C太郎さんの映画レビュー・感想・評価 - 12ページ目

コンテイジョン(2011年製作の映画)

3.7

"まさに2020年現在で起きていること、ウイルスより怖いのは人間の愚かさ"

ベニスに死す(1971年製作の映画)

3.7

"人生の喜びと苦しみ、美しさへの執着、性別を超えた愛"

ブルーベルベット(1986年製作の映画)

3.6

"日常の表と裏、人間の影を映し出すのぞき穴"

デヴィッド・リンチ監督にしてはストーリーが一貫していて、
とても観やすい作品。

作品の着想にもなった「Blue Velvet」の歌がいい。

ある少年の告白(2018年製作の映画)

3.8

"LGBTとキリスト教だけの問題じゃなく、社会は権威の下に思考停止し保身のためマイノリティを攻撃する"

ヘレディタリー/継承(2018年製作の映画)

3.8

"家族=運命、ホラーのテイストで人生を描く"

アリ・アスター監督は個人的なことを映画に投影しているので、超常的な出来事が起きても物語の中に人間味がありとても魅力的。

魂のゆくえ(2017年製作の映画)

3.9

"死に至る病を乗り越えるためには神への信仰や他者からの愛を受けるのではなく、自発的に愛すること"

アス(2019年製作の映画)

3.8

"見よ。私は彼らに災いを下す。彼らはその災いから逃れることはできない。彼らは私に向かって叫ぶだろうが、私は彼らに耳を貸さない。"

us は表裏一体
いまの環境や境遇はすべて偶然なのに、人間は得てして
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ミッドサマー(2019年製作の映画)

3.9

"美しく恐ろしい祝祭の末に、見つけた自分の居場所"

スリラー映画にカテゴリーされているが、画面上はとても明るく美しい。


アリ・アスター監督は個人的な家族の不幸や人間関係のもつれから本作の着想を得
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屋根裏の殺人鬼フリッツ・ホンカ(2019年製作の映画)

3.7

"愛を知らない孤独な男がもがき苦しみ暴走する姿は、現代人のメタファー"

1970年代にドイツに実在したフリッツ・ホンカという殺人鬼を主人公にした作品。
殺人鬼の彼は孤独で愛されることも愛することも知
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ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密(2019年製作の映画)

3.7

”リアルとフィクションが絶妙にミックスされた上質なWho done it”

最近ではあまり見かけない謎解きミステリーを豪華な出演陣によってウェルメイドに作られている作品。

シリーズ化の噂もあるので
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