きぃこさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

きぃこ

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バースデー・ワンダーランド(2019年製作の映画)

3.5

子どもの頃繰り返し読む程好きな作品だっただけに、残念ながら原作の魅力がかなり削ぎ落とされてしまった印象を拭えず。原作では、もともと逃げてばかりでもなく自分なりに考え行動に移せるアカネが、選ばれた存在で>>続きを読む

人生は、時々晴れ(2002年製作の映画)

4.0

cinecaさんのお菓子をきっかけに鑑賞。当たり前のことを正面から観ると、当たり前ではなく思えてくるから不思議。作中で何度も繰り返される「元気?」という一言が、特別に感じられる作品。

ジャングル・ブック(2015年製作の映画)

4.0

同じディズニーでもアニメーション版とはまた違う味わいがあり、宿敵を追うバギーラのしなやかな背や、狼が放つ温もりと厳しさ、児童文学の原作を思い起こさせる場面などが盛り込まれ大満足。バルーだけは最後まで見>>続きを読む

ダンボ(2019年製作の映画)

3.5

もう少し癖の強い「ダンボ」を観たかった気持ちはあるけれど、裏を読もうとすればするほどメッセージは痛烈かと。展開のテンポや人物描写に惜しさを感じたものの、なぜダンボは飛ぶのか、なぜダンボは飛べるのか、な>>続きを読む

奇跡のピアノ(2015年製作の映画)

4.0

自分の能力とここまで向き合ったことが自分にはあるだろうかと考えさせられた作品。人生を左右するのは、能力そのものというよりも、能力との向き合い方なのだと痛感。

アクアマン(2018年製作の映画)

5.0

広大な海を治める王の姿が圧巻。単に超人的な力と世を救う心だけでは治めきれない大海を統べる背中には、有無を言わさぬ迫力があり見惚れるばかりでした。それでいて、クスッと笑わせるアーサーの人柄が何とも憎めま>>続きを読む

メリー・ポピンズ リターンズ(2018年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

原作も前作もエミリーも好きな私には奇跡のコラボレーション!

真っ先に感じたのは、エミリーが原作をもとに役づくりをしていること。メリー・ポピンズ独特の、ある意味近寄り難く、それでいて離れ難い人柄を着実
>>続きを読む

シュガー・ラッシュ:オンライン(2018年製作の映画)

5.0

続編だからと期待し過ぎないよう身構えていったけれど、一作目のゲームの世界と、今回のインターネットの世界との対比が鮮明で引き込まれました!なぜ別の世界へ行くのか、なぜ二人が関係し合うのか、因果関係がクリ>>続きを読む

くるみ割り人形と秘密の王国(2018年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

原作のあらすじを知っていた方が、どこを捻ったかが見えて興味深いです。子どもの頃からお気に入りの物語なので、ディズニーがどう魅せるのか興味津々で映画館へ。私の好みに重きを置いて観たところ、感想は次の通り>>続きを読む

マイ・ラスト・ラブ~私に残った愛を~(2017年製作の映画)

4.0

非現実的なようでいて簡単に起こり得る身近な話題を、正面から素直に描いた印象。余計な演出や展開を削いだからこそ、それぞれの人物の想いにじっくり集中できました。

君の結婚式(2017年製作の映画)

5.0

胸が引きちぎられそうになる程もどかしく、愛おしく、素っ気なくも親しげな初恋を詰め込んだ濃厚な2時間。

バオ(2018年製作の映画)

5.0

何度思い出しても涙が込み上げてくる名場面誕生!8分間とは思えない重み、温もり、現実味。

子どもが教えてくれたこと(2016年製作の映画)

5.0

教えようとしているわけではないのに、その瞬間瞬間から学ぶことばかりで、教わってばかりいるのが申し訳ないくらい。きっとかけがえのない瞬間ばかりで、編集はさぞ大変だっただろうに……エンドロールを見ていると>>続きを読む

インクレディブル・ファミリー(2018年製作の映画)

5.0

画面が割れるかと思う程のアクション、説得力のある悪役、会場から思わずこぼれる笑い。続編が苦手な私でも1を超える2、いや、1を観たくなる2が誕生したことに乾杯!なぜ人はヒーローたちを好むのか、そして、本>>続きを読む

万引き家族(2018年製作の映画)

5.0

この家族が考えていることは、それぞれに筋が通っている。でも、筋を通し続けようとすると、ほころび始め崩れてしまう。筋を通せないのは、世の中が理不尽すぎるからだろうか。基準やら常識やら人は自分で作ったもの>>続きを読む

ハリー・ポッターと賢者の石(2001年製作の映画)

4.0

遅ればせながらの鑑賞。既にハリーが有名人であるところや、身構えていたのに不意をつかれたところ、そして、思った以上にダーク(?)なところがいい味つけに。

こんな授業を受けたい!先生一人ひとりが魅力的!

レディ・バード(2017年製作の映画)

5.0

こういう作品をファミリー映画と呼びたい。羽ばたくのは、ひとりでじゃない。

犬ヶ島(2018年製作の映画)

4.0

センスの切れ味が良すぎて上手く表現できないけれど、押して欲しいツボが押された瞬間、痒いところに手が届いた瞬間によく似ている。痛快。

オオカミの誘惑(2004年製作の映画)

4.0

韓国では近親相姦が厳禁だと知って観ると、より理解できるかと。こういう作品を、婆さんになっても楽しめる自分でいたい。

フランシス・ハ(2012年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

目の前で言葉が飛び交っているように錯覚し、「そういえば映画を観ていたんだった」とびっくり。その上、制作過程を知って仰天。監督とフランシス役グレタが共同で綴った脚本は、他の俳優には自分の出演箇所しか手渡>>続きを読む

プセの冒険 真紅の魔法靴(2001年製作の映画)

4.0

テーマ曲があまりにも美しくて鑑賞。本格派お伽話なのだけれど、リアルすぎて子どもに見せられなくなってしまった物語(笑)。ただ、たとえ名作とは言われずとも、大人になってもどこか懐かしく胸に残り続けるに違い>>続きを読む

ザ・サークル(2017年製作の映画)

4.0

ある意味コメディ、ある意味ホラー。自分の立ち位置次第で、見え方が大きく異なるのが面白い。

ザ・スクエア 思いやりの聖域(2017年製作の映画)

5.0

正直ごく偶に人間に生まれたことを後悔する。でも、そんな気持ちを受け止めてくれる作品に初めて出会った。筋金入りの映画。限りなくノンフィクション。

アパートの鍵貸します(1960年製作の映画)

5.0

軽いようで深い台詞、狙っているようで憎めない笑い所、作り話のようで他人事でない物語!すっかり骨抜きにされた2時間でした。役者と脚本がここまで溶け合うと感動的。

映画は映画だ(2008年製作の映画)

4.0

俳優かヤクザか、初めは白黒はっきり区別して、オセロを返してはまた戻されるかのように観ていたけれど、そのうち、何が俳優で、何がヤクザなのかわからなくなった。そこが胸にくる。

シェイプ・オブ・ウォーター(2017年製作の映画)

4.0

蓋を開けてみたら、意外にも可愛らしい物語でした。御伽噺にしては現実味があるけれど、現実にしては微笑ましい。

リメンバー・ミー(2017年製作の映画)

5.0

先は読もうとすれば読めるし、音楽は好みに左右されるかもしれないし、映像は美しいとわかっているし、感動のツボが狙われているのはわかってはいるけれども……

……それでも涙を堪えられなかったのは、きっと、
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ゆれる人魚(2015年製作の映画)

5.0

人魚姫 完全版。観たかった人魚姫ここにあり。

メットガラ ドレスをまとった美術館(2016年製作の映画)

5.0

一流の仕事の説得力に息をのみ、ファッションとアートの境に心揺らぎ、デザイナーの雄大な思考に見惚れていたら、政治も文化もすべて見守るかの如く佇む作品たちに茫然自失。ラストシーンの背中を黙々と追いながら、>>続きを読む

ぼくの名前はズッキーニ(2016年製作の映画)

4.0

ストップモーションのよさと、子どもたちの静かな深い表情が、こんなにも合うなんて。シンプルな展開だからこそ、細やかさに目を向けたい作品。