だーはねさんの映画レビュー・感想・評価

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コヴェナント/約束の救出(2023年製作の映画)

3.8

生きて帰る

試写会で鑑賞
戦争での米軍兵士と現地通訳として同行し、自らの命をかけて米軍兵士を救ったアフガニスタン人の絆を描いた物語。
表面上は固い絆に結ばれた美談のようにも感じるが、奥は深い。

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カラオケ行こ!(2024年製作の映画)

3.8

「綺麗なものだけしかダメなのか」

ある日合唱部部長の主人公は、ヤクザ若頭補佐の成田狂児にカラオケに誘われる。

狂児は、組長誕生日に開かれるカラオケ大会で、ビリになるわけにいかない理由があり、中学生
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翔んで埼玉 ~琵琶湖より愛をこめて~(2023年製作の映画)

4.2

「ほどほどが良い」
埼玉愛爆発の映画。終始楽しすぎる。
一瞬もだれない。滋賀のあるある少しわからないけど。
これ埼玉県人と滋賀県人意外でも楽しいのか??
大阪めっちゃ悪い扱いされているけど、最後にちゃ
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ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

3.7

「やってみなけりゃ、わからない。」
時代は終戦直後。日本に現れたゴジラ。
すべてのゴジラの始まりはここからなのかもしれない。
主人公は元特攻隊のパイロット。
終戦後の日本を守るべく、大切な人を守るべく
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サイレントラブ(2024年製作の映画)

3.5

「あなたに贈る音楽」
重い。暗い。
事故により目が見えなくなった音大ピアノ科に通うヒロインと、その音大で清掃員をする声の出ない主人公、交わらない世界に生きる2人が交わりもどかしい恋に落ちる話。
主人公
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ロストケア(2023年製作の映画)

4.0

【絆は時に呪縛になる】
真っ当に生きていると「万引き」はもっと重罪にすれば数は減る
「殺人」なんてもってのほか。と考えたりする
ただ、この映画を鑑賞後に同じことが言えるか??
見たいものを見て、見たく
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バンバン!(2014年製作の映画)

3.8

【いつかはいつくる?】
インドの田舎で銀行員をしながら
平凡な生活をしていたヒロイン
ある日レストランで、運命の相手(ラージヴィール)に出会う
しかし、なんとラジヴィールは悪の組織と警察から追われてい
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シン・ゴジラ(2016年製作の映画)

3.9

「ゴジラより怖いのは我々人間だ。」
ゴジラがまた現れた。ゴジラの前に人は無力だ。
そんな途方も無い相手と対する時に人間は真価を問われる。
日本の底力を見せてやれ。今回も知恵を絞って人間が生み出したゴジ
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なのに、千輝くんが甘すぎる。(2023年製作の映画)

3.6

【片思いごっこ】
好きな相手に勇気を出して告白するも、
振られてしまうだけでなく、
SNSでブスだと馬鹿にされる始末。
(少女漫画原作あるある。)

そんな時、学年イチのモテ男子に
「俺に片思いして、
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THE FIRST SLAM DUNK(2022年製作の映画)

4.3

【諦めない情熱】
言わずと知れた名作漫画スラムダンク
最後の山王戦を通して、宮城リョータの過去を中心に描く。

まずオープニングから心を鷲掴みにされる。
メインは宮城リョータだが、
試合を通して成長し
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シャイロックの子供たち(2023年製作の映画)

3.9

【金は返せば良いというものではない】

なぜ、「金は返す」だけでは良くないのか?
シャイロックとは、シェイクスピアの「ベニスの商人」に出てくる高利貸しのこと。
シャイロックは、金を貸し、返せぬ相手に担
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モエカレはオレンジ色(2022年製作の映画)

3.5

「オレンジ色」
少女漫画原作シリーズ。
思ったほどの三角関係などはなく、
人間関係の煩わしさはなかった。
ただ、そんなことある??という展開の数々にツッコミながら見させてくれる楽しさや、暗い過去を持ち
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エンドロールのつづき(2021年製作の映画)

3.6

「学べ!発て!」
ある日、家族で訪れた映画館。
そこで少年はスクリーンに映る物語に
人生を騙されてしまった。

田舎に住むチャイ売り少年の主人公が
映画に憧れ、友達、家族、先生、そして映写室のおじさん
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グッドバイ、バッドマガジンズ(2022年製作の映画)

3.7

【目の前のことに必死に】
コンビニの雑誌ラックから成人誌が消えゆく時代に、新卒で成人誌部門に配属された主人公の奮闘と、業界の移り変わりを描いた話。

たしかに今思い返せば変な文化だった。
TSUTAY
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イチケイのカラス(2023年製作の映画)

3.8

【法は万能じゃない】
法は万能じゃない。
ある秩序を保つために人間が作り出したのだから。
でも法を持って人と真摯に向き合う。

地裁で起きた事件の裏には、国家権力が絡む。繋がりどころを探しながら鑑賞す
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君が落とした青空(2022年製作の映画)

3.7

【サプライズ紙一重】
予告など一切見ずに行ったら、タイムループもので思わず笑ってしまった。
少女漫画系青春恋愛映画には慣れているつもりだったが、呆れるほどの展開にひさしぶりに楽しかった。
定番、すれ違
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ドリーム・ホース(2020年製作の映画)

3.7

【胸の高鳴り】
これは金儲けではなく、胸の高まりを求めるものだ。
300ポンドに夢を乗せて牝馬を購入した主人公。
ウェールズの田舎町で結成された馬主組合。

仔馬が生まれてから最後のレースまで、2時間
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アイ・アム まきもと(2022年製作の映画)

3.6

【よく頑張った】
きっと、華やかではないけれど、マキモトさんみたいに、丁寧に仕事をしている人たちがいる。
自分の生きてきた人生は、誰かに影響を与えられているのだろうか。
丁寧にそして誇りを持って生きて
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空のない世界から(2021年製作の映画)

3.5

【た、す、け、て】
「助けて」とか、「教えて」って言葉は大切。
一人でできることは限られている。
DV夫から逃げ出してきた母と娘。
無戸籍の子どもとして、母は一人で育てる。
誰にも頼れない。信じれる人
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スーパー30 アーナンド先生の教室(2019年製作の映画)

4.0

【疑問を持つことから学びが始まる】
カリスマ塾講師だったアーナンドが、貧しい子どもたちを教え、インド最高峰の大学を受験させる実話に基づくはなし。
「王の子供は王ではない、王になる能力のある者だ。」
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そして、バトンは渡された(2021年製作の映画)

3.9

【スッキリ心が涙する】
天真爛漫なお母さんと娘、堅実で優しい父と娘。
2つの物語が展開される。
雨の日はびちゃびちゃやりたくなる子どもの頃の気持ちわかるよ。

主人公を中心に描かれる展開に、物足りなさ
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クレッシェンド 音楽の架け橋(2019年製作の映画)

4.1

音楽は国境を越えるか
全ての人に見てほしい作品。
パレスチナとイスラエルが首都エルサレムを巡り宗教戦争をしているのは、なんとなく知っている人は多いだろう。ただ、実際に彼らがどうして、相手を憎み、そして
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RRR(2022年製作の映画)

4.1

【音楽、映像、構成、全てがボリウッドの最高峰!】

これぞハリウッド映画!邦画!インド映画だ!と決めつけるのは良くないのはわかっている。ただ、自分がこれまでいくつか見てきた好きなインド映画を詰め込んだ
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沈黙のパレード(2022年製作の映画)

3.8

それぞれが秘めた想い

久しぶりのガリレオ
素敵な歌声で始まり、観る映画を間違えたか?と一瞬思うほど。
科学的な推理よりも、交錯する想い。誰も口にしない秘めたる想いが、思い込みのすれ違いを生む。そんな
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