もぐぴよさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

のだめカンタービレ 最終楽章 後編(2010年製作の映画)

5.0

私の「人生のバイブル」、のだめカンタービレ実写版の最終回。どストレートに音楽がテーマ。なぜ音楽を続けるのか、その問いがここにある。
ミルヒー『音楽を続ける限り、あれ以上はないなんとことはない。いつだっ
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スラムドッグ$ミリオネア(2008年製作の映画)

3.8

「問題を当てることができたのは運命だから」
たしかに彼は運を持っていた。けどそれ以上に貧かろうと教育を受けていなかろうと、幼少期からの人生の経験全てに無駄はなく、どこかで繋がって活かされているというの
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のだめカンタービレ 最終楽章 前編(2009年製作の映画)

5.0

のだめカンタービレを『人生のバイブル』として生きてきたので、久しぶりに観て魂が震えた。
ドラマ版のポップでギャグ要素満開テイストと変わって、音楽面も恋愛面も全員が壁にぶち当たって暗くどんよりした最終楽
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セッション(2014年製作の映画)

4.6

鬼才巨匠の「俺は俺の音楽をやる。ついてこれない野郎どもはは去れ」、鉄のハート天才青年の「『俺の音楽』に近づきたい、けど俺の音楽も聞け」という2人の音楽の殴り合い映画。そんな2人の最後のセッション、スタ>>続きを読む

THE GUILTY/ギルティ(2018年製作の映画)

3.8

主役が映画1本まるまるずっと同じ場所にいながらストーリーが展開されていくのが斬新すぎる。終始閉鎖的なオペレーター室の中、時折光るのは受電を示赤いランプのみ。家のソファーでリラックスして見てるはずなのに>>続きを読む

今夜、ロマンス劇場で(2018年製作の映画)

4.7

号泣しすぎて、しばらく余韻に浸りながら放心状態。
2次元の人物と3次元の人物が世界を超えて恋に落ちるなんてよくある話と思いながら見てたらいつのまにかストーリーに夢中だった。映画の世界から飛び出してきた
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燃ゆる女の肖像(2019年製作の映画)

3.0

ラストシーン、5分間弱もの間セリフなし、泣き顔のワンショットのみ、なのにこんなにも感情を揺さぶられることあるのかという衝撃の時間。そして冒頭無音のエンドロール。泣くことさえ苦しい5分間。 
モデルと画
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ロジャー・ラビット(1988年製作の映画)

4.0

つい最近TDLに行ったので、原作が気になって視聴。
元々好きなアトラクションだったけど、最近粗品が「ロジャーラビットにハマって1日に3回は乗った」というYouTubeをアップしたのもあって久しぶりに乗
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私の少女(2014年製作の映画)

3.3

韓国社会のダークな部分にフォーカスが当たっている作品。男尊女卑、性的指向への偏見、家庭内暴力、格差貧困不法労働、さまざまな問題が詰め込まれてて、それが警察官を通して描かれているのが皮肉。(警察官なら児>>続きを読む

おろかもの(2019年製作の映画)

3.0

シンプルに浮気をした者、兄と美沙どちらも悪い。なのに兄だけが悪者とされてる感が否めなくてモヤる。
他人の恋愛事情にも熱く語ることができ、号泣できる同僚、それから結婚式でナイスアシストをした妹「イイ奴」
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真っ赤な星(2017年製作の映画)

3.0

こんなに救われないことある?!ってくらい最後まで救われないし、だいすけが出てきるシーンだけが唯一安心して見てられる。だいすけ、そのままピュアな大人になってほしすぎる。
性を現実逃避の手段として選ぶのは
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トゥモロー・ウォー(2021年製作の映画)

3.0

登場人物と同じように、はじめは視聴者側にもエイリアンの姿や特徴さえも提示されないのが一層怖かった。実際明らかになったあとも、、ウルトラ怪獣みたいな造形美キャラしか見れないタイプなので、筋トレしながら目>>続きを読む

真夏の方程式(2013年製作の映画)

4.0

最後30分からずっと涙が止まらなかった。容疑者Xの献身は純愛、真夏の方程式は家族への無償の愛。
2人の父親に無償の愛で守られたとしても、どちらの父親も自分の身代わりとなり法の裁きを受け、母親も、甥っ子
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容疑者Xの献身(2008年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

とにかく悲しすぎる愛。
石神が死を決断した直後の出会いで、花岡に恋愛感情を持てたのは奇跡。それほど強い愛だったのに。。
罪を被っても、自分の手を犯罪に染めることさえも愛だと考えていたことも、それを花岡
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ベイマックス(2014年製作の映画)

3.5

・鑑賞前はマシュマロみたいで包容力もあるけどなんとなく無機質な巨人という印象だったけど、今はベイマックスの存在が愛おしくてたまらない。あんなよちよち歩くの?!
・ラボで各々の研究技術を披露するシーン、
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沈黙のパレード(2022年製作の映画)

4.3

沈黙を続けることが愛なのか、破ることが愛なのか。被害者の佐織ちゃんも、あの日に彼に本音を隠さずに伝えていたら違っていた結末だったはず。

永遠に美しく…(1992年製作の映画)

3.8

コメディのおすすめにあったので見てみたけど、これはホラーコメディ。最後のシーンは衝撃的だけど皮肉だなーという終わり方。あとは女優陣が薬なんていらないほど元々お綺麗。この時代に違和感なく自然な若返り&老>>続きを読む

きっと、うまくいく(2009年製作の映画)

4.6

評判通り面白い。3人のおふざけ、テンポのいいストーリー、10年後の世界との交錯、キャッチーな音楽、最後のシーンの映像美などなど。コメディ&社会派映画だけど、見た後は必ずスッキリした気持ちになると思う。

地獄の花園(2021年製作の映画)

3.6

OLが見た感想。OLは戦いません!そしてエンケン!!!!すばらしい笑

パーム・スプリングス(2020年製作の映画)

4.3

映画館でコーラとホットドッグを食べながら見たくなる映画。吹き替えで見たらコメディ感強め、字幕だとまた変わるかも。
なんてことのない日々の繰り返し、そこでの幸せと愛、円安でさらに難しくなってしまった海外
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マスカレード・ナイト(2021年製作の映画)

4.6

冒頭のマスカレードホテルのBGMで抑えられないくらい興奮した!前作よりもホテルマンの所作が染み付いてる新田がカッコいい。犯人と犯人のかぶっていた仮面は最後まで予想できなかった。
長澤まさみ×キムタクが
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マスカレード・ホテル(2019年製作の映画)

4.3

繰り返されるテーマがカッコいい!格式あるホテルのイメージにがっちりハマる重厚感と、マスカレードのタイトル通り怪しげな雰囲気。小説は読んだことがないけれど、テーマが流れる度に本の新しい章がスタートするよ>>続きを読む

映画 賭ケグルイ(2019年製作の映画)

3.0

ながら見だったせいかイマイチ。カイジよりもぬるい感じ。緊迫感がほしかったな

竜とそばかすの姫(2021年製作の映画)

3.5

はじめの歌に惹かれてこれはハマるのではと思いきや、途中からメタバース世界の絵がだんだんと単調になっていくのと同時にストーリーもテンポが落ちていったのが残念。賛否両論と聞いてたけれど、やっぱり虐待家庭が>>続きを読む

あなたの番です 劇場版(2021年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

ドラマ考察が流行り出した原点でもあったドラマ版。そのあたりはどうなるのだろうかと思ったら、劇中で基本的に回収してくれる。最初の犯人には触れられなかったけれど、後から振り返ればすぐにわかる人物なので、あ>>続きを読む

シン・ウルトラマン(2022年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

映像、音楽、戦闘方法、どれも昔のままでありつつ、物語が進むにつれて現代的になっていくのがよかった

メフィラス!かっこよい!中の人のぬめりを感じる雰囲気と話し方、メフィラス星人のテクスチャーとフォルム
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はちどり(2018年製作の映画)

3.9

思春期に経験した胸がギュッとなる感情が何度も思い出される。家族との関係、親友との衝突とすれ違い、現実から逃れるように付き合った恋人、先輩への憧れや好意、同性への意識や恋愛感情。
これを観た人は、誰もが
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ウエスト・サイド・ストーリー(2021年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

映像、音楽、ストーリー、全てが最高、、予習なしで臨んでよかった。

映像
これは、スピルバーグファンの方が言っていたが、逆光の使い方が上手い。マリアとトニーの出会いの場面も儚くきれい。
階段や道路で下
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レ・ミゼラブル(2012年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

舞台はフランス。フランス革命後の貧富の差が激しい時代。人々はぼろ布の服を着て薄暗い路地で暮らし、時々やってくる見回りの兵を不安そうに見ながら過ごしていた。
主人公(ジャン ヴァルジャン)は、妹の子供の
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七つの会議(2018年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

まとめ
メーカーである東京建電の社内政治を通して見る日本社会とサラリーマンの闇の話。
次々と突然の異動が発令される。そしてその異動には万年係長の八角がいつも関与していた。不審に思った営業1課
課長の原
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DESTINY 鎌倉ものがたり(2017年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

★まとめ
鎌倉に住む文豪の一色先生(堺雅人)と奥さん(高畑充希)の夫婦の物語。舞台となる鎌倉は、姿かたちが動物のようだが人間にも見える「魔物」 がたくさん住んでおり、人間と共存している。そして死者の世
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