wkhrAさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

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浮草(1959年製作の映画)

3.6

すべてのカットが完璧すぎて気が抜けない2時間。アグファカラーの特性を消す方向でデジタル補正したブルーレイ版は古い映画とは思えない超高画質。

ヴィヨンの妻 桜桃とタンポポ(2009年製作の映画)

3.4

古き良き時代の日本映画を彷彿させる女優、松たか子のための映画。

紅の豚(1992年製作の映画)

2.5

ハードボイルドな豚パイロットを主人公にして
どこまで違和感なく物語れるかに成功したアニメ作品。
哀愁あふれる、イタリアンとんこつ出汁の味わい。

耳をすませば(1995年製作の映画)

1.9

もしも立花隆が少女漫画のお父さんだったら。もしも岩井俊二のラブレターをスタジオジブリが作ったら。そんなお題があったら、きっとこうなる、と言う映画。

魔女の宅急便(1989年製作の映画)

3.0

オープニングとエンディングの松任谷由実がこの映画のいちばんの魔法ではないかと。

ハウルの動く城(2004年製作の映画)

2.8

役者と登場人物の当て書き感が強い映画。飛ぶ、鳥になる、スチームパンク、中世、魔法使い、魔物、ジブリ的な記号もふんだんに使われ、どこかセルフパロディ的。ゆえにどこからどう見てもジブリ映画。

ダンケルク(2017年製作の映画)

1.5

イギリス愛国者向けの娯楽映画。至る所で執拗に水の恐怖が付いて回るのはリアル。しかしギリギリのところで助けが間に合ったりするような展開は陰鬱でしつこい音楽と相まって、どこかあざとい気がする。

コーダ あいのうた(2021年製作の映画)

3.9

アマゾンプライムには字幕版と吹き替え版の他にバリアフリー版が用意されている。バリアフリー版を音を消して見ると、また違った意味を感じられる。

つげ義春ワールド ゲンセンカン主人(1993年製作の映画)

4.0

じめじめしみじみとした、つげ義春ワールドを忠実に再現したテーマパークのような映画。色調や音楽さえも原作漫画のイメージ通り。原作を読まずに映画だけを見たら逆にどんな評価になるのか想像もつかない。

007/ノー・タイム・トゥ・ダイ(2019年製作の映画)

1.9

監督が日系人なのに変な能面とか畳敷きの部屋とか違和感あふれる和風テイスト。あの島は北方領土?

ライフ・イズ・ビューティフル(1997年製作の映画)

4.4

悲劇さえ喜劇に変えてしまう心の強さを描いた映画。愉快なA面から苦難のB面へとレコード盤を裏返すように話は進んでいく。ちなみに、この夫婦は現実でも夫婦なのだとか。

打ち上げ花火、下から見るか? 横から見るか?(1993年製作の映画)

4.1

画質の話。初版のDVDで何度も見てきた名作をappleTV+のHD new color grading版で視聴。コントラストが強くなり、かなり鮮やかに。解像度も微妙にアップ。しかしややアンバーで暗いし>>続きを読む

シン・ウルトラマン(2022年製作の映画)

2.0

東宝シネマで鑑賞。上映前にシン仮面ライダーの予告が入り、東映のマークが東宝のスクリーンに大写しになって、妙に感慨。ウルトラ映画としては賛否わかれるが、大丈夫。長澤まさみの映画だと思って見れば結構楽しめ>>続きを読む

ミッドウェイ(2019年製作の映画)

2.0

日本の有名俳優も出演している、中国資本入りアメリカ映画。そのせいか、政治的な視点はなんとかバランスを取りながら、娯楽大作としての大迫力CGドッグファイト映画が完成。

トランス・ワールド(2011年製作の映画)

3.0

最後まで見届けてほしいアイデア勝負の低予算ミステリー映画。

好色一代男(1961年製作の映画)

2.3

ひょうひょうと欲望を貫き通す、筋の通った色男の珍道中。フルコースのように次から次へと女が現れては消えていく10年間の物語。ラストの若尾文子はデザートか。

赤い闇 スターリンの冷たい大地で(2019年製作の映画)

3.0

昔も今もウクライナの人がどうなろうと構わないロシアの態度がよく分かりました。異常な状況は映画的にはちょっとホラーです。

アメリカン・ビューティー(1999年製作の映画)

4.0

久々に鑑賞。劇場公開から早22年。その後、ケビンスペイシーは性的スキャンダルやらがあって。表向きコメディにも見えてしまうが、登場人物それぞれの生きづらさとそこはかなく死への憧憬を感じる映画。全体を通し>>続きを読む

スパイの妻(2020年製作の映画)

1.6

本人も言ってるように全然スパイじゃないし。映画じゃなくてNHKの特番ドラマだし。東出昌大は憲兵らしくないし。しかも史実では皮肉にもアメリカは731部隊戦犯とむしろ取引したし。

ウルフズ・コール(2019年製作の映画)

1.2

フランスの薄味潜水艦映画。ソナーマンが主人公という異色の設定。潜水艦映画なのに無駄に映像が美しいのはフランスだから?

音楽(2019年製作の映画)

3.9

バカのふりした天才の映画。三河の海沿いの田舎町を舞台に、手描きの絵が動く、アニメの原風景のようなタッチが見ていて飽きない。そして終始間が悪くて、どこか切ない。

ミッション:インポッシブル/フォールアウト(2018年製作の映画)

3.0

ストーリーなんかどうでもいい。つまり何回見ても面白い。アクションがすべて。とはいえ、回を追うごとにみんな年を取っていく。イーサンハントはその内、フルCGになるかも知れない。

スーパーの女(1996年製作の映画)

3.0

伊丹作品の中では一番親しみやすい映画。誰も死なないし殺さないし。安売り大魔王の伊東四朗が時折嘘っぽい名古屋弁を使うのが気になるけど。

THE BATMAN-ザ・バットマンー(2022年製作の映画)

2.0

3時間引っ張る割にはやや地味な映画。コロナ禍での延期とは関係ないと思いますがゴードン警部がテドロスWHO事務局長にしか見えなかった。

わが名はキケロ ナチス最悪のスパイ(2019年製作の映画)

2.4

なかなかどうして、ストーリーもカメラワークも普通にちゃんとよくできたスパイ映画。トルコを甘く見てはいけない。

ミンボーの女(1992年製作の映画)

3.8

伊丹十三監督がリアルに襲われるきっかけになったヤクザ撃退法映画。まひるの父が死んだエピソードに、命がけで映画を撮った監督の矜持が重なる。笑って済まない社会派コメディ。

マルタイの女(1997年製作の映画)

2.4

津川雅彦の台詞「年寄りには2種類いる」は伊丹十三の死生観が重なってしまう。

お葬式(1984年製作の映画)

3.1

大滝秀治のズレっぷり。急に饒舌になる小林薫。高瀬春菜の脇毛。台詞が少なすぎる岸部一徳。跳ね上げ式のサングラスをかけっぱなしの先代江戸屋猫八。ディティールの積み重ねが面白い映画。こうして見るとお葬式は悲>>続きを読む

タンポポ(1985年製作の映画)

3.0

ラーメン屋ビフォーアフター。もしくはラーメン屋七人の侍。と思いきや、中年の恋物語。それはともかく、舌平目にしてみるか。コンソメにしてみるか。が妙に気になった。

マルサの女2(1988年製作の映画)

3.5

地上げ屋とヤクザと政治家と新興宗教と銀行と。結局、一番のワルは誰だろうクイズ映画。

マルサの女(1987年製作の映画)

3.6

宮本信子と山崎努コンビ初期3部作を成す社会派映画。敵でありながら盟友でもあり。

あげまん(1990年製作の映画)

3.0

ブルーレイで鑑賞。ディティールがよく見えるようになった。撮影時すでに40代前半の宮本信子が女子中学生を演じている女優魂に改めてびっくり。

大病人(1993年製作の映画)

3.0

死を前に人はどうあるべきか。今やすでに鬼籍に入られた俳優さんがたくさん出ていて、しみじみ。

ゴーストバスターズ(1984年製作の映画)

1.0

デジタルリマスターされたのか、画質がキレイになったため合成やセットの荒さが目に付き、今となっては妙に安っぽく、サタデーナイトライブのコントのような映画。昔は見応えあったのだけど。

日本橋(1956年製作の映画)

1.5

淡島千景を見るための映画。ストーリーは大映テレビのような印象。市川崑なので絵はキレイ。

ノーカントリー(2007年製作の映画)

3.9

吹き替え版を見てみた。この惑星では、トミーリージョーンズは缶コーヒーを飲まない。そして人は誰しも自分は殺される必要などないと思っている。だが殺し屋は驚くほど理不尽だ。人の家の牛乳も勝手に飲む。