relaさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

スリー・ビルボード(2017年製作の映画)

4.0


分かりやすく嫌なやつだったジャクソンが、復讐劇の末に炎に飲み込まれたとき 私たちは上手く落とし前がついたように感じられた。なのにその直後に包帯でグルグル巻きになった彼が差し出されたオレンジジュースに
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キングスマン:ゴールデン・サークル(2017年製作の映画)

4.8

このレビューはネタバレを含みます

ただの続編というだけでなく、前作の要素がたくさん出てきてウオー!となる瞬間が多かったのが作品への愛情を感じられて嬉しかった。文句無しの秒でアガる具合だったけど、愛しのマーリンを脱落させた罪は重すぎる。>>続きを読む

スウィート17モンスター(2016年製作の映画)

3.5

以前観た「ミニー・ゲッツの秘密」と比べれば可愛らしいこじらせ具合であった

ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち(2015年製作の映画)

4.7

色味や空気、音も動きも全てがきちんとティムバートンで溜息が出る。本当に彼の頭の中の豊かさや完璧な芸術家の血に嫉妬する。

ミニー・ゲッツの秘密(2015年製作の映画)

3.9

母親の彼氏と寝たことをきっかけに、15歳にして性依存性になってしまう「ミニー・ゲッツの秘密」に惹かれる人間はあまりまともだとは思えない。でも私はミニーが好きだ。いい映画だと思う。10代の女の子の寂しさ>>続きを読む

ショート・ターム(2013年製作の映画)

5.0

久しぶりに悲しい嬉しい以外の感情で泣かせてくれる映画に出会った

レ・ミゼラブル(2012年製作の映画)

5.0

こういう映画を観ると、過去の「信仰」とは人々にとって無条件の希望だったのかもしれないと強く感じる。だってこれほど希望のない時代で、いつか正しい自分を救ってくれる存在がいると思えなければ、自分も人も愛せ>>続きを読む

マンチェスター・バイ・ザ・シー(2016年製作の映画)

4.6

特別な悲しい出来事がなくても決して穏やかではない記憶は誰にでもあるはずで、「マンチェスター・バイ・ザ・シー」は、そんな私たちに優しく寄り添うような映画だ。淡々と悲しみを突きつけられ続ける2時間と少しの>>続きを読む

ブリジット・ジョーンズの日記 ダメな私の最後のモテ期(2016年製作の映画)

4.2

当然マークとくっついて欲しかったけど、恋敵ジャックも嫌いになれない。むしろ好き!あの登場回数で優勝するヒューグラントが一番好きだけど。。私も「ンゴッチ〜!」で飲み明かしたい

美女と野獣(2017年製作の映画)

5.0

台詞を暗記するほど観て、擦り切れるほどサントラを聴き、舞台にも足を運んだ、私の人生に大きな爪痕を残した作品。それほど好きすぎる作品の実写化は、ワクワクを超えて緊張がはしるんだな。今を生きる人たちにも伝>>続きを読む

ジャニス リトル・ガール・ブルー(2015年製作の映画)

3.7

圧倒的な存在であり続ける人は、莫大なエネルギーと同じくらいの繊細さを持っているといつも思う。ステージを降りたあとの少女みたいな心の不安定さがあってこそ、ロックスターのジャニスなんだな。人の痛みをかんじ>>続きを読む

この世界の片隅に(2016年製作の映画)

4.5

選ばれた時代の選ばれた場所で生きていくということ、それが温厚で心優しい女の子に「ぼうっとしたままのあたしでおりたかった」と言わせてしまうような時や場所でも前を向いて生きていくということ、能年玲奈ちゃん>>続きを読む

PK(2014年製作の映画)

4.8

小さい頃から頭に叩き込まれ続けていたすべてのことに対して、容赦無く疑問をぶん投げていく。どんな決まり事や常識も「かけ間違い」だったのでは、と考えるだけで、いつでも真っさらな心に戻れる。大人になったはず>>続きを読む