かんぞうさんの映画レビュー・感想・評価

かんぞう

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MONDAYS/このタイムループ、上司に気づかせないと終わらない(2022年製作の映画)

3.5

他人への目線を改めるべきと教えてくれる。
興味を持って視野を広げて敬意を持つこと。それにより生まれ出る自分一人では辿り着けないものたち。
そのプロセスを体験できる。

大いなる自由(2021年製作の映画)

3.7

暗闇と息継ぎするような灯り 大いなる自由はあまりに広く 誰もいない独房だったから 所在ない。

女神の継承(2021年製作の映画)

3.5

犬が好きな方は見ない方がいいです。
祈りも呪いも同義、正しく信じないと守ってくれないなんて、それって、、、毒にも薬にも。身につまされる訳。
アジアンホラーの要素を盛ってできた皿、こういうホラーが増える
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グリーンバレット(2022年製作の映画)

3.6

戦闘シーン鬼ほどカッコいい、流石にファンと言わざるを得ない、女性に殺陣をやらせたら日本一。このノリがわかんなくなったらおじさん。恐ろしや。いやこれを好む時点でおじさんだって。はい。
もっとエグい感じで
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最強殺し屋伝説国岡 完全版(2021年製作の映画)

3.5

実力があれば多少無理しても許されるっていうの、社会すぎるわ。おっさんがいちいち生意気やぞと絡んでくるのもそういうことだろうし。
「この世界、普通のレベルが高すぎるんすよ」これが描きたかったのかなあ。
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ハンナとその姉妹(1986年製作の映画)

3.4

なんだろう、果てしなくおしまいな演技が上手すぎて、この精美さでこの話をやっていいのかという恐怖がある。人の配置が良いよね
YouTubeっぽいのかなもはや。
こんな風に世界を見ていて死ななくて済んでい
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The Beguiled/ビガイルド 欲望のめざめ(2017年製作の映画)

3.0

隣の個室で飲んでるサークルの会話が漏れ聞こえてくるみたいな気分になる。

キル・ボクスン(2023年製作の映画)

3.1

絶妙に愛しポイントが薄くて、お互いの「やっぱりそうかァ〜」のカタルシスが弱い。
人の家の事情を横から見ているという意味ではリアルか。
韓国のマイノリティ描写初めて見た。まあそうなるわな。
ロシアの描写
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カイロの紫のバラ(1985年製作の映画)

3.9

良良良

虚構による真実と現実による嘘。
だってあいつ、ずっと自分のことしか言ってなかったよ。思い返してみればさ。
現実は汚いのよ、とか分かったようなツラして言わないほうがいい。そう信じたくないって叫
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ブレット・トレイン(2022年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

これがやりたかったのだね、というシーンが多々あり、逆にやりたいシーンの引き出しが多くてウケた。そんなにまだやりたいことがあんのかよっちゅう話。いつも文化文明の破壊者として眼をぎょろつかさせられる露人と>>続きを読む

新感染 ファイナル・エクスプレス(2016年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

歌い続けろ。
窮地の判断、絶対迷うわ。死んだら元も子もないと思うのは多分私に子どもがいないから。あのおっさんも多分子どもがいなくて、だから自分が一番大切だったんだろう。子ども返りしているおっさん多々い
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ハングオーバー!! 史上最悪の二日酔い、国境を越える(2011年製作の映画)

3.7

1作目よりアホの下ネタで殴ってくる感じ。絶対こうはなりたくないけど楽しそうで羨ましくなっちゃうね。

ハングオーバー見る時は大抵飲んでるから、この記憶も無くなると思うと感慨深いやな。
記憶がなくなるこ
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タッカーとデイル 史上最悪にツイてないヤツら(2010年製作の映画)

3.5

タッカーとデイル vs 史上最悪についてない奴ら なんな。
ホラーのあるあると無い無いのバランスが、鼻につかずちょうどよかった。
めっちゃ性格と記憶力のいいヒルビリー、大学生のバカどもに一人頭のいい子
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ジュラシック・シャーク(2012年製作の映画)

1.1

ひっっどい、笑
エンドロール作るために作ったんだろうな。

マッドマックス 怒りのデス・ロード(2015年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

あれがリバティ ユートピアのパロディ

あの頃の立川の幻影が重すぎて見れていなかったんだけど、よかった。

現代ではないですよ、の前提がよく効いている。民草の描写がエグい。
救いがないとわかっていなが
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自転車泥棒(1948年製作の映画)

3.2

パパが泣いちゃったのを見て、えっ、どうしよ!?って焦る子供が可愛かった。
大人がイライラしている原因が分からなくて、拗ねてみたりしていたけど、どうやら何か大変なことが起こっているのだということが、自分
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イヴの総て(1950年製作の映画)

3.4

女性が活躍するには とか
人間のチャンス とか 幸せ とか
そういうことを思い、悲しい気持ちになってしまった。
観客以外誰も幸せじゃないっていう。そういうもんか。

パシフィック・リム(2013年製作の映画)

3.6

とにかく爽快。結構戦い方はエグいんだけど、エフェクトや発光によって爽やかに感じられる。
バケモノの有機体っぷりと人類の無機物さのコントラストが良い。デルトロさんもしかして逆に見えてね?って毎度思うし、
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我等の生涯の最良の年(1946年製作の映画)

3.7

他の男が可哀想だ。私は幸せ者すぎる
↑ここすき

軍隊での調達の経験は?
爆撃だけしてました
将校なら部下の管理や士気を高める役割を
私の仕事は爆弾の命中だけ
せっかくのその技術も、我が社で活かす部門
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ハムレット(1948年製作の映画)

3.1

全体的にアホくさ知らんがななんだけど、
「大衆にウケるために道化になったらあかん、大事なのは一人の玄人や」「やると決めたらさっさとやらないと使命感がため息に変わるで」など、所々に血が通ったキレた台詞が
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キング・オブ・コメディ(1983年製作の映画)

3.4

こういうもどかしさって万人にあってかつ絶対に交わらないから本当に厄介だし死にたくなる。
みている世界は一つとして同じじゃない。同じ番組だったとしても。
絶対に揺さぶられたくない人は絶対に人に揺さぶられ
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裸のランチ(1991年製作の映画)

3.9

堕落の根源によって堕落している。
ただ生きることに言い訳が必要ならば。
「わたしから塞いでいらない逃げ道を 溢れ出るふとどきな感情が隙間を作る 本当に歩みたい道が見つからなくって 手を出しちゃいけない
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バッファロー’66(1998年製作の映画)

3.3

冒頭は面白い流れだなと思えていたんだけど、
こういうのいっぱいいるよね、という声がどこかから聞こえて、そこからはもうダメだった。シュールギャグにしか見えなくなって、この飢え方と雪がれ方を美しいと思えな
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ヘルドッグス(2022年製作の映画)

3.7

想像の範囲にないシチュエーションを、キャラクターのリアリティある会話のみで確かに存在させるのがすごい。
面白かった。

世界にひとつのプレイブック(2012年製作の映画)

3.4

糸が細くてどうしようもないね。意味不明だと思われても仕方ない。生きることを許されてよかったよ。

最後の恋のはじめ方(2005年製作の映画)

3.2

親族が指名手配されてるやつ、ブロッコリーを投げつけ合うやつ、意味不明な婚活パーティーが世界共通であることなど 勢いがあり面白かった
男性に求められているものは変わらず、理想のヒロイン像のみが変化してい
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ビフォア・サンライズ 恋人までの距離(1995年製作の映画)

3.3

毒にも薬にもならないのが助かった。お互いに余計なこと言わないのが。夜明けの光でしか作れない栄養素があることは人類共通だってわかって良かった。

俺たちステップ・ブラザース -義兄弟-(2008年製作の映画)

3.5

「最初はライバル同士だったのが、徐々に惹かれ合い恋に落ちる男性2人を描いた映画を知りたい」とAIに聞いて、教えてもらった映画。
全然ちがうじゃねえかと思ったが、不覚にも泣いてしまった。
こんな言い方す
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情事(1960年製作の映画)

3.4

いついかなる場所も居心地が悪い。感情がさも実在するように、同じことを繰り返すおしゃべりばかりで、もううんざり。
最後のシーンは愛情ではなく共感なんじゃないかと思う。

悪いけど、側から見ればお前らも、
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インクレディブル・ハルク(2008年製作の映画)

3.3

大人がワタワタして無能の文鎮になる姿がたくさん見れて安心するわ
意外と可愛い系の中身なんだなと思ったら先に言われてた

バスターのバラード(2018年製作の映画)

3.4

人生は無意味だが、人間は意味を求める生き物であり、呪いである。物語を紡ぐのは、生命として最も危険な特性。
支配できるのはまやかしだと、どう諦めるかという命題に切なさを感じる時点で解脱は遠いな。

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