wkhrAさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

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ナイトメアー・ビフォア・クリスマス(1993年製作の映画)

4.0

いままで古いDVDで見ていたのは何だったんだ。リマスター版ブルーレイを1,400円で買い直せてしまう時代に感謝。Happy halloween!

妻は告白する(1961年製作の映画)

2.0

川口浩登山隊、蜘蛛の糸カンダタ状態になって、若尾文子が殺人罪に問われる法廷ドラマかつ女の情念ドロドロドラマ。隊長、逃げ遅れました。

ヘッドハンター(2012年製作の映画)

2.5

北欧のルパンⅢ世と峰不二子、みたいな感じ。ちょっとマンガっぽい世界観の犯罪映画。

赤い天使(1966年製作の映画)

4.0

もしも若尾文子が従軍看護師だったら。まさかの戦場恋愛映画。兵士がバタバタ死んでいく前線で、一人称の西と桜を使い分けて軍医をいつしか翻弄していく。関係した男たち、全員死亡。

アフタースクール(2008年製作の映画)

3.0

主役が3人のカラクリ映画。ぼんやり見てると、置いてかれる仕掛け。ハードボイルドとコメディとが背中合わせ。善人と悪人が合わせ鏡。エンドロールの後にもオチ。脚本と編集のエンタメパズル。縦横無尽の伏線。緩い>>続きを読む

鍵泥棒のメソッド(2012年製作の映画)

3.6

売れない役者と殺し屋。とぼけたヤクザと愛人。結婚を急ぐお嬢様編集長。一癖も二癖もある旬の役者が揃いに揃った傑作コメディ。展開も素晴らしい。この監督の次回作があると信じたい。

青空娘(1957年製作の映画)

3.0

昭和版シンデレラ。若い若尾文子がカラーで残っていることにまず価値がある映画。このとき36才のミヤコ蝶々にも1票。

最高殊勲夫人(1959年製作の映画)

1.7

お金持ちの3人息子と庶民的な3人娘が兄弟姉妹で結婚したりしなかったりの、もはや戦後ではない高度成長恋愛映画。ストーリーは単純明快。こんなにわかりやすい時代がかつて日本にもあった。

肉弾(1968年製作の映画)

2.5

本土決戦に向けての特攻はもはや冗談みたいな雑な兵器ばかりで脱力もの。しかしこの映画はそこを喜劇として描くゆえに余計に悲しく響く。随所に岡本喜八らしい実験的なシーンが試されるアイロニカル戦争青春コメディ>>続きを読む

殺人狂時代(1967年製作の映画)

4.0

タランティーノ映画みたいなカルトなモノクローム岡本喜八映画。セリフ祭りでキャラ祭り。アングルや編集がエキセントリック。それにしても天野英世、ドイツ語ペラペラなのに、最後はスペイン式。小道具満載。美術セ>>続きを読む

激動の昭和史 沖縄決戦(1971年製作の映画)

2.1

個人的な話だが何年か前に沖縄料理店で食事をしていたら、なぜか突然停電したことがあった。その日は、6月23日。沖縄陥落の日だった。閑話休題。役者の熱演とは対照的に、娯楽的なドラマを排除し淡々とテンポよく>>続きを読む

ロシアン・スナイパー(2015年製作の映画)

1.1

戦争映画の名を借りた恋愛映画。女スナイパーは出会う男たちと次々とデキてしまう恋のスナイパーだった。ウィキで見るとホンモノの顔は女優さんとだいぶ違うが。

ハゲタカ(2009年製作の映画)

2.0

今は昔、平成ガラケー時代の映画。テレビドラマの圧縮劣化版。

女経(じょきょう)(1960年製作の映画)

3.7

1話目、ダルマ船で暮らす若尾文子とは黒川紀章もびっくりのスゴイ設定。この当時は違和感なかったのか。2話目、水木しげるやつげ義春な世界観、からの。3話目、1960年の京都弁と名古屋弁が流暢。大映黄金時代>>続きを読む

東京おにぎり娘(1961年製作の映画)

2.0

主演とタイトルだけが先に決まっていて、後から台本を考えたのでは?というくらい、ゆるい映画。新橋烏森神社界隈は今でもあの時代の雰囲気と大して変わらない。今リメイクするなら社長役は小籔だな。

13デイズ(2000年製作の映画)

2.5

アメリカのいちばん長い13日間。ともあれ軍部の暴走を許さず、よくぞ切り抜けてくれた。リーダーらしく優雅に振る舞うことを信条としていた彼だって、実は裏ではもがき苦しんでいたのだ、という政治映画。ちなみに>>続きを読む

日輪の遺産(2010年製作の映画)

1.7

毎年8月15日前後に放送される、ちょっとお金をかけて作った2時間テレビドラマ風。史実ではなく、あくまでもフィクション。前後のミッキーカーチスの役、要るのか?いや、ミッキーカーチスのせいじゃないけど。

トゥルー・グリット(2010年製作の映画)

3.5

口の達者な、こまっしゃくれた14才の少女が父の敵討ちに出かける西部劇。名馬リトルブラッキーの健気さに一票。微妙な後味の余韻の残し方は、なるほどコーエン兄弟らしい。

トラ・トラ・トラ!(1970年製作の映画)

2.7

コテンパンにやられるアメリカ軍。合成技術はつたないが、CGもない時代にホンモノの戦闘機を飛ばしまくってやりたい放題。トラさんが出てくるのは、洒落が効いているがアメリカ人には分かるまい。

聯合艦隊司令長官 山本五十六 -太平洋戦争70年目の真実-(2011年製作の映画)

2.5

五十六は開戦前は暗殺団に狙われ、真珠湾後は神様扱い。まさに世論は手のひら返し。そして敗戦。新聞はさらに大きく手のひら返し。ヒールを演じた香川照之に1票。実は戦争映画の名を借りたマスコミ批判映画。70年>>続きを読む

連合艦隊司令長官 山本五十六(1968年製作の映画)

2.5

これぞ三船敏郎。大変な心血を当時注いだであろう特撮が今となってはおもちゃっぽいが、そんな致命的な欠点にも長官は黙ってうなずき、やさしく受け止めてくれよう。

天国と地獄(1963年製作の映画)

5.0

横浜黄金町が麻薬の巣窟だったころ。横浜はバンコクのようだった。権堂さん、っていうあの電話のにくったらしい声。マルサの女は天国と地獄へのオマージュだったと今更気付いた。

タクシー運転⼿ 〜約束は海を越えて〜(2017年製作の映画)

3.0

タクシー映画に外れ無し。みどりのチビっこいポンコツタクシーがとにかくイカす!1980年の韓国にこんな話があったとは。金とアクションと人情の往復ロードムービー。

ジョジョ・ラビット(2019年製作の映画)

3.8

母と息子を描いたナチスものコント。と思いきや後半以降はじんわりと映画的。監督の母親がユダヤ系。ヒトラーを監督本人が演じたのは同じ喜劇人としてチャップリンも意識した?

女系家族(1963年製作の映画)

3.5

若尾文子に京マチ子、船場の商家、婿養子である先代、若い嫁や妾へのいじめなど、かなり共通点の多い映画は「ぼんち」。でもこっちは粋とか艶とはまったく無縁。ナニワの遺産相続エンターテインメント!中村鴈治郎の>>続きを読む

しとやかな獣(1962年製作の映画)

5.0

スピード感あふれる舞台劇のような映画。山岡久乃の奥深すぎる性悪演技に1票。

あなたと私の合言葉 さようなら、今日は(1959年製作の映画)

1.9

女性カーデザイナーが父の面倒を見ながら仕事と結婚にまようコメディ映画。小津風料理を大映自慢の食材で市川崑がさらりとまとめたひと皿。

赤線地帯(1956年製作の映画)

3.0

メガネをかけた木暮実千代の幸薄っぷりに1票。きっとあのラーメンはおいしくないに違いない。

黒い十人の女(1961年製作の映画)

3.1

岸惠子がカッコいい。クレージーキャッツや若き日の伊丹十三もチョイ役で出てます。

アウトレイジ ビヨンド(2012年製作の映画)

4.0

キャラ祭りビヨンド。実は小日向演じるマル暴片岡が一番ワルだと思うぞ。

冷たい熱帯魚(2010年製作の映画)

3.0

でんでんの怪演から最後まで
目が離せない。最後がこれまた。あと、監督夫人の神楽坂恵、いつものことながら。できれば栄養ドリンクを飲みながら気合いを入れて見て下さい。ほら、ぐいいっと。

2001年宇宙の旅(1968年製作の映画)

5.0

結局運命とはどのように定まるものなのか。人類とは。進化とは。我々に理解できないことがたくさんある。などといろいろ考える前に、4K画質で見ることがまずは大切。

女は二度生まれる(1961年製作の映画)

3.0

これでもかというくらい、若尾文子のかわいらしさで引っ張り続ける映画。そして、油断しているとなんとも唐突に見るものを置きざりにする映画。

スターリンの葬送狂騒曲(2017年製作の映画)

1.5

ブシェミは禿げてもやっぱりブシェミ。彼がフルシチョフって、日本人で言うなら滝藤賢一に東条英機役を演じてもらうような冒険的キャスティングではないか。シニカルだがシリアスではない。恐怖に満ちたり、気持ちを>>続きを読む

太陽の下で 真実の北朝鮮(2015年製作の映画)

2.5

北朝鮮政府のドキュメンタリー風プロパガンダ映画のメイキングっぽく編集された批判的視点のドキュメンタリー映画。実にややこしくシュールな構造である。隠し撮りと言うが、ところどころピアノのBGMが悲壮感を強>>続きを読む