どびぃさんの映画レビュー・感想・評価

どびぃ

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アメリカン・ジゴロ(1980年製作の映画)

3.0

犯人仕立てられモノだが、主人公は無辜の庶民ではなく、ベンツを乗り回し、ブランドスーツを身にまとう鼻持ちならない色男。同情も共感もできないわけだが、それこそがストーリーの要諦。
追い詰められ絶望的な展開
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フォールガイ(2024年製作の映画)

3.3

「フライミートゥザムーン」でも感じた往年のロマンスコメディ感(この表現で合ってるのかなw)が、ここでも見られる。青春時代に「ロマンシングストーン」とか見た世代なので、嫌いではない。

監督デビュー作に
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フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン(2024年製作の映画)

3.3

ポリコレ疲れだろうか、こうした王道ラブコメを見るとホッとする自分がいる。アメリカが輝いていた時代。男は男らしくマッチョに、女は女らしくセクシーに体現する主演の二人。もちろん意識的に演じているわけだが、>>続きを読む

カラーパープル(2023年製作の映画)

3.2

壮絶な序盤に比べ、ラストの大団円はまるで理想郷のよう。それが現実離れして、現在でもまだ理想への道のりは遠いと誰もがわかっているだけに切ない

落下の解剖学(2023年製作の映画)

3.0

いまひとつピンと来なかったが、パルムドッグを受賞した犬は見事。どう演出されたんだろう。ブラッドリー・クーパーの『マエストロ』でもそうだったが、夫婦喧嘩のシーンはホント地獄だった。

シリアナ(2005年製作の映画)

3.2

二回目の鑑賞。
劇中のセリフ「シカゴ大学を作ったのもロックフェラーだ」。シカゴボーイズ、新自由主義とミルトン・フリードマン。それを知らないとセリフの意味がわからない。
結局、中東が不安定であるほうがア
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浅草キッド(2021年製作の映画)

3.0

評伝映画は本人にいかに似せるかだが、柳楽優弥は誰もが知る「たけし」という人物をよく再現している。タップダンスも雰囲気出てて良かった。ナイツ土屋もいい味。伏線回収が好きな人にはたまらない映画

サタデー・ナイト・フィーバー(1977年製作の映画)

3.1

アッパーのマンハッタンと下町のブルックリン。厳然とした文化資本ヒエラルキー。みんなが誰かに認められたい承認欲求。その行く末に何が待つのか。マンハッタンの意識高い系女史にトラボルタが投げる言葉。
「恩人
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スキャンダル(2019年製作の映画)

3.4

ワインスタイン、ジャニーズ、すべて同じ構造。トランプ現象を重ねて描く。
女がクズ男を支持するのは打算ゆえか。
セクハラ案件に精通した弁護士が義理あってロジャーを応援しようとするが、ロジャーと妻のあまり
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湖の女たち(2023年製作の映画)

3.0

刑事による圧迫。性の快楽。松本まりかのエロさとアニメ声のアンバランス。リアリティラインで首を傾げるところもいくつか目についたが、福地桃子の雑誌記者役はよかった。監督いわくオーディションの際、いちばん記>>続きを読む

リバイバル69 ~伝説のロックフェス~(2022年製作の映画)

3.2

ウッドストック前夜。音楽フェス草創期のドタバタ劇。DIY感満載だが、だからこそ今では考えられない奇跡と伝説が生まれる。
教訓。はじめから無理だと諦めず、馬鹿のふりしてとりあえず依頼してみる大切さ。

こいつで、今夜もイート・イット アル・ヤンコビック物語(2022年製作の映画)

3.0

当時田舎の中学生だったが、本家マイケルよりもこっちのほうばっかり流れていた気がする。
途中までアル・ヤンコビックの伝記映画として見ていたが、途中から「あれ?」という展開になってずっこけた。やられた

ナイアド ~その決意は海を越える~(2023年製作の映画)

3.8

荒波でへとへとになって泳ぐアネット・ベニング。うんざりしつつも献身的に支えるジョディ・フォスター。60歳オーバーの女性の根性冒険譚は正統派ハッピーエンドであり、力強く味わい深い。
性的グルーミングのサ
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リトル・リチャード:アイ・アム・エヴリシング(2023年製作の映画)

4.0

ロックンロールのレジェンドながら表彰からは無縁の人生。アメリカ南部において黒人かつゲイというマイノリティ性が影を落とす。
白人には出せないボーカルの力は唯一無二だった。ビートルズら後輩ミュージシャンに
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マエストロ:その音楽と愛と(2023年製作の映画)

3.5

家族愛憎劇にしてLGBTQ映画。終始喫煙している。教会で指揮するクライマックスシーンは6年かけて特訓したそうだが、同じく長回しの夫婦喧嘩シーンもなかなかの地獄絵図だった。