nanaさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

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プロメア(2019年製作の映画)

2.8

映像は流石の美しさだったが、差別を助長しかねないキャラクターによる発言・世界観が個人的には辛かった。
もちろんキャラクターによるフォローもあり、作品の流れ自体は非常にまとまり良く描かれていたと思う。

The Strange Thing About the Johnsons(原題)(2011年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

“I love you”であれば何をしても愛してる訳じゃない。
愛は相互間の同意によって育まれるものであるし、ここから読み取れるのは支配欲だろう。
不気味で良い構成でした。Midsommarも楽しみ

トイ・ストーリー4(2019年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

遠い昔、妹を捨てた私へ。

私には妹が居た。どこへ行くも、何をするにも一緒だった。
どこにでもある、普通のベビー人形だった。
だけどある日、母にゴミ箱へ捨てるように言われた。逆らうだけの勇気が私にはな
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スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム(2019年製作の映画)

5.0

“意志を継ぐ”それはとても曖昧な言葉だ。
自己のアイデンティティを問う時期の彼にとって、偉大なアイアンマン、偉大なトニー・スタークの後継者としての重荷は想像を絶する苦しみだっただろう。いざというとき
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ハウス・ジャック・ビルト(2018年製作の映画)

1.0

このレビューはネタバレを含みます

星すら付けたくない、殺し方に工夫の見られない凡作だった。期待値を高めるだけのグロ描写煽りはやめるべき。

皮肉と不勉強を混ぜ、差別を映画に取り組むのは甘えだろう。

以下ネタバレ含む酷評になります。
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アナと世界の終わり(2017年製作の映画)

5.0

誰かにならなくちゃいけない焦燥感、何かをしなければならない圧迫感の描き方のリアル。そして誰しも特別だというメッセージ。

まず歌が素晴らしい。歌自体は上映前から聴いていたけど、歌詞を調べなくて本当に良
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エクス・マキナ(2015年製作の映画)

4.0

AIにクオリアは存在するか?
存在するという意見も、存在しないという意見も、この世界には無数にある。
それはクオリアが観測不可能なものだからであり、この映画にもそれは描かれている。
個人的にはなかなか
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ハンターキラー 潜航せよ(2018年製作の映画)

4.9

人同士の信頼を、少ない言葉と画面できっちり描き切った傑作。
一見すれば御都合主義にも捉えられかねない展開を、あそこまで説得力を持たせて描いてくれた監督、脚本家、役者、関係者の皆様の手腕に脱帽した。
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アベンジャーズ/エンドゲーム(2019年製作の映画)

5.0

Avengersを好きになれて本当に良かった。
これを作り上げてくれた全ての関係者の方々に最大級の感謝を。

ありがとう、私たちに勇気を与えてくれて。

シャザム!(2019年製作の映画)

4.2

彼の“悪ノリ”がどこから来ているのかがこの話の上手いところだと感じた。

煽り文でよく見た悪ノリ!悪ガキ!全部ミスリードだと捉えてもいい。
ビリー君は“悪ノリ”をしている訳でも、“悪ガキ”な訳でもない
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テリファイド(2017年製作の映画)

3.8

始終怖くて最高でした。姿を現したら失速するかなと危惧していましたが、絶妙な脅かし具合で最後まで楽しめました。
全裸のジジイは怖い

ブラック・クランズマン(2018年製作の映画)

3.7

敢えて事前情報を入れず観たが、非常に見応えのある作品だった。

個人的な意見としては、こういった人種差別に触れる作品特有の息苦しさがあったものの、二人の主人公のアクティブさや、機転の効いたやり取りが、
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キャプテン・マーベル(2019年製作の映画)

4.1

エンドゲーム前だよ!新規ファン絶対増やすマン達が作り上げた、MCU沼に誘い込む単体映画。
観てなくてもまあまあ分かるけど、なんか重要そうなもんの意味が分からんなと思うんじゃなかろうか。

ここから本編
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THE GUILTY/ギルティ(2018年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

THE GUILTYの選択肢めちゃくちゃミスってバッドエンドルート突入した感やばかった。

タイトルに“罪”とあるように、これはマジで罪の話です。結局タイトルの意味なんやねんとはならないし、なにより襲
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グリーンブック(2018年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

良くも悪くもライトな作風だったと思う。根深い差別の提示はしてあるし、フライドチキンの意味深な描き方も、歴史背景を知っていれば胸につまされるものがあった。だがどの程度、アフリカ系アメリカ人の歴史的背景を>>続きを読む