奥ノなるさんの映画レビュー・感想・評価

奥ノなる

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スノー・ロワイヤル(2019年製作の映画)

4.0

「模範市民!キレる!」っていうキャッチコピーそのまんまです。清々しいくらいキレてます。ただ大声を張り上げたりするのではなく、武骨に着々と復讐していく様が格好いいです。登場人物がマフィアとか現地民のおじ>>続きを読む

真実の行方(1996年製作の映画)

4.2

上質なサスペンス映画でした。法廷、裁判物は難しい用語が飛び交ったり、急によく分からない法律の話が出てきたりして、あまり得意ではないのですが、この映画はそこら辺が優しくできていて観やすいです。
役者さん
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完全なる報復(2009年製作の映画)

4.5

妻子を強盗に殺された男性が、犯人を司法取引によって野に放った関係者も含めて全員に復讐するお話です。復讐の周到さや容赦のなさがとても良いです。時間を忘れて楽しめました。が!ラストはちょっと納得いきません>>続きを読む

岬の兄妹(2018年製作の映画)

3.0

やたらとおススメに出てくるので鑑賞してみました。結果、観てよかったです。まあまあハードな内容ですが、ちょっとクスっとくるシーンもあったり、役者さんたちの演技が見事で見入ってしまいました。ただもっととん>>続きを読む

カリガリ博士(1920年製作の映画)

2.8

白黒の映像、セリフは字幕のみ、クラシックなBGMが流れるだけという全然見慣れない映画、いやー不思議体験でした。
意図しているものだと思いますが、舞台のセットみたいな作り物のような街や家、グネグネ曲がっ
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この森で、天使はバスを降りた(1996年製作の映画)

3.8

閉鎖的な村で前科者の主人公が色眼鏡で見られながら、力強く生きていくお話。仕事先のお婆さんやその息子の嫁と少しづつ心の距離が近づいていく描写が良かったです。だからこそラストが刺さりました。あまり情報をい>>続きを読む

エスケープ・ルーム(2019年製作の映画)

3.0

よくある脱出デスゲーム映画ですが、部屋の美術やギミックがよくできてるなと思いました。なんで主人公たちが選ばれたのかや、黒幕のこともちゃんと描かれていてすっきりしました。(まあ続編あるよー的な描写はあり>>続きを読む

21グラム(2003年製作の映画)

3.0

全く縁もゆかりもない三人がとあることをきっかけに繋がりだすお話。時系列がバラバラになってお話が進んでいくので集中力が必要でした。
面白いんですが、ここまで過去と現在を入れ替える必要はあったのかな?と個
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パズル(2013年製作の映画)

2.8

ツッコミ所満載ですが、邦画にしてはけっこうエグくてグロい描写が多いので、サクッと人が死ぬ映画が観たい!という方におすすめです。

閉ざされた森(2003年製作の映画)

3.0

軍の訓練中に起きた殺人事件を捜査することになり、生き残った二人の供述が食い違っていておかしいぞ?となるお話なんですが、この二人の話や、他の軍の人の話、主人公たちの話が次々にコロコロ変わって、カタカナの>>続きを読む

隣の影(2017年製作の映画)

3.5

「お宅の木がうちの庭に影になって日光浴ができないから手入れしてくれ」という隣人トラブルからとんでもないことになるお話。
うちの木がお隣に迷惑をかけてしまうということを自分も経験していたので結構恐ろしか
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ミザリー(1990年製作の映画)

3.5

有名な映画なので履修のつもりで鑑賞。もっとグロイ映画かと思ったんですが、そこまでではなかったです。ただ役者さんの演技が凄かったです。癇癪を起す女優さん、汗だくでなんとか脱出しようともがく俳優さん、思わ>>続きを読む

セルラー(2004年製作の映画)

4.2

誘拐された女性が壊れた電話の電線をつないで、やっと偶然電話がつながった相手はビーチでフラれた女の子にまたアタックしようとする陽キャ男だった。というお話。正直この男に繋がって「おわっただろこれ…」と思っ>>続きを読む

レック(2007年製作の映画)

3.0

POVものですが、このカメラマンさんは手ブレをけっこう頑張って抑えてくれてます。(意図的に画面がぐるぐるすることはありますが)
お話はいたって単純で、展開も早くてダレないので、サクッとPOVパニックホ
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湯殿山麓呪い村(1984年製作の映画)

2.8

正直途中まではよく分からなくて、集中力も途切れていたんですが、終盤で一気に面白くなりました。あと個人的には昔の映画によくある「なんだこの変な間取りの部屋?」っていうのが色々出てきて面白かったです。

17歳のカルテ(1999年製作の映画)

3.5

精神病院に入院することになった主人公のあれやこれやなお話で、正直ちょとダレますが、個人的な見どころはやさぐれヤンキーギャルのアンジェリーナ・ジョリーが最高すぎる所です。目がすわっていてダルそうに人をお>>続きを読む

ある用務員(2020年製作の映画)

3.5

この監督さんの映画の二次元っぽさが妙にハマります。現実にはありえないだろーっていうのが、違和感にならないスレスレの所で上手に作られてるなーと思います。この監督さんの他の作品を観ていたら嬉しいサプライズ>>続きを読む

マイ・ブロークン・マリコ(2022年製作の映画)

2.8

あらすじが面白そうで鑑賞したんですが、内容以前にやたらと主人公が自分の気持ちを独り言で言うのと、言葉遣いの違和感(「~されちまった!」とか「~すか!?」とか)に気が散ってあまり集中できませんでした。怒>>続きを読む

SNS-少女たちの10日間-(2020年製作の映画)

3.8

子供に見える大人の女優さんをSNSで12歳の少女として登録して、彼女たちに群がる汚い男たちを映していくドキュメンタリー(?)
試みは面白いと思ったし、子供部屋のセットを作って監督や専門家たちが随時やり
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べイビーわるきゅーれ(2021年製作の映画)

4.0

軽いノリの殺し屋アクションで中だるみもなく最後まで楽しめました!漫画の実写版のような二次元感があってそれも好みでした。「黄龍の村」に出演していた俳優さんが登場してきて「おお!」と嬉しいサプライズ、さら>>続きを読む

オテサーネク 妄想の子供(2000年製作の映画)

1.8

これはまた観る人を選びそうな作品ですね…。監督が意図せずやってそうな所がなんとも言えない。変なカメラワーク、変な言葉選びのセリフ、なんか汚ねえ食事の数々、ストップモーションでギクシャク動く木の人形…ど>>続きを読む

屋敷女 ノーカット 完全版(2007年製作の映画)

4.0

屋敷女さん(仮)が容赦なくて清々しいです。この女優さんのお顔とか立ち姿がもう恐怖オーラがほとばしってして最高でした。
最後までどうなるのか面白かったです。ノーカット版ということで、多分カットされた?ぼ
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ベイビー・ブローカー(2022年製作の映画)

3.0

とても楽しみにしていたんですが、ちょっと期待しすぎました。すごく豪華な役者さんたちばかりで、演技は流石です。だから最後まで観られた感じがあります。監督は日本人なので、韓国映画の韓国ノワール感とか容赦な>>続きを読む

キャッシュトラック(2021年製作の映画)

3.8

強盗で襲った現金輸送車からステイサムさんが出てきたら絶望ですね。序盤はそんな感じの無双アクションでとても爽快です。そこから主人公の正体や目的が分かってきたり、全然知ることのない現金輸送会社のシステムの>>続きを読む

狂覗(2017年製作の映画)

1.8

あらすじは面白そうだなと思って鑑賞したんですが、瀕死になって発見された教師の謎を追うわけでもなく、ただ抜き打ちの持ち物検査で出てきた生徒たちの怪しげな(?)物品を見て、教師たちがあれやこれやと想像した>>続きを読む

宇宙戦争(2005年製作の映画)

3.5

突然起こる天変地異、宇宙からの襲撃、その描き方が絶望的で、それでいてとてもワクワクしました。主人公たち家族が宇宙人から逃げながら、安全であろう妻の実家まで行くロードムービーで、まあちょっとツッコミ所は>>続きを読む

怪物(2023年製作の映画)

3.5

子供がとんでもないことをしでかして大人たちが翻弄される話かと思っていたのですが全然違いました。
登場人物の視点が変わることで物語の印象がガラッと変わる演出はとても面白かったです。役者さんたちの演技も素
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エスター ファースト・キル(2022年製作の映画)

3.5

前作の「エスター」ではそれはそれは恐ろしいエスターでしたが、今作はそうなるまでの過程が描かれていて新鮮でした。もちろん最初からサイコな片鱗はめちゃ出てますが、完成されたサイコパスになるまで結構大変な目>>続きを読む

新感染半島 ファイナル・ステージ(2020年製作の映画)

4.0

超面白かった「新感染」の続編ということで楽しみにしていました。今作はゾンビウィルスが韓国中に広がって国ごと封鎖された後のお話です。そして舞台は前作の列車内から、半島全域に広がって全く違うアクションが楽>>続きを読む

X エックス(2022年製作の映画)

3.3

田舎の農場で自主制作映画を撮ろうという6人が大変な目に遭うというお話。この映画がエロ映画なので、ホラー映画においてエロいことをした奴は死ぬという鉄板死亡フラグを全員がブチ立てています。さて、この中で生>>続きを読む

14歳(2006年製作の映画)

2.5

こういう邦画独特の排他的なカサカサした質感の映画って良いですよね。静かに物事が淡々と進んでいくんですが、役者さんの演技が上手で退屈せず観られました。自分も14歳だった時があったのに、大人になった今、1>>続きを読む

アクアスラッシュ(2019年製作の映画)

2.0

キービジュアルでもう出オチっていうか、これ見たらもう映画観たのと同じじゃないか?っていう位、このまんまの映画です。…が!この状況になるまでが結構長いです。清々しく引き延ばしです。まあラストの伏線と言わ>>続きを読む

ザリガニの鳴くところ(2022年製作の映画)

3.3

殺人の容疑がかけられてしまった主人公が裁判でどうなるのかを描いた映画なんですが、大半は裁判シーンよりも主人公の独白スタイルで語られる生い立ちや過去の回想シーンです。「湿地の娘」というレッテルを貼られて>>続きを読む

ANIARA アニアーラ(2018年製作の映画)

4.0

大分好き嫌いが分かれそうな映画だと思いますが、私は好きです。ガチガチのSFという訳でもなく、小難しい用語が出てくるには出てきますが、別に理解できなくても大丈夫です。長期間の閉鎖空間にいる人間たちが壊れ>>続きを読む

殺人鬼から逃げる夜(2020年製作の映画)

3.3

耳が聴こえない主人公、目が見えない主人公ときて、今度は声が出ない主人公が殺人鬼に狙われる映画ということで。こういう映画は主人公のハンデとハンデがあるからこそ身に付いた特技の生かし方がどう描かれるかが重>>続きを読む

アンテベラム(2020年製作の映画)

3.0

現代劇かと思っていたので、最初観た時「あれ?なんか間違えたかな?」と思ったんですが、そこからもう恐ろしいことが始まっていたんですね。こんなことを考えて実行しちゃうなんてとんでもねーな…と思いました。ち>>続きを読む

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