emiさんの映画レビュー・感想・評価

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ブルー・ストーリー(2019年製作の映画)

3.5

ラッパーとして知られる監督が、ロンドンを舞台にギャングの抗争を描いた作品。親友同士だったのに、エスカレートするグループ間の争いに巻き込まれ悲劇が起こる。テンポが良く早い展開で楽しめる。無意味な闘いの行>>続きを読む

荒野にて(2017年製作の映画)

3.5

15歳で天涯孤独の身となった少年の過酷なロード・ムービー。賢く優しい彼が出会う大人たちを介して世界の厳しさと恐ろしさを身を持って学んでいく。何とか生き延びようとする彼が唯一心の内を話すのが世話をしてい>>続きを読む

アマンダと僕(2018年製作の映画)

4.0

無差別テロによって家族を喪った青年と幼い女の子が悲しみを乗り越えようとする姿を暖かい目線で描いた作品。演技がとても自然で身近に感じられ、彼らそれぞれの感情に深く共感してしまう。

ハルカの陶(2019年製作の映画)

2.0

備前焼の魅力は伝わってくるが、人間ドラマの方は現実味がなくつまらない。普通の女の子ががあんなに酷い扱いを受けても弟子になるためあそこまで粘るかな。素晴らしい職人だから何でも許されるというのは時代錯誤で>>続きを読む

カラー・アウト・オブ・スペース 遭遇(2019年製作の映画)

2.5

ニコラス・ケイジ主演ということで不安を覚えたが、まあまあ観れるSF作品。庭に隕石が落ちた日から、周辺の植物や動物、昆虫、人間までもすべてが不気味に変化していく。鮮やかな色に染め上げられていくのが美しく>>続きを読む

暗数殺人(2018年製作の映画)

3.0

実話に基づく韓国刑事ものサスペンス。計算高く「精神鑑定不可能」な犯人に翻弄され、私財を投じてまで事件を解明しようとする刑事の執念の捜査を描いている。だが人物描写が表面的でサイコスリラーとしては軽く、驚>>続きを読む

ザ・ゴールドフィンチ(2019年製作の映画)

3.5

ある青年の数奇な運命をドラマチックに描いた作品。彼の人生に登場する人々のエピソードがどれも面白く興味をかき立てられる。やや長尺だが最後まで飽きさせない物語の力と魅力がある。少年時代の彼の親友となるウク>>続きを読む

イーダ(2013年製作の映画)

3.5

美しいモノクロの映像とヒロインの黒い瞳が印象に残る作品。戦争によって傷つけられた人々と、出生の秘密を知らずに俗世間から隔絶した世界で生きてきたイーダ。彼女の最終的な選択は意外なようで納得できるものに思>>続きを読む

赤い闇 スターリンの冷たい大地で(2019年製作の映画)

3.5

スターリン統治時代に起こった人工的な大飢饉ホロモドールの実態を暴こうと命がけで取材したイギリス人記者を主人公とした史実に基づいた作品。ショッキングなテーマをスリリングに見せてくれる質の高い歴史スリラー>>続きを読む

ジュディ 虹の彼方に(2019年製作の映画)

3.0

「オズの魔法使い」のジュディ・ガーランドの晩年を描いた伝記映画。アカデミー賞受賞も頷ける素晴らしい演技だが、少女時代から全盛期にかけての彼女のエピソードをもっと見たかった。

サウンド・オブ・メタル 聞こえるということ(2019年製作の映画)

4.0

ミュージシャンが突然聴覚を失い、障害とどう向き合っていくかを描いた作品。主演のリズ・アーメッドが役にぴったりでリアルな存在感を与えている。ラストシーンも印象に残る。ドラマチックな演出をせずに彼の戸惑い>>続きを読む

ガーンジー島の読書会の秘密(2018年製作の映画)

3.5

ドイツ占領下のイギリスの島で起こった出来事を、ロンドンから来た若い女性作家が解き明かす歴史ロマン。戦争が食べ物や自由を奪っても、人間の尊厳や自由な精神は奪えないこと、読書がもたらす心の豊かさを描いた良>>続きを読む

カイル&マイク 俺たちの人生は上り坂(2019年製作の映画)

2.5

二人の男の山あり谷ありの友情を描いたゆるいドラマ。レトロな音楽や演出に狙ったわざとらしさを感じるし、物語も会話も凡庸でコメディというほど可笑しくない。

ミッドナイト・スカイ(2020年製作の映画)

2.5

宇宙を舞台にしてはいるが人類滅亡という危機の原因は完全スルーで、病を抱えて無謀なミッションに挑む男と家族愛という、壮大なテーマに見せかけたわかりやすいストーリー。宇宙船のデザインや作業のシーンは美しい>>続きを読む

HOT SUMMER NIGHTS ホット・サマー・ナイツ(2017年製作の映画)

3.0

ティーンエイジャーのひと夏の熾烈な経験を描いた青春映画。第三者の少年の語りで前半はテンポが良くエキサイティングだが、事態が暗転する後半は失速してダレるのが残念。タイトル通り夏特有の開放感やスリル、恋の>>続きを読む

エンツォ レーサーになりたかった犬とある家族の物語(2019年製作の映画)

2.5

F1レーサーを目指す青年が紆余曲折を経て夢を叶えるまでをペットの犬のナレーションで語る作品。犬の語りが無ければ凡庸なサクセスストーリーであり、その犬の「語り」も人間が勝手に解釈した文脈で感動させようと>>続きを読む

キューブリックに魅せられた男(2017年製作の映画)

3.5

偉大な才能に心酔し全てを捧げた男の物語であると同時に、映画を作ることへの情熱から私生活の犠牲も厭わない全ての製作スタッフ、フィルムワーカー達の物語を綴る映画愛に満ちたドキュメンタリー。

永遠に僕のもの(2018年製作の映画)

3.0

70年代のブエノスアイレスを舞台に美しい容姿と知性を持ちまともな家庭で育ったソシオパスの青年があっけらかんと犯罪を繰り返すさまを描く。音楽や若手俳優たちの魅力が印象に残り、実在する人物を基にした犯罪ス>>続きを読む

やっぱり契約破棄していいですか!?(2018年製作の映画)

3.0

死ねない自殺志願者の青年と英国暗殺者組合(!)の引退間近の殺し屋の人生が交差した時にお互いの人生が大きく変わる、英国らしいブラックコメディ。若さゆえの悩みと仕事人間の退職への不安という普遍的なテーマを>>続きを読む

フィードバック(2019年製作の映画)

3.0

生放送中のラジオ局で起きた武装襲撃で、人質の命と引き換えに犯人が出したある要求の謎が明かされていく心理スリラー。プロットは面白いし緊迫感を絶やさないが、問題の夜に実際に起こった事の説明不足でカタルシス>>続きを読む

キューブリックに愛された男(2016年製作の映画)

3.5

スタンリー・キューブリックの運転手だった男性が彼との出会いから別れまでを語るドキュメンタリー。人柄がにじみ出るエミリオの語りと彼が大切に保管していた巨匠からの手紙やメモから、彼らの友情とキューブリック>>続きを読む

侵入する男(2019年製作の映画)

2.5

幸せな若い夫婦が郊外に家を購入するが、売った持ち主が執拗に付きまとい常軌を逸していくというスリラー。話の展開が読めるのでサプライズはない。見どころは怖いよりコミカルな悪役のデニス・クエイド。

MANRIKI(2019年製作の映画)

1.0

グロテスクでショッキングなシーンだけが見せ場の内容の薄い独りよがりで不快な作品。

COMPLY+-ANCE コンプライアンス(2020年製作の映画)

2.5

最後の女優インタビューのエピソードだけはシニカルで面白くてエンディングのラップも良かったが、その他はつまらない。忖度で委縮した現在の風潮に問題提起する姿勢は評価したい。

記憶にございません!(2019年製作の映画)

1.0

幼稚で安っぽい邦画コメディ。政治家の話なのに批評精神がゼロで笑いの質も子供向けのひどい駄作。中井貴一の上手さで救われているが、よくこんな作品に出たなあ。

マイ・ブックショップ(2017年製作の映画)

3.5

心優しく知的な女性が保守的な小さな町でささやかな本屋を開くが、地元の有力者の妨害に遭う。善意と誠実さが権力の乱用と悪意に打ち砕かれる哀しいヒューマンドラマ。配役がぴったりで皆好演だ。映像の色のトーンが>>続きを読む

毒戦 BELIEVER(2017年製作の映画)

2.0

荒唐無稽な筋書きの上、キモである謎の人物の正体がすぐに予想がついてしまう。そして無駄に独白シーンが長くて退屈。悪役がマンガチックで可笑しいので半分くらいの長さにしてコメディにすれば良かったのに。

デンジャラス・ディール 詐欺師の逆襲(2015年製作の映画)

3.5

同業者の罠に嵌り全てを失った不動産ディーラーが、怪しい依頼人の物件で復讐を果たそうと画策する、L.A.が舞台の欲望と金を巡るサスペンス。面白くて軽快なテンポで無駄がない良作。

バルバラ ~セーヌの黒いバラ~(2017年製作の映画)

3.0

メタフィクション、本人の映像との見事なフュージョンなどを用いて多角的に彼女の魅力や本質を浮かび上がらせる凝った作りだ。私生活を赤裸々に描くタイプのバイオグラフィーではなく、監督の彼女へのリスペクトと愛>>続きを読む

死体が消えた夜(2018年製作の映画)

3.0

大学教授の妻の遺体が消えた謎を巡る正統派ミステリ娯楽作品。リアリティは無いがプロットも演出も手堅くて楽しめる。だがあっという間に忘れてしまいそう。

キラー・メイズ(2017年製作の映画)

3.0

アパートの一室にダンボールで作った迷路から出られなくなるというシュールなホラー・コメディ。アイデアとチープだけど楽しい手作りセットで勝負するこういう作品は好きだ。登場人物たちの会話のとぼけたユーモアも>>続きを読む

新聞記者(2019年製作の映画)

3.0

せっかく日本映画には珍しく現在進行中の社会的な問題をモチーフにしているのに、テンポは悪いし知性より情に訴えるメロドラマ寄りなのが残念。政治に対する無関心への告発としては弱く、エンターテイメント作品とし>>続きを読む

i-新聞記者ドキュメント-(2019年製作の映画)

3.5

日本の政治とジャーナリズムの異常さを浮き彫りにする価値あるドキュメンタリー。記者会見で記者の質問に答えない傲慢さはそのまま国民に対する傲慢さであり、我々を馬鹿にしているということだ。権力を監視する報道>>続きを読む

15ミニッツ・ウォー(2019年製作の映画)

2.5

ジブチで起きたスクールバスの人質奪還作戦の史実を脚色したアクション映画。前半はセリフはダサいし精鋭のはずの5人がチャラ過ぎてB級臭がプンプンだが、作戦が始まってからの戦闘シーンは楽しめる。

菊とギロチン(2016年製作の映画)

1.5

3時間を超す上映時間の退屈で不快な作品。女相撲というテーマが新鮮だが、彼女達とギロチン社にさほど関連性がなく共感できる人物もおらず物語と言えるほどのものもない。日本映画にありがちだがセリフの大半は怒鳴>>続きを読む

ソウルフル・ワールド(2020年製作の映画)

4.0

テーマもストーリーも素晴らしい、ピクサーらしいユーモアの効いた名作。夢を諦めかけていた中年のミュージシャンと厭世的な魂が「生きる意味・人生の価値とは」という普遍的なテーマの答えを探すため、あの世からこ>>続きを読む

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