echizenさんの映画レビュー・感想・評価

echizen

echizen

映画(22)
ドラマ(0)
アニメ(0)
  • 22Marks
  • 10Clips
  • 0Fans
  • 0Followers
  • 0Followings
  • List view
  • Grid view

罪と悪(2024年製作の映画)

4.0

ちょっと話に無理があって、回収しきれていない部分もあったけど、最後まで観れた。
クオリティが確りした作品。照明や撮影、カメラワーク、カット割が良いなと。特に少年を追いかける刑事のシーンは印象深い。良い
>>続きを読む

ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

4.6

見聞きする評価がとても高く、気になって観る事に。怪獣映画ね…みたいな雰囲気で思っていたけど、映画が始まるとすっかりその世界に浸れた。
シンゴジラはそれなりに楽しめたが、シンウルトラマン、シン仮面ライダ
>>続きを読む

いっちょらい(2023年製作の映画)

4.6

民謡を題材にした御当地映画。と思いきや複雑普遍的な人間模様を描いた作品。御当地映画に有りがちな明るく楽しい、そして暖かな感動は微塵も無い。
日々の生活は決して楽ではない。重い不安不満がある。そこに押し
>>続きを読む

Yokosuka 1953(2021年製作の映画)

5.0

以前ショートバージョンを観て、一年後に長編を鑑賞。
最初の津田寛治さんの温もりあるナレーションで気持ちが持っていかれた。しかし今回厳しい時代を丹念に追うシーンが多く、胸に詰まる事度々。その上で気丈に振
>>続きを読む

ドライブ・マイ・カー(2021年製作の映画)

3.8

ちょっと期待し過ぎたかも。国際的映画祭で賞に絡む事多数。期待するな!と言うのが無理。
村上春樹的な映画として頑張り過ぎたような感じ。観ていて「ああ、そうそう村上春樹の原作だった!」と思った。村上春樹の
>>続きを読む

MINAMATAーミナマター(2020年製作の映画)

4.0

社会派ドラマと思ってみると違和感があると思う。感情移入もし難いかもしれない。もう終わった事とは言わない、言えないが、半世紀前の話。もっと早く完成出来ていればと思う。
社会問題提議と言うより、もっと普遍
>>続きを読む

家へ帰ろう(2017年製作の映画)

4.8

ちょっと暇つぶしでコメディでも…のつもりが。
驚いた。
色々な意味で大変な掘り出しモノ。
もう一度確り鑑賞しないと。

シニカルな笑いで、軽快に物語が始まる。頑固爺さんの珍道中かと思いきや、隠された重
>>続きを読む

デッド・ドント・ダイ(2019年製作の映画)

3.5

劇場公開はコロナ禍で見過ごした。
何故か福井弁で宣伝されて、気になっていたのに。
amazon primeにあがっていたので鑑賞。
変な映画だ。
ビル•マーレイが普通の警官。
普通のおっさん?
テレビ
>>続きを読む

くもりのち晴れ(2021年製作の映画)

4.0

片山享監督が地元建材会社のPVを撮った。企業PVといえば、明るく元気で楽しいドラマ。の筈なんだけど、片山享監督の作家性が大爆発!大噴火!暗くて鬱屈した若者が、ダメな人生でもがきまくる!
やっちゃったか
>>続きを読む

JUNK HEAD(2017年製作の映画)

4.7

人気漫画→テレビアニメ→劇場版アニメ。この流れで劇場公開されたモノは、自分の中では映画に区分されない。映画館でのアニメイベントだと思っている。ヒットしても、作品のクオリティ云々より、戦略が功を奏したと>>続きを読む

戦場のメリークリスマス 4K 修復版(1983年製作の映画)

4.5

1983年公開当時は高校生だった。
デビット・ボーイ、坂本龍一、ビートたけし。俳優でもない毛色の違うスーパースターが、顔を揃えた映画。もうお祭映画だった。三人共スーパースターの上、その世界で其々最先端
>>続きを読む

けったいな町医者(2021年製作の映画)

4.0

50も過ぎてボンヤリ自分の最後の事を考える様になった。
この映画を観て、そうか…と思った。逝く時の状況は予想出来ない。自死でもしない限り。しかし死に直結する病に倒れたら、自死すら選択肢から外れる。ひた
>>続きを読む

ノマドランド(2020年製作の映画)

4.5

観る世代によって感じる事は、かなり違うと思う映画。
自分は主人公とは性別も国籍、置かれた環境も違う。しかし50代半ばで世代的に近い。人生の黄昏を目前に、身につまされる事が多いのだ。
そして恐らく、老い
>>続きを読む

病院坂の首縊りの家(1979年製作の映画)

4.0

市川崑の金田一は、どれも数えきれないほど観た。小学生の頃、全て劇場鑑賞。どの作品も登場人物の相関関係が難しい。当時理解出来なかった。それでも面白かった。
数多ある金田一モノ。市川崑監督の石坂金田一シリ
>>続きを読む

パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

4.0

去年日本公開の韓国映画で、代表的な一本がコレ。
あまり好きにはなれない。しかしオリジナル作品で、クオリティの高さは否定できない。素晴らしい出来だ。
鑑みて日本映画の代表は、アニメ鬼滅の刃?かな。
スパ
>>続きを読む

TENET テネット(2020年製作の映画)

4.5

意味がわからない。映画はそれで良いと思った。辻褄が合うとか、筋が通っているとか、あまり意味がない。映像体験にのみこまれるかどうか?そこが重要かな?

ようこそ映画音響の世界へ(2019年製作の映画)

4.0

映画は映像と音響で成り立っている。
しかし音響の重要性を知る人は多くない。
何気ない会話のシーン、いや、無言のシーンですら、音響の技術が注ぎ込まれている。
この映画では、もっとわかり易い派手な部分で解
>>続きを読む

スパイの妻(2020年製作の映画)

4.0

NHKのテレビドラマを劇場版として、スクリーンサイズやカラコレをやり直したそうな。日本のメジャーな映画会社の作品と比べても、互角以上のクオリティ。人もお金も時間も技術も、民放ドラマとは格が違い過ぎる。>>続きを読む

ドラゴン怒りの鉄拳(1972年製作の映画)

4.0

数十年ぶりに鑑賞。4kリマスターになっての上映。

日本人が悪役で描き方も滅茶苦茶。芸者のクネクネダンスからのストリップ。妙なハカマにもっと変なズラ。阿漕さ満点の日本人達。トンデモ映画!
普通だったら
>>続きを読む

轟音(2019年製作の映画)

5.0

片山監督の映画には、解り易い登場人物は出てこない。誰もが色々な感情と考えと倫理感に従って揺れながら動く。複雑だ。だから腑に落ちない事が多い。しかし実際世の中、そうやって人は生きている。だから理解出来な>>続きを読む

未来の唄(2019年製作の映画)

5.0

爽やか、晴々。観た後清々しい気持ちになる。伝統工芸の小さな田舎に、小さな物語がある。そこには人それぞれが織りなす人生がある。悲喜交々であって、未来の唄というタイトルが色々な意味で感慨深い。

つむぐ(2019年製作の映画)

5.0

映画の力って凄いなぁ。正しく地元の中の地元が舞台なんだけど、凄く物語のある地で美しいと思えた。片山享監督、演者の皆さん、ありがとう。僅かなシーンだけど、津田寛治さんがド迫力演技。主役のお嬢さんも、初映>>続きを読む