れんさんの映画レビュー・感想・評価

れん

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デッドゾーン(1983年製作の映画)

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オープニングクレジットに小さな黒い三角が。次第に黒い面が多くなって来てそれがタイトルに。はい、もうカッコいい。何度観てもいい。
確かこの脚本は最初キングが書いたのだけど、クローネンバーグはそれを却下。
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ロスト・フライト(2022年製作の映画)

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観る側限定ならみんな大好き航空パニック映画。それになんとプラスαのお楽しみも。
機長にジェラルド・バトラー。客室乗務員にダニエラ・ピネダ。この配役なら無事生還できる確率はぐいっと上がる感じ。
顔つきで
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シティーハンター(2024年製作の映画)

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今の時代にどう落とし込んで来るのかなと心配したのだけど、全くの杞憂に終わりました。
鈴木亮平って天才なの?憑依型だとは思っていたけど、身体つき(もっと言えば筋肉)、走る姿、口の開けた方、仰ぎ見る角度、
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ロスト・キング 500年越しの運命(2022年製作の映画)

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劇場で観た後少し調べてみたら、なんと実際もほぼこの通りだったという。何ということでしょ。
なんていかにも色々知っていそうに書いていますが、シェイクスピアが怖くて悪い王に描いたものを、まんま信じていたわ
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理想郷(2022年製作の映画)

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最後にマルゴと名前が右下に。
この作品にはベースとなる事件がある。オランダ人であるマーティン・フェルフォンダーンとマルゴ・プールという夫婦が映画と同じガリシア州で悲劇に見舞われたのだ。
トラブルの原因
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アイル・シー・ユー・イン・マイ・ドリームス(2015年製作の映画)

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キャロルを演じたブライス・ダナーは確か……と調べたらそうでした、グウィネス・パルトローのお母さんで1943年生まれ。今作2015年だから……60代に入るくらい?と思っていたのでぶっ飛びました。
ええと
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THE WITCH/魔女 —増殖—(2022年製作の映画)

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もはや「魔女たち」と化している……
前作は高校生になるまで農場で育った少女、今作はある女性に助けられ、短い夏を過ごした少女。さてどちらがどうなんでしょうか。
中国語を話す土偶チーム、英語を話す暗殺を依
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The Witch/魔女(2018年製作の映画)

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前観たはずだけどこの続きの『THE WITCH/魔女 ―増殖―』を観るためにおさらい。結構忘れているものだわ。
とはいえ流れはなんとなくはわかっており、こういう少女がいて、狙われて、でも彼女には理由が
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異人たちとの夏(1988年製作の映画)

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ある男がふと懐かしくなってかつて自分の家があった浅草へ向かう。ホテルに泊まり締め切り間近の小説を書こうとしたが、うまく行かず。
気分転換に近くの劇場に足を運ぶと、そこに父親の後姿を見たように思い……
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イビルアイ(2022年製作の映画)

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タイトルの意味は邪眼とか悪魔の眼とかそんなところだろうか。
昔々三つ子の姉妹がいて、と寓話が始まると思いきや、ぱかっと画面は現代に。病気の妹の隣のベッドで何やら不満げな表情の姉が映る。なかなかゴージャ
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毒舌弁護人〜正義への戦い〜(2023年製作の映画)

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昨日この作品が香港のアカデミー賞に当たる「第42回香港電影金像奨(Hong Kong Film Award)」の作品賞を受賞したというニュースを聞いたばかり。
2020年の国案法制定があって、いよいよ
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宇宙探索編集部(2021年製作の映画)

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『小さき麦の花』のリー・ルイジュン監督も、『ロングデイズ・ジャーニー この夜の涯てへ』のビー・ガン監督も絶賛。
ゆるーいんだけどね。それこそ30年くらい前のテレビで1時間半のなんとかスペシャル、宇宙人
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ラブ・セカンド・サイト はじまりは初恋のおわりから(2019年製作の映画)

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ジェラン監督が「もしも今の大切な妻と出会わなかったら」と自分の結婚生活を改めて思い、この作品を作ったと聞いてくぅーとなった。
逆はあるかもと身も蓋もないことを考えがちだけれど、その深い気持ちがあるから
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カラオケ行こ!(2024年製作の映画)

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そうか、映画研究会のあのエピソードが。
人は失って失って今を生きる。前にあるもの以外は全て、もう通り過ぎたもの。
子どもの頃はいつもふんわりと守られていてそんな感覚はないのだけれど、成長し視野がクリア
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ボーイズ・イン・ザ・ボート ~若者たちが託した夢(2023年製作の映画)

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苦しい生活を送りながら大学に通う孤独なジョー。彼は学費と寮を得るためにボート競技を選ぶ。
当時は苦学生も多かったのね、いや他の地域では違うとか、えっ、この流れからそんな奇跡まで起きちゃうの?
観終わっ
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アインシュタインと原爆(2024年製作の映画)

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「ナチスがベルギー領コンゴを狙っているかもしれない。ここは世界最大のウラン供給源だからだ」
アインシュタインがかつてこう言ったことをふと思い出した。悪名高きレオポルド2世の頃は象牙や天然ゴムだったけれ
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オッペンハイマー(2023年製作の映画)

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1920年代から50年代のアメリカと国際情勢。授業中はぼーっと過ごしていたけれど、本や映画でこの時代を何度も何度も視点を変えて見つめることが出来るようになった。
自分の中で繰り返される歴史、人々。
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夜明けのすべて(2024年製作の映画)

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記憶を隠した細胞がざわざわする。
あの気持ちを感じたこともあるし、あの苦しみに近い時間もあったと思う。どうやって来たのだろう。乗り越える、なんてきっぱりしたものではなかったはずだけど。
ただ夜が訪れて
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ボイス -深淵からの囁き-(2020年製作の映画)

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空からのアングルで映るのは外のプール。松の葉が散らばっていて泳ぐ季節には適していなさそう。男がそこからすくい上げているのは赤いボール。子どもがいるんだ……
ってなオープニングだけど、もう既にここはいけ
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ロードゲーム(1981年製作の映画)

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助手席にいるボズウェルに話しかけるか、見たもの、思ったことを口にしながら運転を続ける大型トラックのドライバー、パット。
ある時不審な緑のバンを見かける……
最初確かに事件は起こるけど、ゆりゆると始まり
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オーメン:ザ・ファースト(2024年製作の映画)

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『オーメン』と言うだけできゃーと騒いでいたことがあるけれど、なんのことはない、意味は『予兆』なんだそう。
「よちょー」「きゃー」とやっていた訳だ。恥ずかしい。
1976年公開の最初の作品の前日譚となる
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THE KILLER/暗殺者(2022年製作の映画)

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セリフで「42歳だ」と答えて女の子に「30代半ばに見えるよ」と言われるのだけど、チャン・ヒョクは1976年生まれでした。四捨五入で50歳。ひぇー!
彼が企画、スタントマンなしの出演を決めたアクション映
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Winny(2023年製作の映画)

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壇弁護士が『包丁』に例えているのを観て、あっ、これ『高速道路』で話されていたのでは、と以前読んだ記事を思い出した。
それは『高速道路』が悪いのですか、だった。
実際の事件を調べてみて絶句。
ほぼ全て現
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こいつで、今夜もイート・イット アル・ヤンコビック物語(2022年製作の映画)

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トニー・スコッティにめっちゃウケてのちのちしっかり顔を見るとアル・ヤンコビックが演じてるではないの、もう腹筋崩壊するわ。
監督と脚本を手掛けたのはエリック・アペル。かの『ダイハード』の監督さんだぞ、控
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ハント・フォー・ザ・ワイルダーピープル(2016年製作の映画)

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タイカ・ワイティティ監督の『ボーイ』を観た時、ちょっとショックを受けたのだ。
沢山メジャー作品を撮っていてサービス精神が旺盛で才能豊かな人。
もちろんそれも彼の一面だけど、ニュージーランドの出身でマ
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デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)

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「砂漠の春が救世主の復活をもたらす」
預言が神話へ変わろうとしているけれど、いやまて、まだわからんぞ。
それにしてもこの物語をスクリーンで観る贅沢よ。
フェイド=ラウサ・ハルコンネンは思ったより短い登
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安らかに眠れ(2024年製作の映画)

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SNSは罪な奴。
巨額な借金を背負ったセルヒオ。従業員の給料も払えず、子どもの授業料も振り込めなくなり、ついに妻に全てを話すことに。
そしてあの事故が起こる。
冒頭の買い物からのパーティーで気になるも
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ジュリア(s)(2022年製作の映画)

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自分の知らない過去はない。
多分誰もが考えたことのある、もしあの時「こうしていれば」あるいは「こうしていなければ」は存在しそうだけどしない。
こんなことが邪悪なピエロの真っ赤な風船みたいにずっと頭に浮
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インシディアス 赤い扉(2023年製作の映画)

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オープニングのタイトルが出る直前のあの演出、好きだなぁ。
パトリック・ウィルソンがついに今作で監督デビュー。彼が登場すると死霊館と被りそうになるので一旦頭を振ってリセットするのが私の常。
5作目なのだ
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The Son/息子(2022年製作の映画)

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『ガブリエルに捧ぐ』が気になって調べてみるとあのフランス人インターンの名前が。そして彼はフロリアン・ゼレール監督の義理の息子だということが判明。
観た後で詳しいことを知ると良いと思うのだけど、そうです
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星の旅人たち(2010年製作の映画)

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フランシスコ・エステヴェス・マルティネスに捧げる、とある。その人はスペイン人であるエミリオ・エステヴェスの祖父のこと。
ということはマーティン・シーンの父親であるということで……家系図を紐解いてどうす
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ロードハウス/孤独の街(2024年製作の映画)

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バッキバキに割れた腹筋を持つジェイク・ギレンホール。苦悩に曇る瞳も、狂気に満ちた表情も、痛みにのたうち回る演技も、全部似合ってしまう彼だけど、今回は「追い詰められると何をしでかすかわからない」男を演じ>>続きを読む

ウィッチ(2015年製作の映画)

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『ノースマン 導かれし復讐者』『ライトハウス』を手がけたロバート・ニール・エガース監督作品。次回作は『ノスフェラトゥ』だとは聞いているけど、また凄いキャストで呪われし者たちの物語を披露してくれそう。>>続きを読む

波紋(2023年製作の映画)

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いつだって生きているのは今だけど、朝から夜、明けて1日、1週間、10日、1ヶ月、1年と区切りをつけてついでに折り合いもつけてなんとか時を乗りこなす。
なのに積み重なってカサカサと嫌な音を立てる心の傷か
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キャロル・オブ・ザ・ベル 家族の絆を奏でる詩(2021年製作の映画)

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現在のウクライナを想う。
占領されるたびに多くのものが奪われる地のことを想う。
人々の幸せを願うウクライナに伝わるシチェドリク。「キャロル・オブ・ザ・ベル」はよく耳にするクリスマスソングだけど、これま
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