだ。高すぎたかもしれない期待を裏切ったりはしなかった!!
毒のあるカワイイ色づかいにどっぷり浸り、シンメトリーにぞくぞくする。
美と狂気と笑いが共存する稀有な作品だと思います。
エンドロールまで遊
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素晴らしきかな、人生(2016年製作の映画)

2.3

実力と人気を兼ね備えた素晴らしい俳優陣を揃えておきながら
このような出来になってしまったのには納得がいかない。
もっと心を揺さぶってほしかった。
 ただヘレン・ミレンが最後にお辞儀をして微笑む、あの所
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ラ・ラ・ランド(2016年製作の映画)

4.8

この映画を観たならば
夢に向き合うときに感じる怖さでさえも愛おしく思えるはず
ミアのように夢を追い続けたいと思うし
セブのように時には自分の夢もかえりみず大切な人の夢を支えてあげたいと思う

音楽とダ
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薬指の標本(2004年製作の映画)

4.2

どの場面も画としての色彩が完璧に整えられていてしびれる
部屋の色調、主人公のファッション、そして彼女の靴の魅惑的な赤色、
フランス映画のセンスのよさというか美意識を随所に感じられた
小川洋子さんの原作
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リオの男(1964年製作の映画)

3.4

面白かった~
にやにやしながら安心して観てられる
テンポはイマイチだし
会話もそんなに小洒落てないけど  
不思議と飽きない

観客を楽しませるという目的は大前提なんだろうけど
手段のためなら目的を選
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マリアンヌ(2016年製作の映画)

3.9

第二次世界対戦下のラブ&サスペンス
砂嵐の中で結ばれて
最後は豪雨の中で・・・
二人の愛は観てて不安になるくらい激しい 
愛する人をどこまで信じられるか
彼女の写真を使って真実を確かめるために
二人で
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点子ちゃんとアントン(2000年製作の映画)

4.0

ドイツ語の授業で毎回10分ずつみせてもらったため
観終わるのにおよそ4ヶ月を要した笑
けれど
それだけ長く点子とアントンと一緒に過ごせて本当に幸せだった
まず音楽が可愛い
色彩もおもちゃみたいに賑やか
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初恋のきた道(1999年製作の映画)

3.5

ここまでヒロインを大事に撮った恋愛映画も珍しいと思う
現代の恋愛ものの演出に慣れきってる身からすると少し物足りない気もするけれど
彼女が家の外から差し込む光を受けながら
炊事をしたり、織物をしたりする
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アバウト・タイム 愛おしい時間について(2013年製作の映画)

3.8

キットカットがすごく好み
「優しくて、退屈な人」が結局一番幸せにしてくれるのかも
険悪なシーンが1つもなくったって
ちゃんとドラマチックになって退屈させてくれないのが素敵

めまい(1958年製作の映画)

4.6

すごい映画!
ショックでしばらく席を立てなかった

オープニングからしてそうだけど
他の映画にはなかなか無いような演出が多くて
主人公がめまいをおこすシーンはどれも忘れられない
長い映画だけれど後半一
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イーダ(2013年製作の映画)

3.9

モノクロ映画がこれほど色彩豊かだったとは知らなかった
修道女である主人公がドレスをまとい髪を露にする場面は息を飲むほど美しかったし
あの時確かに私の目には彼女のドレスと唇は紅色に映った

彼女が口にす
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PK(2014年製作の映画)

4.0

初インド映画!

インド映画って
映画で表現できるほとんど全てのジャンルを一作につめこんでしまえるんだ!という驚き
恋も歌も躍りも涙も笑いもアクションもシリアスも
まるで歌舞伎みたいに

宗教を主題に
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サンザシの樹の下で(2010年製作の映画)

4.5

1年1ヶ月も待てない
25才になるまで待てない
でも僕は君を一生待つよ

この意味が、この約束があんまりにも悲しくて切なくてどうしようもなかった

二人が見つめあう場面より一方的に見つめる場面の方がお
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大人は判ってくれない(1959年製作の映画)

3.8

押さえつければ押さえつけるほどに子どもは抵抗するしかなくなるのに
大人はそれを判ってくれない

最後に
もう好きになようになさい、と自分を見捨てた「母親」と
見捨てられて向かった先の「海」はフランス語
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Dr.パルナサスの鏡(2009年製作の映画)

-

小学生のころ母親と観たはず

さっぱりよくわからなかったけど
何年もたった今でも鮮明によみがえるシーンがいくつもある
まるで奇妙な夢を見たあとのような感じです

恋におちて(1984年製作の映画)

3.4

不倫ものなのに爽やかすぎてびっくりした
電車のなかでお互いを探すシーンとか高校生かってなってしまう

主役二人もさすがだったけどそれぞれの夫、妻役の俳優さんたちが素晴らしい
不倫して結ばれちゃう二人に
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イヴ・サンローラン(2014年製作の映画)

3.8

壊れそうな美しさが素敵だった
終始悲しげなピアノが流れてたのを今でも覚えてる

最高の人生の見つけ方(2007年製作の映画)

4.1

死を目前にして毅然とした態度を貫くことが理想的だと思っていたけれど
この映画の二人みたいに最期まで顔をしわくちゃにして、笑ったり怒ったりできたら、それこそ最高だな

感動ものってなかなか自分では選ばな
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ゲッタウェイ(1972年製作の映画)

4.0

アクション映画でこんなに楽しめて好きになってしまった作品は初めて。

ティファニーで朝食を(1961年製作の映画)

4.0

観た後に何回も思い出してしまうような素敵なシーンがたくさんあって、映画って上映時間が終わっても続くんだなと思わせてくれる映画

原作のホリーはオードリーじゃ考えられないけど
商業的な成功は間違いなくオ
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太陽(2016年製作の映画)

4.0

まさに心震える映画
ラストが秀逸で劇場ならではの演出が素晴らしかった!

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