えーーかさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

KT(2002年製作の映画)

2.0

金大中拉致事件についてフィクションと言えども映像で観るとやはりイメージも膨らみ理解も深まるのでそう言った点では観て良かったなと思う。
ただ、映画としては事件について何も知らない人が観たらあまり面白くは
>>続きを読む

スパイネーション/自白(2016年製作の映画)

4.0

韓国のドラマや映画でよく権力者による悪事が描かれているけど、それ以上に事実は悲惨。そして粘り強く闘う人たちがいるのも事実なので、その点についてはやはり救いがあるように感じる。

被害者は脱北者や在日韓
>>続きを読む

箪笥<たんす>(2003年製作の映画)

3.0

思ったより怖くはなかったが、時々音でびびらせてくるタイプ。ストーリーはとても悲しいものだった。でもどこか寓話のような美しさもあった。

KCIA 南山の部長たち(2018年製作の映画)

3.0

作品そのものはまあまあだった。
なんというか…朴正煕元大統領暗殺事件そのものが何だったんだろうって考え込んでしまった。

18年間に及ぶ独裁政権が終わったと思いきやすぐに新たな独裁政権が始まる。長い歴
>>続きを読む

藁にもすがる獣たち(2018年製作の映画)

3.0

登場人物が多くそれぞれの出来事が繋がるまでに少し時間がかかった。
つまらなくはないんだけど、期待しすぎたような気もする。頭の中を空っぽにして楽しみたいときにはいいかも。

スペース・スウィーパーズ(2020年製作の映画)

3.0

深刻な『ヴィンチェンツォ』ロスに悩まされてるので、ソン・ジュンギ目当てで鑑賞。役名が「テホ」で笑ってしまった。チン・ソンギュもこの繋がりで特別出演したんだね。
製作費すごくかかってそうだし、SF映画と
>>続きを読む

楽園の夜(2019年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

正直途中までありがちだな〜とか思ってたんだけど、ラスト30分めちゃくちゃ面白かった!ラブ要素もいらないな〜って思ってたけど、このためだったのか〜!
オム・テグが観たかったはずなのに、チャ・スンウォンと
>>続きを読む

アナと雪の女王(2013年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

やっと観たんだけど、とても良かった。もともと王子様に助けてもらうしかないディズニープリンセスがあまり好きでなかったので、従来の概念を壊してくれたのが良かった。

意外だったのはレリゴーはこのタイミング
>>続きを読む

フェアウェル(2019年製作の映画)

3.0

『ミナリ』を観たばかりなのでそれと比べると自分には中国という国も中国の家庭も未知のものなので、ピンと来ない部分があった。でも移民に対して「どっちの国がいい?」って聞く人がいるのは世界共通なのかな。

ミナリ(2020年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

予想を超えて素晴らしかった。
異国で根を下ろし暮らすことは本当に厳しい。韓国から海外へ移住したたくさんの人たちの顔を思い浮かべた。
エンドロールの「すべてのハルモニたちへ」はまさにそういうこと。

私のボクサー(2018年製作の映画)

2.0

正直いまいちだった。
オム・テグもヘリも好きだし、パンソリもボクシングも好きなジャンルなのに。
制作アン・ウンミ先生とのことだけど、アン・ウンミファンとしては先生のカメオ出演は欲しかった。

シン・エヴァンゲリオン劇場版(2020年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

まるでモヨコさんへの壮大なラブレターを観ているようだった。
テレビアニメ版の頃とは見える世界が全然違うんだね、庵野さん。シンジくんがもうエヴァに乗らなくて良いように。
庵野さんも登場人物もみんな成長し
>>続きを読む

野球少女(2019年製作の映画)

4.0

あまり前情報を得ずに観に行ったが、かなり良かった。
男性のスポーツというイメージの強い野球、男性の中でひとり女性が続ける厳しさの描き方が特に良く、ガラスの天井は防弾ガラス並に頑丈だし何枚もあるんだなと
>>続きを読む

グランド・ブダペスト・ホテル(2014年製作の映画)

3.0

テンポ良く美しい構図の映像が流れていくので絵本を見ているようだった。
メンデルのケーキを食べてみたい。

メリー・ポピンズ リターンズ(2018年製作の映画)

2.0

このレビューはネタバレを含みます

名曲揃いだった前作と比べるといまいち耳に残る曲はないのが残念。映像技術は当時よりぐんと進化してるので楽しかったけれど、続編ではなくリメイクが観たかったかも。
最後にとってつけたようなジャックとジェーン
>>続きを読む

アラジン(2019年製作の映画)

5.0

気軽な気持ちで観たらアニメ版よりもかなりアップデートされていて感激。
特にジャスミンのキャラクターと物語に深みが増していたのが良かった。
映像も迫力あって、かつて夢中になった世界がより鮮明で確かなもの
>>続きを読む

ガリーボーイ(2018年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

インド=ボリウッドなイメージを覆された。どん底から這い上がるためのラップってとてつもないエネルギー感じるから好き。インドに実在するラッパーの半生がモデルになってるのがまたいいね。

個人的にはサフィナ
>>続きを読む

ブルーアワーにぶっ飛ばす(2019年製作の映画)

2.0

夏帆の捻くれた感じとか自分の地元への嫌悪感はすごくわかる…久しぶりに実家に帰ったときに上手くまわってないのを目の当たりにしてしまって苦しくなる感じとかも。南果歩のお母さんも良かったなぁ。

ただ、シム
>>続きを読む

ウィーアーリトルゾンビーズ(2019年製作の映画)

3.0

子供の頃ってとにかく大人の事情に振り回されて不自由だけど、大人が思う以上に大人のこと冷静に見てること思い出した。

RPGゲームの『MOTHER』に裏の世界があったらこんな感じかもしれないな。

ハッピー・オールド・イヤー(2019年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

わたしも引っ越しが多かったので不要なものだけでなく思い出の品も捨ててきて後悔もしてるので、ところどころ胸が痛んだ。

結局ジーンは満足してるのだろうか。お母さんとの関係は大丈夫なのだろうか。色々と気に
>>続きを読む

ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー(2019年製作の映画)

3.0

多分王道な青春ものなんだけど、細かい設定や演出がちゃんと現代にアップデートされているのがいいね。

わたしもプールのあるお家でパーティーしてみたい🏊‍♀️

ザ・コール(2020年製作の映画)

5.0

こんな風に過去と未来が繋がるなんて!想像と全く違う展開にのめり込んでしまった。
養母役のイエルもヤバいなって思ったけど、チョン・ジョンソのヤバっぷりがだんだん加速していくのがほんと怖かった。

ほえる犬は噛まない(2000年製作の映画)

3.0

ものすごく面白いとは思わなかったが、自国が抱える闇の部分をブラック・ユーモアに変えるところとかは『パラサイト』のベースにもなっていると思ったし、やっぱり上手いなぁ!と唸らされた。

愛してるって言っておくね(2020年製作の映画)

3.0

観る前にあらすじを読んで分かっていたはずなのにラストシーンでは恐怖で身がすくんでしまった。タイトルの意味もラストに理解できて、途方に暮れた。

ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語(2019年製作の映画)

3.0

欲を言えばドラマでじっくり観たかった気もするけど、上手くまとまっていて見応えあった。
昔からジョーが一番好きで、独立心が強くて自由に生きる女性だと思ってたけど、当時の時代背景を考えるときっと風当たり強
>>続きを読む

わたしは金正男を殺してない(2020年製作の映画)

3.0

思いがけず他国の暗殺に関わってしまったふたりの女性を思うと、とにかく怖すぎる。美味しい話には裏があると疑うべきだけど、おそらくふたりともお金や名声が欲しかっただろうし、この手口では次第に疑わなくなるか>>続きを読む

82年生まれ、キム・ジヨン(2019年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

原作との違いそのものについては特に気にならないのだけど、最後の最後のシーンだけはいらなかったなぁと思う。いくつか伏線はあったものの、そこに至るまでの経緯が描かれてもいないのに雑な印象を受けたし、結局こ>>続きを読む

ミッドサマー(2019年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

日頃この社会で「常識」と捉えていることに対して揺さぶりをかけるような作品だった。

この村の人々のような価値観が存在することもなくはないだろうな。ただ、今この社会に暮らす我々はそれを「カルト」と呼んで
>>続きを読む

#生きている(2020年製作の映画)

3.0

ゾンビ映画苦手なのでネトフリ配信で良かったし、前評判聞いてさほど期待してなかったけど、案外良かった。やっぱり今のコロナ禍の状況と色々重なることもあり、もしもコロナじゃなくてゾンビみたいに暴れ出す病気が>>続きを読む

空と風と星の詩人 尹東柱(ユンドンジュ)の生涯(2015年製作の映画)

3.0

作品そのものとしては少し弱い気がするけれど、尹東柱の半生を辿るにはとても参考になった。
しかし本当にこういった加害の歴史について知ることがもっと日本でスタンダードになって欲しい。

チャンシルさんには福が多いね(2019年製作の映画)

4.0

ひたすら穏やかなトーンで淡々と物語が進んでいくので、観終えた直後に大きな感動はなかったものの、家に帰ってふと鏡を見たら口角が上がっているのを見て、この作品の感動がじんわりゆっくりと広がっているのを感じ>>続きを読む

ディヴァイン・フューリー/使者(2019年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

ところどころ少年漫画的な表現に我に返ってしまうところはあったけれど、オカルト苦手なのでその方が好都合であった。おかげでパク・ソジュン目当てで観た割には楽しめた。
ウ・ドファンのイカレっぷりが良かったね
>>続きを読む

シークレット・ジョブ(2019年製作の映画)

3.0

そんな簡単に騙されるか!?と思いつつ、笑いながら鑑賞。あ〜面白かった。時々こういう気軽に観られる映画は必要。

アジョシ(2010年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

暴力的なウォンビンがひたすらかっこいい映画。こんなに殺しちゃって大丈夫?と途中笑えてしまったので、これはもはやファンタジーの域かと。
2010年の作品ということだけど、その後韓国映画はかなり成熟してる
>>続きを読む

密偵(2016年製作の映画)

4.0

さすがこの出演陣、ハズレなし!
橋本役のオム・テグの蛇のようなギラギラした目付きとねちっこさが最高だった!
ソン・ガンホとイ・ビョンホンのシーンは『JSA』思い出してぐっときちゃった。
最終的に韓国は
>>続きを読む