KuKuさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

ヤング・シャーロック/ピラミッドの謎(1985年製作の映画)

3.5

ロンドンへ転校してきた幼きワトソン君が体験した人生を変える大冒険とは!夢と希望とシャーロック・ホームズへの敬意が詰まっててわくわくしたし、後のホームズを形作るであろうピースが散りばめられてすごかった!>>続きを読む

スポットライト 世紀のスクープ(2015年製作の映画)

4.4

2002年、ボストングローブ紙が報じた、神父が子供たちに性的虐待を強いていたという世紀のスキャンダル。その裏側を担当記者達の側から描いた傑作。明らかになる残酷な真実と記者ひとりひとりの奮闘がほんとに緻>>続きを読む

シカゴ7裁判(2020年製作の映画)

3.7

良かった…!ベトナム戦争の抗議デモ隊が警察部隊と衝突、若きリーダー達が政府の思惑により裁判へと引きずり出されたという実話。繊細な心理描写と畳み掛けてくる理不尽な展開にあああとなりつつ被告人や弁護士の奮>>続きを読む

TENET テネット(2020年製作の映画)

3.8

観終わった瞬間はすごーいおもしろーいわあーいって感じだったけど改めて思い出すと色々と考えさせられる感じの映画だったな。SF映画の王道をブレずに突き進みながらもしっかりと胸に棘を残してゆくというか、1つ>>続きを読む

インターステラー(2014年製作の映画)

3.8

思ってた内容と違って良い意味で裏切られたな。SFというかもはやファンタジーなのに描写がとても丁寧で、人間くさくて、なにひとつとして無駄なシーンがない。ラストへの駆け上がりは感嘆と感動でなんか指が震えた>>続きを読む

リプリー(1999年製作の映画)

3.0

愛とはなんぞやを深く考えさせられる映画でした。セクシーここに極まる剥き出しのジュード・ロウとヒステリーここに極まる謎めいたマット・デイモンが画面いっぱいですごいです。今はそうですね、1000万円くらい>>続きを読む

コンテイジョン(2011年製作の映画)

4.0

感染経路不明の未確認ウイルス。ワクチンなし。特効薬なし。埋まる病床。待ち受ける死。流れるデマ。暴徒と化す人間。この恐怖はきっと今この瞬間を生きているわたしたちにしかわからない。あまりにも生々しくて震え>>続きを読む

2分の1の魔法(2020年製作の映画)

3.7

久しぶりにディズニーのすさまじくハッピーで巧妙な脚本をまともにくらって瀕死みたいなかんじだった!!!何ひとつとして無駄なシーンがない!!!!めっちゃよかった!!!めっちゃよかった!!!!!

インセプション(2010年製作の映画)

4.5

「レオ様がコマ回しをする映画だよ」と友人に言われて観に行ったら予想と270度くらい違う映画でびっくりしました。最初から最後まで好きしかなかった。びっくりした

グレース・オブ・ゴッド 告発の時(2018年製作の映画)

3.4

予想はしてたけどしんどかった……かつて神父から性的虐待を受けていた少年達が何十年もの時を経て闘いに出るという、実在した出来事を元にした作品。事実のみを淡々と描写してくのが苦しくて、どれだけ深く重い日々>>続きを読む

パブリック 図書館の奇跡(2018年製作の映画)

4.8

アメリカのある図書館で起こったホームレス立てこもり事件を図書館員の視点から描いた映画なんだけど何もかも伏線で惹き付けられてそれぞれの人生とか背景が複雑に絡んで心が苦しいのか温かいのかわからないけど涙が>>続きを読む

ドクター・ドリトル(2020年製作の映画)

3.3

廃れたおじさんドリトル先生とピュアな助手君、そして素晴らしい仲間たちが紡ぐ海洋冒険ロマン!!夏休みに向けた子供達にぜひ見てほしい夢いっぱいの映画だったよ!!吹替でみたんだけど藤原さんのダウニーが尊くて>>続きを読む

アメリカン・サイコ(2000年製作の映画)

2.7

若くて元気なクリスチャン・ベールが連続殺人鬼をはつらつと全裸で演じるサスペンスでした。名刺を交換する時の効果音が印象的でした。次回から名刺を作る時は絶妙なオフホワイトにしてフォントにもこだわろうと思い>>続きを読む

マン・アップ! 60億分の1のサイテーな恋のはじまり(2015年製作の映画)

3.8

イタくてこじらせて不器用な大人達が、爽快感溢れる最低で最高な1日を過ごすラブコメディ!!おいおいって思いつつ気が付いたらどっぷりはまってめっちゃ泣いた…!!!フォロワーの宣言通りペグちゃんの夢女になっ>>続きを読む

エジソンズ・ゲーム(2019年製作の映画)

4.5

最高だった!光と未来と人生かけて繰り広げられる天才たちの電流戦争!! 決して美しいものじゃない、夜は明けずにどこまでも長い。けどそこには夢があって願いがあって情熱があって、わたしたちの誇る歴史があった>>続きを読む

はじまりのうた(2013年製作の映画)

3.8

『はじまりのうた』観たんだけどめっちゃよかった…!!物語を優しい音楽と切なくてままならなくてけどあったかい人と人との繋がりが心にじーんとくる作品だった。主演の2人が人間くさいというか、不器用でああもう>>続きを読む

ミッドナイト・イン・パリ(2011年製作の映画)

4.0

真夜中の鐘とエンジン音が1920年代の憧れへと続くトリガー。タイムスリップすることで何かが劇的に変わるわけじゃないし、たぶん物語が終わったあとも主人公は変わらず等身大で生きてゆく。彼の「今」を生きてゆ>>続きを読む

1917 命をかけた伝令(2019年製作の映画)

4.5

とんでもなかった。力の限り命の限り走り続けた兵士達の物語。あらすじは言ってしまえばそうなんだけど、この映画はそうじゃない。それじゃ1%も語れない。圧倒的に生々しい。爆発音も滴る血も漂う死の香りさえ、目>>続きを読む

9人の翻訳家 囚われたベストセラー(2019年製作の映画)

4.2

やばかったです。もうなんも言えないんですけどやばかったです。静かな世界の中で1秒たりとも目を離したら置いていかれる緊張感とエンドロールの放心具合がとんでもなくてもうああああって感じでした。あああってい>>続きを読む

ナイスガイズ!(2016年製作の映画)

3.5

内容もまあ面白かったしドタバタのわりにはしっかり筋が通ったストーリー展開だなと思ったんですけどそんなことより予測以上にラッセル・クロウの成分が濃かった。2時間で1年分のラッセル・クロウ

ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密(2019年製作の映画)

4.2

わたしは何を観たんだ…??すごかった……!!!言い回しとか推理の仕方とかめっちゃホームズを想起させつつ、色んな作品のまさしく『名探偵』たちをぎゅぎゅっと詰め込んでみましたみたいなダニエル・クレイグがほ>>続きを読む

ジョジョ・ラビット(2019年製作の映画)

4.2

とんでもなかった。すごかった。コミカルでどことなく現実離れした世界観のなかでひび割れみたいに染み込んでくる暗く残酷な現実と盲目的で純粋な主人公の歩む道がぐらぐら心を揺らしてきて、終わったあと何を勘違い>>続きを読む

スラムドッグ$ミリオネア(2008年製作の映画)

3.6

話自体は知ってたからふむふむなるほどねって感じだったんだけどファンタジー的な要素を入れつつ100パーセントぶっちぎりで幸せみたいな流れに持っていかないところがさすがダニー・ボイルという印象!でもいちば>>続きを読む

屍者の帝国(2015年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

小説読んでてイメージできなかった部分がしっかりと描写されててまた読み返したくなったし、映画ぁぁって感じの大スペクタクルな展開になっててわくわくした!ワトソン君相変わらず真っ直ぐでアホの子なんだけど愛し>>続きを読む