あやとさんの映画レビュー・感想・評価

あやと

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ミラベルと魔法だらけの家(2021年製作の映画)

3.5

話の構成が粗く若干のモヤモヤは残るが、音楽性は高く、映像も華やかで綺麗だった。

プリンセスやヴィランは出てこないが、「魔法と音楽の力で何だかんだハッピーエンド」という実にディズニーらしい作品ではある
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ボヘミアン・ラプソディ(2018年製作の映画)

3.4

クイーンのファンという訳ではないが、曲は間違いなく素晴らしかった。歌唱や演奏の再現も見事で、とりわけ最後のライブ・エイドのシーンは目が離せないほどの臨場感と高揚感に満ちていた。

ただ、その他のドラマ
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リトル・マーメイド(1989年製作の映画)

3.6

ディズニーを代表するミュージカル映画ということもあり、歌唱シーンはやはり素晴らしい。美しい声、豊かな演技、思わず口ずさみたくなるメロディーの数々に魅了される。動物達がオーケストラさながらに生き生きと楽>>続きを読む

ONE PIECE STAMPEDE(2019年製作の映画)

3.7

原作との整合性は一旦無視し、とにかく全員集合! お祭り騒ぎ! という感じの映画。キャラの数が多いONE PIECEならではのカオスな作品であり、ある意味でファンサービスの極致とも言える。

そのカオス
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ONE PIECE FILM GOLD(2016年製作の映画)

3.7

FILM GOLDという表題の通り画面が終始金色に輝き、とにかく派手な作品だった。最早恒例となっている映画限定の衣装も可愛くて良い。

今作の敵ボスであるテゾーロは胡散臭くて憎たらしくてあまり好きにな
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ONE PIECE FILM Z ワンピース フィルム ゼット(2012年製作の映画)

4.2

ONE PIECE映画で最も完成度が高いと思う作品。原作の時系列でいうと魚人島から新世界に突入したあたりのお話なので、そこまで視聴した上で本作を観ることをおすすめする。

海賊を憎み海軍にも失望した元
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ONE PIECE ワンピース 3D 麦わらチェイス(2011年製作の映画)

3.0

公開当時の3D映像ブームに乗っかったと思われる実験的な作品。自宅PCの2D映像で観ても画面の奥行きや臨場感にはハッとさせられる。ただ、発展途上の3D技術だとONE PIECEらしい画風、尾田先生らしい>>続きを読む

ONE PIECE FILM STRONG WORLD/ワンピース フィルム ストロングワールド(2009年製作の映画)

3.9

尾田先生が制作の指揮を執るだけでこれほどまでにクオリティの差が出るのかと驚かされる。世界観の魅せ方、キャラの掘り下げ方、ストーリーの組み立て方が非常に巧く、2時間弱の間に冒険のワクワク感やバトルの緊迫>>続きを読む

ONE PIECE ワンピース THE MOVIE エピソード オブ チョッパー プラス 冬に咲く、奇跡の桜(2008年製作の映画)

3.6

チョッパーと麦わらの一味の邂逅を描いたエピソードシリーズ。

正史の時系列ではリトルガーデン後、アラバスタ前にチョッパーが加わったが、本作ではエニエスロビー後、スリラーバーク前に会ったことになっている
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ONE PIECE ワンピース エピソード オブ アラバスタ 砂漠の王女と海賊たち(2007年製作の映画)

3.4

本筋となるシーンは一通り押さえられているものの、やはり枝葉の部分が省かれすぎて感動が目減りしてしまうのは否めなかった。短くまとめるために仕方ないとはいえ、初見の人が本作だけで話を理解するのは難しいので>>続きを読む

ONE PIECE ワンピース THE MOVIE カラクリ城のメカ巨兵(2006年製作の映画)

3.3

ONE PIECEの映画を公開順に視聴しているのだが、前作『オマツリ男爵と秘密の島』や前々作『呪われた聖剣』に顕著だった「こんなのONE PIECEらしくない……」という違和感は払拭され「そうそう、O>>続きを読む

ONE PIECE ワンピース THE MOVIE オマツリ男爵と秘密の島(2005年製作の映画)

2.3

良くも悪くも細田守の色が強かった。自分の作品で好き勝手するのは大いに結構だが、ONE PIECEという原作があってキャラクターのイメージもかなり固まっている中で我を出しすぎるのは自分本位な感じがして好>>続きを読む

ONE PIECE ワンピース 呪われた聖剣(2004年製作の映画)

2.5

個人的にゾロが好きなので期待をもって鑑賞したが、やや不完全燃焼の念を抱いた。ゾロにくいな以外の幼馴染サガがいたというのはまあ良いとして、その幼馴染が妖しい剣を片手に不審な言動をしていたらゾロはきっとそ>>続きを読む

ONE PIECE ワンピース THE MOVIE デッドエンドの冒険(2003年製作の映画)

3.5

冒頭、人々の間をすり抜けるドローンのような一人称視点で街を駆け巡るシーンがあり、一気に作品世界に引き込まれた。20年前のアニメとしてはかなり気合の入った作画だと思う。

また原作のルフィ達は短い言葉を
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劇場版 呪術廻戦 0(2021年製作の映画)

3.9

百鬼夜行の戦闘はスピード感に満ちた作画で迫力があった。キャラクターや技の魅せ方、BGMやSEの入れ方、台詞の選び方などが総じてお洒落で爽快であり、呪霊の気持ち悪さや呪詛師の不気味さを上手く中和してくれ>>続きを読む

言の葉の庭(2013年製作の映画)

3.9

新海誠の瞳に映る世界はこんなにも美しいのかと驚かされる。跳ねる水、光る風、清しい緑、そのひとつひとつが命を宿して輝いている。

構成は新海監督らしいボーイミーツガールの型だが、『君の名は。』以降の神秘
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県庁おもてなし課(2013年製作の映画)

3.1

新たに発足した県庁の「おもてなし課」の職員たちが高知の観光を真剣に考えて奮闘する物語。高知の豊かな自然とノスタルジックな街の描写が良かった。

恋愛模様を織り交ぜる必要があったのかは疑問だが、錦戸くん
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君の名前で僕を呼んで(2017年製作の映画)

3.9

北イタリアの開放的な夏。17歳の少年エリオは、父に招かれ滞在することとなった青年オリヴァーと互いに惹かれ合い、短くも深い絆を結んでいく。

最後の父の発言に作品のエッセンスが詰まっているので、多くを語
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青の炎(2003年製作の映画)

3.9

櫛森秀一は絵を描くこととロードレーサーに乗ることが好きな普通の高校生だった。しかし母、妹との穏やかな暮らしを脅かす元継父(妹の実父)を憎み、病死を装って彼を殺してしまう。家族を想うがゆえに少しずつ狂っ>>続きを読む

映画 オッドタクシー イン・ザ・ウッズ(2022年製作の映画)

3.2

テレビアニメ版の総集編というか、答え合わせのような内容だった。追加の映像もあったのでそれなりに楽しめたが、やはりミステリーとしての切れ味は一段落ちるように感じられる。他愛ない会話のシーンも殆どカットさ>>続きを読む

ONE PIECE FILM RED(2022年製作の映画)

3.9

ディズニー映画並みに歌唱シーンが多く、ミュージカルのような構成。これまでのONE PIECE映画とは一線を画す内容なので、賛否両論が生まれるのは致し方ないだろう。しかし新しいことに挑戦した姿勢を僕は好>>続きを読む

スタンド・バイ・ミー(1986年製作の映画)

4.1

子供の頃には持っていたはずなのに大人になって忘れてしまった様々な感情を思い出させてくれる映画。

自分の住む小さな町が子供にとっては世界の全てで、その閉塞感から抜け出したいと思っているのに、12歳の力
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竜とそばかすの姫(2021年製作の映画)

3.3

歌と作画はとても良かった。しかしストーリーが荒削りすぎて、その感動が半減してしまったように思う。

フィクションである以上、多少の誇張や矛盾があるのは別に問題ない。ただ、鈴の心理描写に納得できないとか
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ローマの休日(1953年製作の映画)

4.2

時代、言語、文化の壁を越えて多くの人に支持されるロマンス。説明くさい部分はないのに内容がきちんと伝わってくるし、白黒の画面なのに人物の表情が生き生きと映し出されていて、とてもよく練られた作品だった。

ボディガード(1992年製作の映画)

3.6

ホイットニーの歌が上手すぎて笑ってしまう。ストーリーは王道のロマンスといった感じ。

浅田家!(2020年製作の映画)

4.4

思わずにっこりしてしまう素敵な家族写真の数々に心が温まる映画。

前半では浅田さんが写真家として活躍されるまでの道のりを描き、後半では東日本大震災における写真の洗浄返却活動の様子を描いていた。正直、震
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