深夜アニメからきますたさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

深夜アニメからきますた

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泣き虫しょったんの奇跡(2018年製作の映画)

2.0

作中における最も高級な美術品は将棋の盤駒じゃないかな。
主人公の駒への所作が初心者時代から既に習いのあるものになっていた。
少年時代のシーンは役者に幾分寄った画面作りだったけど、松田龍平が出てきてから
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カットスロート・アイランド(1995年製作の映画)

3.0

所狭しと豪華な服を着た人たちが映っていた序盤だけど、どうにも服のデザインと壁や置物の美術との噛み合わせが悪く、ゴテゴテした印象を受けた。
舞台を自然界へと移した中盤からの方が上記の問題も幾分マシになっ
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タッカー(1988年製作の映画)

3.5

戦闘車両が横から横へ移動した後、その車のガラスのパーツを被ったかのように奥から手前に行軍する工場員たち。
そしてマイカーに大量のダルメシアンを乗せて現れる主人公。車を停めると、ダルメシアンたちが一斉に
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デッド寿司(2012年製作の映画)

2.0

奇想天外のアクションは楽しめたけど、ヒロインの一重瞼と鼻筋が気になってずっと引っ掛かった。
あと、エロや顔芸に頼りすぎずに何か別のものを見せてほしくもあった。
低予算丸出しのフィルターと色もなぁ……。

ミューズ・アカデミー(2015年製作の映画)

1.5

ドキュメンタリーなのかフェイクなのか区別がつきにくいというのは確かに面白味ではあると思うけど、それだけしか捉え所を感じられなかった。
華が無い、素材不足な変わり映えの無い画面が終始続いていた。

低解
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銀座化粧(1951年製作の映画)

4.0

壁や人に対して斜めのショットが殆どを占めていた。
服の模様のある位置や、人の配置が優れているのだろうか、どの画面をとっても当たり前のようでいて非現実的な収まりの良さだった。

ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー(2023年製作の映画)

3.0

異世界じゃない時の太陽光の白色具合が良かったし、序盤の方がフィールドに奥行きが活きていて面白かった。初仕事に向かう時の横アクションシーンが特に。

ピーチ姫のほうれい線とゴルゴ線が一緒になったような線
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スーパーマリオ/魔界帝国の女神(1993年製作の映画)

1.5

役者全員、見た目に魅力が無い。
そして何かが突然現れて消えていくの繰り返しで、単に美術の高速消化をしているだけにしか見えないし、冒険譚なのに全然フィールド感が無かった。

スーパーマリオブラザーズ ピーチ姫救出大作戦!(1986年製作の映画)

1.0

金貨やスターといった小物のデザインにしても、線や色の数が不足していて、説明台詞が無ければそれらが何なのかも僕は分からなかっただろうなぁ。

リアル・スティール(2011年製作の映画)

3.5

いかにもビカビカと色合いが目にキツくなりそうな題材だけど、実際はデジタル色ながらも落ち着いていると感じた。
ショットも優等生って感じ。鮮烈な物は出てこなかったけど、ウザったいとか見せすぎといった嫌味さ
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シン・エヴァンゲリオン劇場版(2020年製作の映画)

3.0

背景をメインとした画面の、村や精神世界でのシーンが良いなと思った。
それ以外の場面は退屈でした。女キャラ、特にメガネのパイロットが出てくる度に臭いセリフとキメポーズを出してくる点が嫌。
あと序盤であっ
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トリとロキタ(2022年製作の映画)

5.0

弱い手ブレながらも凄まじい生々しさがある画面。まるで透明人間になって、その場に居合わせた記憶がフィルム化された映画かのように感じた。
シーン間の時間のすっ飛び方が断片的で、人の記憶を覗き見したかのよう
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レッド・サン(1971年製作の映画)

4.0

侍とガンマンが荒野の中を馬で人捜しという絵面が、脱力感と緊迫感を兼ね備えていた。
その緊迫感に応える強い暴力性。
役者の所作も、本物の侍やガンマンとはこういったモノなのだろうか、と思わせてくれた程の力
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僕のワンダフル・ライフ(2017年製作の映画)

2.5

同一ショットにおいて、犬が2回以上の異なったアクションを見せてくれた事って在った?フレーム外ってのも使っていなかった気がする。
それらが単調な作品だと感じた原因だろうか。
けど全体的に影が効いていたし
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CURE キュア(1997年製作の映画)

3.5

長回しによる息苦しさ、緊張を楽しめました。
画面内で動いているものが少ないけど、シンプルな魅力出てたね。
死体とのカメラ距離に気品を感じました。

マイ・サンシャイン(2017年製作の映画)

3.5

次の画面で脳髄ぶち撒けられていてもおかしくないし、平穏がずっと続いてエンディングという展開でもおかしくない。そんな捉えどころの薄さと柔軟性がありました。
強い日差しだけども透明度が低い日光だった、とい
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ポセイドン(2006年製作の映画)

2.5

物が散乱しまくっているし、沈没船なわけだからカメラが忙しなくなりそうだけど、目が痛くならない程度の散らかりっぷりと、迫力の両立を感じた。
しかし観ていて時間が経つのが遅く感じたので、不満点が結構あるは
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スラム砦の伝説(1984年製作の映画)

4.0

儀式じみた怪しい人間の動きと、時折現れる動物の生々しさと、次の画面が予測つかない奇抜さと、きっかりとした印象のフレーミング。
合いそうにないこれらの要素が、相乗効果を見せてくれたのだから不思議。

グッバイ、ドン・グリーズ!(2022年製作の映画)

1.0

終末世界モノなのか? 自然の中が舞台なのに、人間以外の生物が殆ど登場しないぞ……。
黄色系が支配色の時間が凄まじく多くてウンザリしたし、光の当て方の工夫も放棄されてる。

動画は繊細な事に挑戦してたよ
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ロマンス・ウェディング(2021年製作の映画)

1.5

序盤の画面の切り替わる速度に目が痛くなった。
あと、上半身+ソフトフォーカス+切り返し ばかりだったけど、面白みが出るような妙味を感じれませんでした。

按摩と女(1938年製作の映画)

3.0

レイアウトとフレーミングが良いのか、引っ掛かりを感じる事無く、悪い気がしない画面が続いた。そして時折、ハッとする画面が出てくる。上り坂の小道は映えるねぇ。
連続フェードイン、フェードアウトを使ったジャ
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ジェーン・ドウの解剖(2016年製作の映画)

3.0

遺体解剖をしていた時がピークで、以降は新しいモノが出てこなくなって残念だった。
木製の壁の光の反射も良いなとは思った。
デジタル撮影なんだろうけど、ギラギラした感じが抑えられているのも良いね。

ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q(2012年製作の映画)

2.5

赤色が煩いシーンが長いし、メガネのパイロットが出てくると臭いだけのキメ画面を見せてくるのが痛い。
力んだ表情をしているキャラも多いってのもなぁ。
空間が面白くないし、パッと見ただけで事件が起きるのは事
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バッド・プラン 元夫の誘惑(2017年製作の映画)

1.5

凡百な監督ならもっと酷いものを作ってそうな制作規模って感じはする。

ただ、主人公であるオバサンの容姿がなぁ…長時間眺めたいとは思えないよ。
終盤に男の部屋に侵入した際の光とかは少し良いなとは思ったけ
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アシク・ケリブ(1988年製作の映画)

4.0

儀式じみた動きから何が飛び出してくるか分からない面白みと、背景がビシッと納まったフレーミングの融合。
とても独自性が強くて珍味。特に動物、なかでも魚を使ったシーン。
ただ、ダンスとフェイスショットの時
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来る(2018年製作の映画)

2.0

随分ギャーギャー騒いでいたけど耳障りなだけ。
動きの演技も似たようなものばかりで、この先も同じ様なものを見せてくるんだろうなぁ、という嫌な予感が出てきてしまう。
大事になってるシーンは濃い青色が支配色
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コズモポリス(2012年製作の映画)

1.5

中盤まで同じ車内でのシーンが中心。その車内の黒色がしつこい。
上半身ばかり映しているし、所作も声も表情の演技も拙くて痛々しい。
ショット内で変化が起きそうもないってのも観ていて辛かった。

訳わからん
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ビリギャル(2015年製作の映画)

2.5

入浴シーンで有村架純の肌を見せきったあたりから感情的なシーンが続き、泣くや叫ぶを繰り返していた。そして画面もストーリーも停滞してしまう。
常に日光が白すぎてチープってのもなぁ。

まぁけどヒロインの容
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TAKING CHANCE/戦場のおくりびと(2009年製作の映画)

3.0

棺の木質や制服の生地の良さが出てる。
喋ると毎度のように動きが止まっちゃう。喋ってないシーンのほうが楽しかった。

裸足の季節(2015年製作の映画)

4.0

素晴らしい色だなと。
キーカラーの移り変わりは早いんだけど、忙しなさは感じなかった。
太陽光に当たった髪の毛の光具合もまた素晴らしかった。

ドアを平手で連打してたシーンには草。

ゾンビの中心で、愛をさけぶ(2018年製作の映画)

2.0

自宅でのシーンばかりなので、動きをひり出すためだろうか、殆どの時間でカメラがゆっくりズームしたりパンしたりしていた。
手ブレって感じはしなかったけど、序盤の画面の上下の揺れ加減が心地悪くて参った。

犬王(2021年製作の映画)

4.5

コントラストは強いけれど、1画面に出てくる色はシンプルに見えた。
物や人の数も、強弱が効いているが、ゴチャついていないくて良い。
カメラが動いたら、動かして見せる価値のある画面が出てきた。
動画が格別
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クライムダウン(2011年製作の映画)

3.0

迫力を出そうとして忙しなさばかりが目立ったサスペンスより、序盤と室内の方が面白かった。切り返しのシーンのフレーミングが良い。
デジタルなのにギラついてない色作りも良かった。
ただ、ジャンプカットは酷か
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ベオウルフ/呪われし勇者(2007年製作の映画)

3.5

序盤、カメラが移動すると、あれ?そこにいたっけ?そこにそんな物あったっけ?という混乱が楽しく感じれた。
物理は迫力とチープさが混じった曖昧さがあって面白かった。

物と人のバランスが優れていて、視覚情
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早春(1956年製作の映画)

3.5

振り向くという動作1つをとってみても御馳走に感じさせられる。

おでん屋のおばさんの腋を映すという攻撃性には参りました。

バッド・ハネムーン 傷心旅行(2021年製作の映画)

3.0

切り返しが中心な低予算作品だけど、編集に面白みを感じた。
食事が一瞬で終わったり、指輪を投げ渡す間や、切り返すタイミングなどの目立ちにくい工夫が、一見凡用なこの作品を少し非凡にしている。
喋る速さとオ
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