いげさんの映画レビュー・感想・評価

いげ

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パリでかくれんぼ(1995年製作の映画)

4.1

黄色いバラの花束を持ってスケートで去っていく後姿

マリア・ブラウンの結婚(1978年製作の映画)

4.4

目撃感がすごい。始まり方と終わり方がとにかくクールでカッコいい。
途中、マリアとベティが廃墟で楽しそうに笑い、歌うシーンが挿入されていてそれが夢のように良かった。

国境ナイトクルージング(2023年製作の映画)

4.1

とにかくロケーションが良かった、3人でバイク走らせるシーンが全部うれしい あとはハオフォンとシャオがタバコの交換を通して分かり合っていくシーンもやった!と思った
一方でハマりきれない部分もあり、2人
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EUREKA ユリイカ(2000年製作の映画)

4.5

これ以上に重厚なロードムービーがあることが疑わしくなるほどの目撃感。
序盤の3人で自転車に乗るショットからこれはヤバいという予感がしていたが、そのあと全てのしがらみを断ち切るために3人が乗り込むアイテ
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友だちのうちはどこ?(1987年製作の映画)

4.0

苦しい!子供の時の道に迷った時の心細さとか、日が暮れた時の寂寥感とか、物事のままならなさがその場で体験しているかのようにリアルに迫ってきた。
そしてラストの花!

裸足で鳴らしてみせろ(2021年製作の映画)

4.4

オーファンズ・ブルースに続き良かった。
普段ご都合主義的な展開があると冷めてしまうことが多いのだけど、工藤梨穂の作品内で起きる奇跡の瞬間と、そこで起きる本気の感情は間違いなく現実のものだと信じることが
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汚れた血(1986年製作の映画)

4.1

飛行場からバイクで去っていくリーズの表情が素晴らしい いつの日か別の日か
ただセリフからナルシズムが溢れ出てて若干胃もたれが…

ドライブ・マイ・カー(2021年製作の映画)

4.3

再見。
運転するかのように自意識をコントロールすること、場合によっては嘘を演じることとその綻び、その全てを本当だと信じることは難しいか

19歳(2018年製作の映画)

3.9

カメラを意識せずに/させずにドキュメンタリーを撮ること、それがフィクションにならないようにすること 自意識の問題で少し辛かった

オーファンズ・ブルース(2018年製作の映画)

4.5

無いはずの夏の記憶がシャッフル再生されながら現実の目撃体験そのものになっていく感覚、、、
ラストシーン、ヤンと出会い直したとき/出会い直させることに決めたときの表情に奇跡のような愛情と覚悟と悲哀が映っ
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SUPER HAPPY FOREVER(2024年製作の映画)

4.4

ラスト桟橋に光が当たっているシーンを見た瞬間、本当にやった!と思った
そこに足を踏み入れるということ、鼻歌を聴きながら眠りに落ちてしまうということ

寝ても覚めても(2018年製作の映画)

4.3

永遠にすれ違うためにもう一度すれ違う。誘いに乗って生まれ変わる時の顔つき。

ミニー&モスコウィッツ(1971年製作の映画)

4.2

異様なテンションで愛してる‼︎とブチギレ続けるシーモアが良かった。デカい口開けてアイスを食べるシーン。

THE DEPTHS(2010年製作の映画)

4.3

これがPASSIONと親密さの間に撮られた長編なの恐ろしい。素晴らしすぎる。ラストの高速ですれ違う時の一連のショット。

惑星ソラリス(1972年製作の映画)

4.1

ところどころ泣きそうになったが理由はわからない、母親が手についた泥を流してくれる夢の中のシーン

大人は判ってくれない(1959年製作の映画)

4.2

移動するショットが逐一カッコよかった、授業を抜け出して、牛乳を盗んで、タイプライターを抱えて、少年院を抜け出して、海に向かってetc…

リンダとイリナ(2023年製作の映画)

4.2

話している時の手や足の動きがすばらしい、その人がそのものとしてそこにいることを信じさせる空気感、手触り

女っ気なし(2011年製作の映画)

4.5

苺にクリームをかけて、砂糖をかけて、シリアルをかけるシルヴァンを見つめるジュリエットの眼差し…
一人で浜辺に佇むシルヴァンを海に連れ出してからの一連のシークエンスの輝きが素晴らしい。最高!

やさしい人(2013年製作の映画)

4.4

真冬の湖で過ごすおぞましくも美しい一日半は登場人物の合理的判断を狂わせ、物語の筋道を書き換え、観客の現実感覚をも歪ませ、夢のように一瞬で過ぎ去る。
マクシムとの年不相応な幼さからくる不器用な狂気と、メ
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