聞こえるか、虐げられた者の叫びが。
聞こえるか、当然の権利を得られなかった者の叫びが。
聞こえるか、生きる楽しみを知らず、あてもなく彷徨う者の慟哭が。
聞こえるか、お前が奪った命の咆哮が。
私がソーシ>>続きを読む
家族の歴史との葛藤と愛情とその事情を取り続けてきたヤンヨンヒ監督の作品は、いつも心をひりひりさせる。個人的なことは政治的なことだし、家族のことなんて最も政治的だ。
荒井カオルさんが家族になる場面は、自>>続きを読む
なんだか日本に無いものをまざまざ見せつけられているようで、辛くなった。きっと日本だったら、あんなライブハウスに押し寄せた若者が悪いとかなんとか、よくわからん自己責任論が溢れて忘れ去られるだけだろう。ま>>続きを読む
ヤン・ヨンヒ監督の話が面白くて、もっと知りたくなって鑑賞。お兄さんたちはみんな生きてるようだけど、決して無事に会えることはない。5年かかってやっとできた治療のための帰国も、数日でいきなり戻される全体主>>続きを読む
少年時代から受けたブラックミュージックの影響。彼はグルーヴを感じ、作り出すことが出来てしまう人だった。それゆえに、目をつけられ、最後の一滴まで絞り取られてしまった。
カムバックスペシャルやチャリティラ>>続きを読む
賢さと、仲間を想う心と、弱き者への慈しみと、不正義に対する怒りと、何より心の自由さを。
これだけ持っていれば、きっとうまくいく。
学校は社会の縮図だ。試験発表がカースト制度のように、少しでも下の者を見>>続きを読む
大切な人を失うその時に、私は何ができるだろうかー。そんな問いに一つの答えを出した映画。
ジョンソンパパは割と健康だし、驚くほど家族仲は良好で、キルステンの名案により素晴らしいお別れができたという、これ>>続きを読む
お祭り選挙で草の根民主主義の勝利に歓喜しつつ、結局のところ日本中を支配するのは草の根権威主義と家父長制病なんだという絶望を味わう作品。町山智浩さんの「ドキュメンタリーとして問題の本質である権威側に入り>>続きを読む
愛する者の顔を忘れ、記憶を取り違え、時系列が乱れる中でも最大限その場を取り繕うアンソニーに胸が苦しくなる。娘の夫に殴られたのは現実なのか、首を絞められたのは妄想なのか。ただアンソニーにとっては全て真実>>続きを読む
ジョナサン・ラーソンの芸術家として大成しない焦りを軸に、芸術への没頭と産みの苦しみ、夢と生活の葛藤、90年代のエイズ問題を鮮やかに描き出している。エンジェルはマイケルであり、RENTは彼に捧げられた物>>続きを読む
働く意味をクリアにするために鑑賞。パブリックサービスから、社会を変えることはできる。人々に正しく奉仕することは、できる。様々な立場の人に寄り添うことは、できる。民主的に物事を決めることも、できる。社会>>続きを読む
帆花ちゃんとお母さんとお父さんの日常。呼吸器の音と、帆花ちゃんの小さくはない声と、小さなリアクションを受け取って帆花ちゃんをケアするお母さん。生きるって何なのか、命って何なのか。お母さんの人生を思うと>>続きを読む