よびちゃんさんの映画レビュー・感想・評価

よびちゃん

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エイリアン:コヴェナント(2017年製作の映画)

3.7

プロメテウス続編。デヴィッドのみ続投。植民星7年先だから近場の良さそうな星見に行こうぜとなったときにいいねそうしよう、と思うんだけど、生き物のように人間にとりつく黒い胞子を見たときにウワッ来たの間違い>>続きを読む

プロメテウス(2012年製作の映画)

4.0

昔面白そうなSFだなと思ったプロメテウスがエイリアンの前日譚だと知ったときはびっくりした。雄大な景色かっこいい。音楽かっこいい。ショーン・ハリスかっこいい。エイリアンの30年くらい前で似てるけど違う星>>続きを読む

エイリアン4(1997年製作の映画)

3.0

4まであったの知らなかった。序盤何したいのかわからなくてよそ見してた。今まで失敗してるのに200年経ってもリプリーのクローン作ったりエイリアン手懐けようとしたりバカ!やめろ!エイリアン逃げ出してからの>>続きを読む

エイリアン3(1992年製作の映画)

3.4

デヴィッド・フィンチャーデビュー作。脚本がない状態で撮影が始まるなどとにかくトラブル続きだったようで、フィンチャーは落ち込み、自分が一番この映画を嫌い、とか言ってる。大事な3作目をそんな風にしたスタジ>>続きを読む

エイリアン2(1986年製作の映画)

4.0

ターミネーターのジェームズキャメロンがエイリアンの続編を?!ってなった当時の人達楽しいだろうな。植民星に西部開拓のノリで家族送り込んだり宇宙まで海兵隊がいたりすげーアメリカだ。本当に怖い目にあったのに>>続きを読む

エイリアン(1979年製作の映画)

4.2

「エイリアン=宇宙人」という使い方も、終わったと思いきやの最後の展開も、これが始まり……偉大……。最初に見つける知的な異星人の遺体も荘厳だし、エイリアンキモくて可愛い。フェイスハガー嫌だしデザインイケ>>続きを読む

最後の決闘裁判(2021年製作の映画)

4.1

3章で構成されそれぞれの捉え方で関係性と事件が描かれる。次第に男たちの自分は立派で正義であるという態度が暴かれる。初めから分かっていることだが、視点の違いで細かく描写が変わることで、好意を持たれている>>続きを読む

ゲティ家の身代金(2017年製作の映画)

3.8

コントラストが強いのか彩度が抑えてあるのか光のせいか、重厚でリッチ。ゲティは圧倒的な力を持つ王だが、「市民ケーン」のような孤独な老人でもあり、しかしそれすらも神話的に見える。

オデッセイ(2015年製作の映画)

4.2

想像以上に面白かった。劇場で見なかったことを後悔してます。お気に入り。火星に置いてけぼりっていう絶望的な状況のなかで、主人公マークは飄々と暮らし始めるのが楽しい。

原作を読んだら映画版は物足りなく感
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悪の法則(2013年製作の映画)

5.0

色っぽいファスベンダーからスタートしておしゃれ犯罪映画を予想していたら、はじめから終わりまで破滅に突き進む話で悲惨というしかない。完璧ってわけじゃないけどコーマック・マッカーシーの作り出す陰惨な世界が>>続きを読む

プロヴァンスの贈りもの(2006年製作の映画)

3.4

リドリー・スコット作品の中でも影が薄いほうなのではないか。
金、次に女。ロンドン在住の手段を選ばないトレーダー。最後までそんなに変わってないけど、子供の頃の記憶を受け入れてフランスで暮らしていくwit
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キングダム・オブ・ヘブン(2005年製作の映画)

3.7

終始ゲーム・オブ・スローンズだなあと思ってた。ゲースロ原作がヒットして史実でゲースロやりません?みたいな話になったんだろうか。バリアンはジェンドリーとジョンの性格と境遇を合わせたようなヒーロー。十字軍>>続きを読む

マッチスティック・メン(2003年製作の映画)

3.7

面白かった。ほっこり。「ナイスガイズ」みたいな感じか。あれ?怖くない?うわ!!

サム・ロックウェルは老化しないんですね。

ブラックホーク・ダウン(2001年製作の映画)

3.1

ソマリアで作戦に赴く面々は緊張しながらも軽口を叩き、前向きだ。しかし現場は四面楚歌、ヘリにロケットランチャーを撃たれ窮地に。ロケットを転ぶように避けるヘリとその衝撃で落ちる若手、そこから事態は悪化の一>>続きを読む

ハンニバル(2001年製作の映画)

-

そこまで映画を観ていなかった中で数少ないチャイルドフッド・トラウマっす

羊たちの沈黙(1990年製作の映画)

4.3

クラリスの不安と、周囲からどう見えているのかを映像にするのが巧すぎる。たびたび大柄な男に四方八方を囲まれる。唐突なセクハラや好奇の視線を受ける。そして正面から向き合い心に入り込んでいく相手が殺人鬼ハン>>続きを読む

グラディエーター(2000年製作の映画)

3.1

英雄譚による史実の書き換え。寡黙で意志が強いマキシマスはまさにヒーロー。ホアキンが演じるコモドゥスの悲哀やセリフのリフレイン等気が利いているが、あまり魅力的に映らなかった。

テルマ&ルイーズ(1991年製作の映画)

3.6

車で旅をしたいという欲求にスリルを足し映画にするのがハリウッド?
逃避行ものだが、レイプ未遂の男を射殺し女友達二人で罪を重ねていくのが特色。夫との不和、被害を訴えても意味がないと思わせる環境に追い込ま
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ブラック・レイン(1989年製作の映画)

3.2

リドリースコットだからとかより、この時代の撮影だから独特のかっこ良さがあるんだと思った。ロックと不穏さと日本ぽさを出してる音楽。あまり好きじゃない。高倉健良い。編集の問題か上手く行ってないところがある>>続きを読む

ブレードランナー ファイナル・カット(2007年製作の映画)

3.8

正直に言うと、眠かった。
その理由としては、1.展開が遅く感じる 2.ヴィジュアルが荒廃した近未来という"見慣れた"光景 が挙げられるだろうか。
しかしこの新しいヴィジュアルをしっかり魅せるのは公開当
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最後にして最初の人類(2020年製作の映画)

4.0

ヨハン・ヨハンソンの雄大な音楽とティルダ・スウィントン朗読で20億年後の人類からメッセージ。タルコフスキーのようで眠気を誘うから体動かしたほうがいい。成長や進化を速める物質に出会い、それが届いた太陽が>>続きを読む

ジュピターズ・ムーン(2017年製作の映画)

4.2

思ったよりクライム映画で、長回しの連続でアクシデントに合い続けるのはサフディ兄弟っぽくて好き。いや、それともこれはキュアロンの「トゥモロー・ワールド」の影響なのか?
ヨーロッパ、難民がテーマなのはもの
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トゥモロー・ワールド(2006年製作の映画)

4.5

序盤の手際の良い状況説明からして、とんでもない映画だとわかる。たびたび使われる長回しは繋ぎ目が分からないし、撮るものが的確でまさにその場にいる感覚になる。
撮影監督がレヴェナント、バードマン、ゼロ・グ
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ROMA/ローマ(2018年製作の映画)

4.5

ひたすらに美しい映像と美しいドラマ。
アズカバンの囚人を見たときはアルフォンソ・キュアロンがこんな作品を作るなんて思わなかった。

クーリエ:最高機密の運び屋(2020年製作の映画)

4.2

キューバ危機が核戦争に発展することを防いだ内通者と一般人スパイ。「ブリッジ・オブ・スパイ」みたいな映画が見たい人には絶対オススメ。
カンバーバッチ見事。ソ連高官ペンコフスキー役メラーブ・ニニッゼはジュ
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秘密の森の、その向こう(2021年製作の映画)

3.6

めっちゃフランス映画。ジブリから影響されているという。落ち着いた画面、会話相手を映さないカット割り、人との距離感。画面外からの手、森の中で繋がる時空。子どもの頃の母、若い祖母、複雑だけど混乱せず受け入>>続きを読む

イン・ザ・ハイツ(2021年製作の映画)

3.8

リン・マニュエル・ミランダのミュージカルを映画に。ヒスパニックの移民たちが住むワシントンハイツ。ラテンやヒップホップでミュージカルするのが新鮮でかっこいい。軽快なクラーベが導く街の景色。放水で奏でる3>>続きを読む

コーダ あいのうた(2021年製作の映画)

3.4

Apple TV+映画だがGAGAが買っていたので劇場公開したらしい。
セックス禁止、一生、2週間、無理だ 、の家族関係と性格がわかる面白さ。漁師仕事、母との対立、家族のことでマイルズを含む同級生たち
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13人の命(2022年製作の映画)

4.0

2018年のタイ洞窟事故救出。2時間20分洞窟に潜ったり出たりするばかりだが、怖かった。政治的な緊張感と流れ込む水や排水の調整も描くが、ボランティアダイバーの活躍が焦点。生存確認の喜び、それを知った人>>続きを読む

アンビュランス(2022年製作の映画)

3.6

マイケル・ベイしてた。普通より2倍も3倍もカーアクションが長い。
ドローン撮影を細かく入れてきてちゃんとかっこいい。ビルに沿って急降下や回転をするのは目立ちすぎるけどドローンの可能性に興奮する。室内を
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THE BATMAN-ザ・バットマンー(2022年製作の映画)

3.5

登る描写はないが降りるシーンはいくつもあり、縦の動きが社会階層を感じさせる。厭世的で復讐に燃えるブルースと、自らの力を誇示し承認させるため正義を旗して味方を募るリドラー。汚職と戦うという大義名分、呼び>>続きを読む

ブレット・トレイン(2022年製作の映画)

3.3

原作とは違う良さを出してると共に損なってもいる。全体が良くない意味でコントっぽい。結果的に伊坂幸太郎をすでに読んでる人がもっと伊坂を好きになる仕上がり。原作を再現しろとか思わないけど切り返しで伊坂味の>>続きを読む

マトリックス レザレクションズ(2021年製作の映画)

3.1

マトリックスのあの輝きはなく、力が抜けすぎたあまりに緩慢に思え、編集は撮影前の段階からぎこちないように感じる。キャラの同窓会であり、アクションとVFXは創意工夫ではなく最新技術による安定感による(弾丸>>続きを読む

ルース・エドガー(2019年製作の映画)

4.2

要注目ジュリアスオナー監督。次回作はキャプテンアメリカで期待が高まるが果たして。
ルースは文武両道でスピーチを任される信頼される生徒だが、アフリカのエリトリア出身で裕福な白人夫妻の養子だという複雑な境
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クローバーフィールド・パラドックス(2018年製作の映画)

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繋がりがあるのかないのか曖昧ながら新進気鋭の監督を抜擢し続くクローバーフィールドシリーズ。今作はジュリアス・オナー。