坂元裕二になりたいボーイさんの映画レビュー・感想・評価

坂元裕二になりたいボーイ

坂元裕二になりたいボーイ

天国と地獄(1963年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

犯人の動機が弱いように感じたけど、案外こんな単純な動機で狂気に走るのが現実なんかなと思った。
ニュースだって、碌な動機ない気がするし。

椿三十郎(1962年製作の映画)

3.8

殺陣シーンに音が付くだけで、めちゃくちゃかっこよくなる!

「用心棒」の桑畑三十郎と同一人物なんかな?
椿流す合図、どっかで見たことあるんよなあ。

用心棒(1961年製作の映画)

3.8

常に余裕があって、ゲームを転がす側の人間て楽しそう👍🏻

悪い奴ほどよく眠る(1960年製作の映画)

4.2

復讐は何も産まないことは自明の理やけど、掻き立てられるものがある。
完遂と対極にある人間らしさの間に揺れる様に、燃えるのかなと思った。

贈賄云々より、今の日本のマスメディアが如何に終わってるかわかる
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隠し砦の三悪人(1958年製作の映画)

3.8

スターウォーズのモデルになったことで有名らしいけど、百姓2人がC3-POとR2D2より桁違いの害悪で草。

カサブランカ(1942年製作の映画)

4.0

All need is loveや!!!
フランス国家の歌詞確認すると、皮肉たっぷりでサンプリングされてるのがわかる。

自己献身の愛、かっけー👍🏻

名探偵ピカチュウ(2019年製作の映画)

3.5

ピカチュウ、おもたよりふわふわ。ぷにぷにしたい。
ダネフシさんたち🥹👍🏻

蜘蛛巣城(1957年製作の映画)

3.5

能とシェイクスピアの本質を知れば、もっと楽しめるのだろうか。
例えそうであっても、無知にはハマらなかった。

リバー、流れないでよ(2023年製作の映画)

3.2

地元愛強すぎて、京都の風紀委員さしてもらいます。

この立地やのに、誰も京都弁で喋らんとかまずあり得へん。キャスティングもうちょい本気出して欲しかった。
京都舞台にくるりタイアップさして、安易に京都風
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生きものの記録(1955年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

「死ぬのはやむを得ん。だが、殺されるのは嫌だ!」に痺れた。自分の生き様を追い求めることが重要視してる人生の軸やけど、受け入れる間も無く人の命を奪う兵器も悪意も人間も、やはり「納得」からかけ離れた驚異の>>続きを読む

七人の侍(1954年製作の映画)

4.2

今となってはシンプル極まりない内容かもしれへんけど、最後まで中弛み無しで楽しめた。シンプルやのに詰め込んでる。詰め込んでるのに、シンプル。ここ。
最後の志村喬のセリフに、全てが集約されてた。

途中約
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遠い空の向こうに(1999年製作の映画)

4.5

原題的に秋映画かと勝手に思ってたけど、全然関係なかった笑
工学も化学も訳わかめでも、最後までお腹いっぱい楽しめる。

秋冬の青空に飛び発つ、ロケットはうっとりする美しさ。
逆に、ロケットが飛び発てへん
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生きる(1952年製作の映画)

4.3

今日が人生で一番若い日とは言われるけど、信念無くして人間は簡単に変われない。それを自覚してても結局何も動けないもどかしさは、人間のジレンマであり永遠の罪。
マスコミがマスコミしてた◎

高校の英語の教
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羅生門(1950年製作の映画)

4.0

自分の都合を優先したり、欺瞞に陥ったり、人間の身勝手な愚かさよ。
第三者として俯瞰できてる下人が、核心をついたこと言うてた。

世の中がどんな移ろいを見せようとも、人を信じる「正しいことの白」の中に居
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野良犬(1949年製作の映画)

3.7

新米刑事が路線バスでハジキぱくられる展開はツッコミ多そう笑

黒澤明て、対立構造が得意分野なんかな🙆🏻‍♂️
音と画の対位法、覚えておこう。

静かなる決闘(1949年製作の映画)

3.8

他責にせず、自分の現状を受け入れて運命に立ち向かう黄金の精神。
信念とともに、強く居られる秘訣の他ない。
これこそが「人間讃歌」であり、人生の真髄かと思う。

酔いどれ天使(1948年製作の映画)

3.8

日本人としていつか挑戦したかった、世界の黒澤明リレー🏃🏻
監督と三船敏郎、初の黄金タッグ作品から。志村喬も。

教科書には無い戦後日本の構造に関して無知すぎて、解説無くしてこの映画の深みは分からへんか
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メメント(2000年製作の映画)

3.7

ジョジョ6部のミューミューは能力が直接メメントすぎるけど、FFの名言が本質突いてる。荒木先生が天才すぎる。

「徐倫のことを考えると、勇気がわいてくる。これこそが『思い出』なんだ。これが『知性』なんだ
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シンドラーのリスト(1993年製作の映画)

4.4

過去でも未来でもなく、今をどう生きるかが当人の気高さにも繋がる。救えた数の多さではなく、救えなかった数を後悔できるオスカーシンドラー。

スピルバーグ作品は全然観れてへんけど、この人の凄みて、ジャンル
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ハクソー・リッジ(2016年製作の映画)

4.2

ドスの信念と行動力の強さには、胸も目頭も熱くなる。敵味方無く、命は命。

諸国から恐れられてただけあって、日本兵の一億玉砕の集団的精神はとち狂ってる。ドスとの対比。
エキストラの日本兵がちゃんと日本人
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ヒトラーの忘れもの(2015年製作の映画)

3.9

戦犯とは言え、出兵したこともない少年に地雷処理させる酷。でもこれが現実。
終結は、終わりでも元通りに戻るわけでもない。

戦場のピアニスト(2002年製作の映画)

4.1

どこまで希釈されてるか分からへんけど、ゲシュタポの容赦の無さに戦慄走る。
ゲットー内にユダヤ人ゲットー警察編成するのも、非人道的。

全人類が観るべき。
大規模な戦争映画より、自分たち市井の人間は身近
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チャップリンの殺人狂時代(1947年製作の映画)

4.1

アイコニックな放浪者を脱したチャップリン。皮肉マシの内容に痺れる。
「1人殺せば犯罪、100万人殺せば英雄」。

世界史は苦手意識あるけど、WWI〜WWIIの情勢に非常に興味湧いた。YouTubeの解
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独裁者(1940年製作の映画)

4.3

チャップリンとヒトラー。同い年の誕生日4日違い。
喜劇のためにちょび髭をたくわえた男と、威厳の為にたくわえた男。
世界に笑いを届けて人々の幸せを願った男と、世界を恐怖に陥れてゲルマン民族復興を願った男
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モダン・タイムス(1936年製作の映画)

3.9

世界恐慌と産業社会を皮肉った、預言的な内容。工業からテクノロジーメインの現代にも通ずる気がする。

不安定な時代だからこそ、能天気ハッピーエンドじゃなくて、生き方として前向きに終わるのが良い。ここも今
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街の灯(1931年製作の映画)

3.8

少しの押し付けがましさも無い、温もり溢れる献身的な姿がかっこいい。

サーカス(1928年製作の映画)

3.8

常人離れした動きだけじゃなく、スタント無しでこなすん芸達者過ぎる。

チャップリンの黄金狂時代(1925年製作の映画)

3.7

極寒のアラスカでいつもと同じタキシードなだけで、もうビジュおもろいw
有名な革靴食べるやつ。
サイレントとトーキーの間の映画。

巴里の女性(1923年製作の映画)

3.3

チャップリンが裏方に徹する作品もあるんや。
セリフ無しで伝えるには、サイレントの限界を感じる。

エクストリーム・ジョブ(2018年製作の映画)

3.7

折角のかっこいいシーンもクレヨンしんちゃんみたいなBGMやから、かっこつかへんww

チャップリンの給料日(1922年製作の映画)

3.7

100年以上前から終電ダッシュまで飲む文化あったんや笑

キッド(1921年製作の映画)

3.9

いつもちょけてる放浪者が、貧しいながらも父性いっぱいに少年を愛する姿はうるっとくる。特にトラックのシーン😭

少年のコメディアンとしての才能えーぐぅ!

一日の行楽(1919年製作の映画)

3.5

三半規管ザコすぎるおれには、地獄のような遊覧船w

サニーサイド(1919年製作の映画)

3.6

100年以上前の動きに見えへん。今でも十分コミカル。「バビロン」でサイレントの動きについては知ったけど、ここまでキャラ作りできるのすごい。

ずっと口角上げたまま見れる、ほんわかかわいい☺️

チャーリー(1992年製作の映画)

3.9

監督、脚本、主演、劇伴全てこなせるだけで超人気味てるのに、そこに込められたチャップリンの生き様に一本の筋が通っていて痺れた。かっこよすぎる😭

先進的過ぎただけで、やっぱりはっきりできる正しさは正しく
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