痛烈。
「状況や環境で命の価値は違っても仕方ない」
そうやって諦め、心を背けている自分を改めて自覚させられた。
現実からも作品からも目を反らし、じゃあ自分は何処を見つめているのだろう?
誰かの大切な表現、それを曲げられ、蹴散らされる…心が折れるような出来事を見聞きする毎日。
そんなときこの作品を観ることができました。
理解されない葛藤を抱えながら独りピアノへ向かい物語を謡うイーちゃん>>続きを読む
色褪せた心象風景は悪夢に似ていた。
2024年1月31日に再び放送予定あり。
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漠然と被う怖れのうちに人々が生と死の境界を越えていく。主要人物である川島亮介の根拠のない希望と慰めも象徴的だが、生きるためか?死から逃れるためか?関係への渇望か或いは逃避か?誰もが動機も目的も漠然とし>>続きを読む
「何よ?!ただ普通のネコがピアノを弾いてただけじゃない!」
冒頭、トムの演奏を聴いていた人々のこの台詞でトムとジェリーの世界観の前提を表現してみせたことに感心しました。
以降も繰り広げられるおなじみド>>続きを読む
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犬をねだるも父親から与えられたのは木の棒切れ。
やがて、その物言わぬ相手に胸の内を明かし始める少女。
争う両親は少女の思いに向き合わぬまま。
偶然、BS松竹東急「短編映画劇場」で拝見しました。
着想>>続きを読む