あんときの井上さんの映画レビュー・感想・評価

あんときの井上

あんときの井上

映画(1257)
ドラマ(0)
アニメ(0)

アイミタガイ(2024年製作の映画)

3.4

群像劇で
上手い伏線回収を
しようとするとどうしても
世界(世間)が狭くなるのが
難点なのだが
しかしその問題を解消できる
魔法の合言葉それが
「アイミタガイ」

黒木華は親友が亡くなっても
その携帯
>>続きを読む

ぼくが生きてる、ふたつの世界(2024年製作の映画)

3.4

きっと、
ぼくらが生きてる、
ふたつ以上の世界

聾唖の母親の健気さがよい

そんな母親を、
息子が邪険に扱う様に、
身につまされる思いがした

たまに脚本なのか演出なのか、
分からないけど、
強引な
>>続きを読む

JSA(2000年製作の映画)

3.6

ソン・ガンホのアニキ感がよい

韓国と北朝鮮の
どちらにも肩入れしない
脚本のバランス感覚が
素晴らしい👍

本作から四半世紀が経った
現在において水面下では
あの抜き差しならぬ密室のような
緊張感が
>>続きを読む

死体の人(2022年製作の映画)

3.1

"死ぬとは生きることと見つけたり"

なんだろう

よく死ねたら

よく生きれた

ということ

なんだろう


ちなみに自分は今のところそういう価値観ではなくて終わりよければ全て良しという訳でもなく
>>続きを読む

少女(2017年製作の映画)

-

良作

"自殺は身近な人への殺人だ・・・!"

チョン・ヨビン(『ヴィンチェンツォ』)×
チョン・ソニ(『ソウルメイト』)の
百合映画?(ただし2人とも自殺します〔推定〕)

韓国の若年自殺死亡率の特
>>続きを読む

クレオの夏休み(2023年製作の映画)

-

原題は『母なるグロリア(意訳)』

映画の合間に
アニメーションを挿入してる映画

我々は
母なる海から生まれ
父なる大地の恵みで育ち
母なる海へと還って逝く

クレオはグロリアが
自分だけの母ではな
>>続きを読む

男と女(2016年製作の映画)

3.3

男は家庭を捨てず
女は子供を捨てきれない
それでもなのが男と女

コン・ユが
ゆきずりの女に
ストーカーしてる
ただのキモ男に
成り下がっちまってるぅ〜

ところでどこらへんで
お互い好きになったんだ
>>続きを読む

愛に乱暴(2024年製作の映画)

3.3

"家に乱暴"

愛とは
自己免疫疾患みたいなもので
時に自己を傷つける
そしてそれに自覚的である時
人はキチガイのフリをする
痛みを緩和する誤った仕方で

原作小説が良いのだろう

歩く桃子のバックシ
>>続きを読む

若き見知らぬ者たち(2024年製作の映画)

3.1

極めて極く個別的な若き見知らぬ者たちの映画

後半に或る事件が起こりそこから一気に置いてけぼりになった

監督が警察を親の仇ぐらい憎んでるのはわかった

で?それってアナタの感想ですよね???

【2
>>続きを読む

Never Goin' Back ネバー・ゴーイン・バック(2018年製作の映画)

3.1

彼女たちに明日はない・・・って映画

可愛ければスカトロ大しても許される!?

ちなみに俺はムリっす

右から左へ歩く移動のトランジションで背景が3パターンに切り替わる映像表現が可愛かった

ダンスミ
>>続きを読む

女優は泣かない(2023年製作の映画)

3.3

女優は泣かない・・・から代わりに
素人の俺たち観客が泣くのだ・・・!

危篤のお父さんの病室シーンが
作中一番の泣き所

あのお父さんなら
二人の娘が仲直りする為だったり
娘の仕事の為だったら
死んで
>>続きを読む

Cloud クラウド(2024年製作の映画)

3.2

清どした???

大丈夫そ!?

なんか迷走してない?

これがアカデミー国際長編映画賞候補作の日本代表作品か・・・

五里霧中の映画の中

雲の切れ間から差し込む一筋の光

奥平大兼氏に幸多からんこ
>>続きを読む

クリーピー 偽りの隣人(2016年製作の映画)

3.3

偽りの隣人は
いちばん隣にいた妻でした・・・

不気味な隣人×不可解なサイコパスの映画

【香川照之は本当にサイコパスだったのか?】
サイコパスって裏を返せば
魅力的とも映るから
人心掌握術にも長けて
>>続きを読む

女の子は女の子(2024年製作の映画)

-

このレビューはネタバレを含みます

秀作

『ナミビアの砂漠』の山中瑶子監督も
「素晴らしかった」と称賛
不肖わたくしめも膝を打ちました

まさか静謐なタッチで
実母によるNTR脳破壊?を
インド映画で観る日が来るとはw

娘はいやいや
>>続きを読む

ロングレッグス(2023年製作の映画)

-

"この10年でいちばん怖い映画"

ふむふむ

どれどれ

なになに

はいはい

うんうん

ヴェッ ヒャッ キャッ アッ グチャ

......なにも!!!な"かった...!!!

帰ってきた正直政治家 チュ・サンスク(2022年製作の映画)

-

このレビューはネタバレを含みます

「損得勘定もけっこうだけど
 義理と人情を捨てられない」

正直者はバカをみない
ドタバタコメディ映画

呪いとやらで悪者も
嘘がつけなくなるオチで
丸く収まるのかと思いきや
そうでもないんかい?!笑
>>続きを読む

アビゲイル(2024年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

「昔のオレに戻りたかったんだ!!!」

ヴァンパイア×バレリーナのネタバレ厳禁映画。

【フランク=ベジータ?】
進んでヴァンパイア化したフランクが、バビディに支配されるベジータみたいだった。だからこ
>>続きを読む

たぶん悪魔が(1977年製作の映画)

3.6

"たぶん悪魔の実が"

シャルルは恐らく
ウツウツの実の能力者だ!

ロベール・ブレッソンに有って
濱口竜介に決定的に欠けているもの
それは新人若手俳優の審美眼なのでは?

もし仮にそうであるならば
>>続きを読む

ニューイヤー・ブルース(2021年製作の映画)

3.1

ニューイヤー感を全く感じさせない映画でしたね

男性陣が全員ウジウジしてましたね

会社の800万円が紛失した際に中国人婚約者のロマンス詐欺を疑ってしまい申し訳ありませんでしたね

イグアスの滝など映
>>続きを読む

ラ・メゾン 小説家と娼婦(2022年製作の映画)

3.1

ラストに突然置いてかれる映画

本来書くべき対象は
娼婦ではなく
娼婦を買いに来る男側だ
と唐突に語られても
上手く飲み込めない

原作者のエマ・ベッケルさんが
実は男性で創作していたらばと
妄想して
>>続きを読む

シングル・イン・ソウル(2023年製作の映画)

-

このレビューはネタバレを含みます

独身貴族のイ・ドンウク様の
シングルライフを覗き見できる映画

ソウルの街が
時代と共に移り変わるように
そこで暮らす人々の生活も
自ずと変わってゆくという話

とは言いつつも
イ・ドンウク様の独身生
>>続きを読む

ベイビーわるきゅーれ ナイスデイズ(2024年製作の映画)

3.2

「私は あなたの、 絶対なの」

ちさとが
死体?を盾に
敵の射線の中を
通り過ぎる際に
その死体の人が
おもくそ歩いてて
笑った

確かに
右手に銃を持ってる
女の子がもう片方の
手だけで大の大人を
>>続きを読む

ハウスメイド(2010年製作の映画)

3.7

良作。

縦横無尽のカメラワークが冴え渡る映画。

【下女が上様になる話】
カメラが上下または奥行き等のアングルで下女のウニをなめたりあおったりするなか、主人の娘のナミだけがフラットなアングルでウニに
>>続きを読む

フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン(2024年製作の映画)

3.7

「君の容が浮かぶほどに月を見た」

観やすっ

日本人なら「月が綺麗」とか
セリフで付け足しちゃいそうな映画

二人乗り小型飛行機の
ロマンティックなシーンは
『アラジン』の
絨毯シーンみたいに
もう
>>続きを読む

フィンガーネイルズ(2023年製作の映画)

3.7

「恋に痛みはつきものだから
 溺れてゆく程 苦しいものだから」

爪を剥ぐ時は麻酔すれば?
とは思うけど
痛みが重要なんだよね!?

恋を選んだとしても
愛を選んだとしても
欲張りな私たちは
恋愛をど
>>続きを読む

テトリス(2023年製作の映画)

3.7

良く出来た韓国映画みたいなお仕事映画

移動シーンや設定ショットで
テトリス調の絵面になるのかわいい

任天堂の社長って関西人だったんだw

ゲームボーイが出てきて
なぜかテンション上がった

テトリ
>>続きを読む

ソウルの春(2023年製作の映画)

3.7

"アラブの春"のように
韓国の冬の時代の幕開けを告げる映画

史実を知らずに鑑賞したために
当然チョン・ウソン側の正規軍が
勝つものだと鷹を括っていたら
いつの間にやら残存兵力104人しか
残って居な
>>続きを読む

Apple Original Films『ウルフズ』(2024年製作の映画)

3.6

Appleからエンターテイメントのお年玉

本日より3日間Apple TV+無料にて視聴

或る男の死体処理をプロに依頼(ミステリー)
  ↓
一匹狼のもみ消し屋が時間差で2人も登場(コメディ)
  
>>続きを読む

骨までしゃぶる(1966年製作の映画)

3.5

タイトルのネーミングセンスよw

骨までしゃぶられない為にも
法律知識の重大さが身に沁みる映画

ハッピーエンドで良かった😭

スベタ(醜女)って言葉を初めて知った
まあ一生使う予定ないけど

「スベ
>>続きを読む

カラー・オブ・ハート(1998年製作の映画)

3.7

良作

『ステップフォード・ワイフ』や
『恋はデジャヴ』や『バービー』を想起

世界の多様な価値観に触れて
自分の多彩な感情を知る事によって
世界は色付き自分の人生が光り輝くのですね!

だから双子の
>>続きを読む

男はつらいよ 奮闘篇(1971年製作の映画)

3.4

半世紀以上も前から
知的障がい/境界知能の方の
社会生活の生きづらさや
親ガチャ問題を題材にするとは
流石が寅さん

ただ寅さんと実母のパートでは
喧嘩別れしたまま仲直りもせず
終わったのでそこだけは
>>続きを読む

WALK UP(2022年製作の映画)

3.6

「人と動物の違いだった......
 それは"天国へ行きたい"と思う事だよ」

監督含めスタッフ3人の
クオリティじゃないっす

マジハンパないっす
尊敬するっす

引き算の美学
ここに極まれり

>>続きを読む

Devils Stay(英題)(2024年製作の映画)

-

娘がずっと心配😰

お父さんだったら
どんな事をしても
助けたいよね、、、

Kホラーより
Jホラーの方が
よっぽど心配🥺

おっと、清水崇監督が
アップをはじm・・・

オールド・フォックス 11歳の選択(2023年製作の映画)

3.3

ちょっと自分には
興味が持続せず
分かりにくかった

けれども他の方の
レビューを拝読するに
膝を打つ心持ちがし
すぐさま再鑑賞したい
思いに駆られた

弱肉強食の
台湾資本主義社会で
勝ち上がるには
>>続きを読む

スーパーバッド 童貞ウォーズ(2007年製作の映画)

3.7

『ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー』の男子バージョンが本作

童貞を卒業する前に友達を大事にしろ!

学生時代のホモソーシャルは恋愛感情と勘違いする程グラグラする伏魔殿

それゆえにセスは
>>続きを読む

サユリ(2024年製作の映画)

3.3

認知症おばあちゃんの覚醒映画

怨霊を活力で対抗する斬新さがウケた

しかしながら後半失速

鍛錬期間中の孫は非力ゆえ
自宅には住まわせず
同級生の女子の自宅などで
寝泊まりする設定にして欲しかった
>>続きを読む