れん

デューン 砂の惑星PART2のれんのレビュー・感想・評価

デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)
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「砂漠の春が救世主の復活をもたらす」
預言が神話へ変わろうとしているけれど、いやまて、まだわからんぞ。
それにしてもこの物語をスクリーンで観る贅沢よ。
フェイド=ラウサ・ハルコンネンは思ったより短い登場だったけれど、オースティン・バトラーの肉体、動きがまた美しい。モノクロのシーンに残虐な、けれどもこうして生きるしかなかった、そんな男が浮かび上がっていて見惚れてしまった。そういえば彼、ダーレン・アロノフスキーと組んで犯罪をテーマにした作品に出る予定もあるそう。『ホエール』の監督さんだしねー、って、バトラー情報がなぜか長くなってしまった……
レア・セドゥやフローレンス・ピューが同じ場面にいるのももちろん嬉しい。ティモシー、ゼンデイヤの息もぴったり。
砂嵐を浴び、サンドワームがやって来るタイミングに鼓動を合わせ、飲むの?と怯え、そっちをとるのかよーと心の中で叫ぶ。楽しい。
ずどーんと響くハンス・ジマーの音楽、豪華な映像などなど、お楽しみもいっぱい。
ドゥニ・ヴィルヌーブの映像体験はやはり一味違う。
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