じゃがいもさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

TITANE/チタン(2021年製作の映画)

4.0

狂気的で美しい。ダンスシーンは息を呑むほど妖艶。
初めは単なる主人公がサイコパスである話だと思っていたが、何が何でも生き抜こうとする強い生命力や愛情を欲する姿に人間味を感じた。観ているとどんどんアレク
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ナイアド ~その決意は海を越える~(2023年製作の映画)

3.9

物語を通してダイアナが訴え続けていた「決して諦めないこと」の大切が胸に響いた。

ジョディフォスター演じる親友ボニーのキャラクターがとても魅力的。人情深く包容力があり、二人の友情の厚さを感じた。EDロ
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哀れなるものたち(2023年製作の映画)

4.8

『女王陛下のお気に入り』でかなりのインパクトを残したヨルゴスランティモス監督×エマストーンのタッグ。公開が楽しみで仕方なかった作品。

観終わった後、ランティモス監督作品にしては珍しく清々しい気持ちに
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REDリターンズ(2013年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

全員強くて痺れる。
イビョンホン演じるハンが仲間に加わる展開は激アツ。

マーヴィンのお葬式が偽装だというくだりには笑った。

炎のデス・ポリス(2021年製作の映画)

4.3

とにかくクズな輩が次々登場する展開が胸熱。殺し屋×詐欺師×サイコ男という設定だけで笑える。
タランティーノ監督を思わせる曲や血しぶきの多さがまた最高。かなり好みの雰囲気だった。ちょっとした伏線の回収も
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RED/レッド(2010年製作の映画)

3.5

サクッと楽しめるアクションコメディ。
マーヴィンのキャラがめちゃくちゃ好き。

ジョーンについて(2022年製作の映画)

3.9

イザベルユペール目当てで鑑賞。自然体なのに女性としての魅力をしっかりと感じられる彼女の演技がとても好き。
何十年も生きていたら色んな人と出会うし色々なことが起きる。人生におけるあるあるが詰まった共感深
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エスケープ・ルーム2:決勝戦(2021年製作の映画)

3.6

前作に引き続き、存分にハラハラさせられた。恐るべしミノス社。
ただ、参加者一人一人のバックグラウンドにはフォーカスされなかったのが残念。

ある閉ざされた雪の山荘で(2024年製作の映画)

3.7

東野圭吾原作。一度読んだことはあったが、ほとんど記憶がない状態での鑑賞。結末が分からない状態で観て本当に良かった。
文学好き・演劇好きにはたまらない作品。基盤となる設定が定番ミステリーもののオマージュ
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グレート・ディベーター 栄光の教室(2007年製作の映画)

3.4

人種差別に耐えながら生きる学生たちのパッションある演説に、胸が熱くなった。
不当な扱いを受けながらも抵抗する術がない悔しさを、言葉に変える。このことが聞く人たちの心を大きく動かすということに感動した。
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ミッドナイトスワン(2020年製作の映画)

4.2

草彅剛の演技が見事。仕草や言葉遣いに品があり美しく、役者魂を感じた。

トランスジェンダーの人たちが抱える苦しみのすべてを理解することは、同じ立場に立つことがない私にはできないと思っている。それでも、
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ペイ・フォワード 可能の王国(2000年製作の映画)

4.5

“Pay it forward.”
トレヴァーのこのアイデアは、本当にシンプルでありながらも世の中を変える大きな影響力を持っている。人間の”善”の部分を信じる純粋な子どもであるからこそ思いつくもの。子
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バベットの晩餐会(1987年製作の映画)

3.6

新年一作目はこれ。
「天国に持って行けるのは、自分が人に与えたものだけだ」といった意味のセリフがとっても好き。自分自身信仰深くはないが、人にした良い行いは巡り巡って自分に返ってくるという気持ちは大切に
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ガンズ・アキンボ(2019年製作の映画)

3.8

コミカルでポップな演出がまるでゲームのよう。テンポが良く、サクッと楽しめる。

マイルズが悪態付く姿が笑える。トラの特大スリッパは傑作。
ニックスがとってもクール。

トジコメ(2022年製作の映画)

2.8

前半の動きのなさにイライラ。
個人的にお姉ちゃんにもっと活躍してほしかった。

プリティ・リーグ(1992年製作の映画)

3.6

ガールズパワー最高。チームには夫の帰りを待つ妻や子育て中のママ、様々な境遇の人が在籍。各々が苦悩を抱えながらも、試合のときは一丸となって死力を尽くすところにグッときた。

おばあちゃんになってからみん
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マイ・ニューヨーク・ダイアリー(2020年製作の映画)

3.4

全体的にシックで落ち着いた雰囲気の作品。
たくさんの名作が並ぶ本棚が素敵だった。

アバウト・ア・ボーイ(2002年製作の映画)

3.5

ウィルの独身貴族っぷりが笑える。言動とは真逆の心の声のナレーションが傑作。
マーカスとの出会いで少しずつ変わっていくところに心温まる。

マエストロ:その音楽と愛と(2023年製作の映画)

3.5

ブラッドリークーパー演じるレナードバーンスタインの指揮シーンは圧巻。
彼の妻になるということは一般的な家庭に入るのとは訳が違うけれども、やっぱりどんな夫婦も根底は同じなのではないかと思った。彼のことを
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ウォンカとチョコレート工場のはじまり(2023年製作の映画)

4.0

ティモシーがウィリーウォンカを演じるなんて、もはや反則。歌があんなに上手いとは知らなかったので驚き。
ティムバートン監督の世界観とは打って変わり、毒っ気少なめのキラキラファンタジーといった印象。ウィリ
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サイド・エフェクト(2013年製作の映画)

3.8

ルーニーマーラの怪しい魅力全開。
伏線回収も丁寧な良質サスペンス。

タンジェリン(2015年製作の映画)

4.8

iPhone5Sにアナモレンズを装着して撮影したということに驚き。少し霞んだ味のある映像なのも納得。

登場人物全員キャラが濃すぎる。特にシンディのわめきっぷりは最高。アレクサンドラのメイクに「そのし
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アタック・ザ・ブロック(2011年製作の映画)

3.5

サクッと観れるB級ホラー。
治安悪い雰囲気が良い。
優勝はちびっ子ギャング二人。

アフタースクール(2008年製作の映画)

3.5

伏線回収がとっても良い。
このキャストで面白くないわけがない。

コンパートメントNo.6(2021年製作の映画)

4.1

ラウラとリョーハの不器用さに胸が傷みながらも、静かに心温まるストーリー。
二人が子どものようにはしゃぐシーンがいくつかあったが、とっても可愛らしくて素敵。新聞紙をグシャグシャにしながら取り合うシーンが
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8人の女たち(2002年製作の映画)

3.8

とってもお洒落でキュート。
内容もサスペンスのお手本のような流れで、しっかり面白かった。

大好きなイザベルユペールが意地悪な女役で登場するのがまた良い。ドレスアップ後の姿はゴージャスすぎて溜息が出る
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ライトハウス(2019年製作の映画)

3.0

この上ない不快感が残る作品。白黒ということもあり、一層不気味。

ゴーストワールド(2001年製作の映画)

4.5

衣装や楽曲など、世界観がドンピシャ。ティーン物では珍しくキラキラしすぎていないところが独特で、少しダークでクスッと笑えるシーンがふんだんに散りばめられているところが素敵。ゆるっとしたイーニドとレベッカ>>続きを読む

カムバック・トゥ・ハリウッド!!(2020年製作の映画)

3.5

デニーロにしては珍しいセコいおじさんの役。しかし、クライマックスでは持ち味の凄みのある台詞回しを見られて嬉しかった。
映画を愛するみんなの姿に思わずウルッときた。若い女性監督が想像に反して男前でいいキ
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スクリーム6(2023年製作の映画)

4.1

やっぱりこのシリーズが大好き。
定番の流れでありながらも、ハッとさせられる要素もいくつか。

レガシーキャラでも油断してはならない。

カラーパープル(1985年製作の映画)

4.5

辛く苦しい過程が長い分、自由を手にしたセリーの笑顔がより輝いて見えた。
彼女が怒りをパワーに変えることができたのはシャグやソフィアのおかげ。周りに自分と同じ立場で戦い続ける女性たちがいたからこそ、一人
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フォー・クリスマス(2008年製作の映画)

3.3

ヴィンスヴォーン×リースウィザースプーンのコメディなんて面白いに決まっているという気持ちで鑑賞。
二人の家族たちとのドタバタ感は最高だったが、気持ちが暗くなるシーンが少し多かった。
ちびっ子たちがケイ
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終わらない週末(2023年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

ブラックユーモアと登場人物たちの会話の間合いが絶妙。かなり好みの作品。
曲や音がとても良い。

危険に晒されながら必死に生き残ろうと足掻くアマンダやクレイとは対照的だったのがローズ。事の真相よりも、ロ
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