mozzerさんの映画レビュー・感想・評価

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デッドプール&ウルヴァリン(2024年製作の映画)

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予告編を観た感想。

このシリーズの良いところは、選曲が本当にいつも素晴らしいこと!
今回もマドンナの「Like a prayer」が使われているけれど、デップーとウルヴァリンの置かれてる立場をよく表
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汚れた血(1986年製作の映画)

4.0

今のところ(令和6年4月現在)、全国でこの映画が観れるのは和歌山のシネマ203だけかな。

カラックス作品を観るのは二本目なのだけれど、本作でまず驚いたことは、監督が若干28歳でこの映画を撮ったという
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ゴジラxコング 新たなる帝国(2024年製作の映画)

4.5

コングのオッサン化が止まらない!
人間臭さが全面に出てて、表情豊かで思わずニッコリさせられます。

IMAX方で見たけど、迫力満点で楽しすぎました。もう何も言うことはありません!瞬間瞬間で起こってるこ
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プリシラ(2023年製作の映画)

3.5

プリシラ視点でのエルビスとの生活についての作品。
映画「エルビス」が最後悲劇的な描かれ方をしていたのに対して、プリシラから見たエルビスは薬や短気なところは所々イヤーな感じで描かれていたものの基本いい人
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パスト ライブス/再会(2023年製作の映画)

3.0

これは観る人を選ぶ映画とあえて言いたい。
監督の実体験がベースになっているとのことで、アメリカナイズされた個人主義的な考えになった幼なじみの女性と、少しオウセンティックな環境で育った幼なじみの男性との
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アイアンクロー(2023年製作の映画)

5.0

プロレス好きだった昔の自分を思い出させてくれる、それ以上に物語や俳優の演技が素晴らしい。上半期で今のところ一番泣いた映画でした 。

エリック一家の悲劇はプロレス好きはよく知ってることだけど、その一人
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あるじ(1925年製作の映画)

4.2

観る度に感動を与えてくれるドライヤー監督作。今回も期待しながら観賞。最後はまた「よかったなあ!」と涙が溢れてきました(笑)

現代映画と比べることはできないけれど、作品が内包しているテーマは現代にも通
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アネット(2021年製作の映画)

3.8

私にとって初めてのレオス・カラックス監督作品。

スパークスの演奏から始まるオープニングが高揚感半端ない。ここだけでも観る価値ありといっていいくらい素晴らしいオープニング。「so may we sta
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オッペンハイマー(2023年製作の映画)

4.4

まず思ったのは体調がいい時に観に行ってほしい映画。仕事終わりとか疲れてる時はおすすめしません。なぜならこの映画も三時間越えの長編大作だから(笑)

だからといって、面白くないかというと差にあらず、
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デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)

4.5

IMAXで観るのがオススメ。映像も音も迫力が半端ない。今回は日中の戦闘やアクションが多くてすごく見やすかった。
砂虫を移動手段で使ったり、死体から水分抜き取ったりなどどうやってるのかわからないけど、そ
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DUNE/デューン 砂の惑星(2020年製作の映画)

3.8

パート2を観る前に観るべき作品だけど、話の内容は本当に序章という感じでパート2からが本編と言えるかもしれない。
印象として派手なCGのアクションシーンの殆んどが、夜か薄暗い中で起こるので、粗を目立たな
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ゴーストバスターズ/フローズン・サマー(2024年製作の映画)

3.5

期待しすぎず目の前で起こることに素直に楽しんだらいい映画でした。
前作に引き続きフィービー家族とオリジナルメンバー達が協力して最強の氷のゴーストに立ち向かう。
やっぱり一番魅力的だったのはフィービーで
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スラムドッグス(2023年製作の映画)

3.7

下ネタ、スラング満載の楽しい映画。
英語がわかる人ならより楽しめるでしょう。
色々な場面で蒔かれた種が、その後トンでもない結果に繋がっていくところは、ベタではあるけれど面白かった。
途中、レザボアドッ
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落下の解剖学(2023年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

アカデミー脚本賞始め沢山の賞を取っただけある、良くできた映画。
最後まで飽きずに集中して観れた、個人的には今年のアカデミー作品の中で一番見応えあり面白いと思った映画でした。
誰の視点で観るかによって、
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マルメロの陽光(1992年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

・2回目観賞(更新)
マルメロの木は「生」及び「若さ」の象徴である。ロペスが絵に残したいと感じた理由は、大きく実った実に陽光(ひかり)が差した瞬間に「生」や「若さ」を感じ、その一瞬の美しさに魅せられた
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怒りの日(1943年製作の映画)

4.1

「裁かゝるジャンヌ」と同様、魔女をテーマにした映画だが、「ジャンヌ」が自分は最後まで魔女ではないという意思を持って火刑にされたのに対し、本作は自分が魔女だと認めてしまう話。しかし、主人公のアンネが本当>>続きを読む

トゥルー・ロマンス(1993年製作の映画)

4.0

ストーリー展開や音楽の使い方と選曲はタランティーノらしさがよく出てるけれど、あくまでトニースコット監督がメインシェフでタランティーノがスパイスという感じの映画でした。

キャストの使い方もこれで終わり
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コーヒー&シガレッツ(2003年製作の映画)

3.8

どの短編もユーモアたっぷりだけど、最後はなんかスッキリせずギクシャクした関係で終わってるところが監督らしさがよくでていたと思った。
全ての作品を観たわけではないので決めつけは良くないとは思うけど、ナイ
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激突!(1971年製作の映画)

3.8

色々なんでそうする?とツッコミどころが一杯あるのは、公開当時からかなり時間が経っているので当然かもしれない。だけど、ダイナーでの犯人探しのシーン、主人公の心の声と共に疑心暗鬼が高まって、最後ストレス爆>>続きを読む

ゴーストワールド(2001年製作の映画)

4.0

スクリーンで観るのは初めてのこの作品、イーニドとレベッカの関係が少しずつずれだす瞬間の切なさに心が締め付けられる。
結末に向かって少しずつフラグが立っていくにつれ、イーニドの心の動きや葛藤が痛いほど伝
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瞳をとじて(2023年製作の映画)

4.5

上映時間が三時間は長いと思ったけど、見始めたら全然長く感じなかった。

心に残った台詞について、記憶がなくても想いは心に残っているというような台詞があったけど、認知症の方と関わる時に、言葉や体験はすぐ
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DOGMAN ドッグマン(2023年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

なぜ犬小屋の中で犬と暮らすと犬と話せるようになるのかわからん⁉️ なんて野暮なことは言わずに、彼の生い立ちを一緒に辿りながら、最初のシーンで彼が警察に捕まるまでの出来事を楽しんで下さい。
犬達の
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バンブルビー(2018年製作の映画)

3.8

この映画はなんと言っても80'sの洋楽の有名曲が多数使われてるけども、やはり自分的にはThe Smithsがいい場面で使われてるのが好きな理由のひとつ。
「Big mouth …」を歌いながら歯磨きし
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マッドマックス 怒りのデス・ロード(2015年製作の映画)

5.0

マッドマックス怒りのデス・ロード を再観賞。フュリオサ 予告を見て衝動的に選んだけど、やっぱりこの映画は別格!よくあんな神がかった何度見ても飽きない素晴らしい映画をこの世に産み出してくれました!
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ベルリン・天使の詩(1987年製作の映画)

4.0

 天使のように、人の心の中を知ることができたらどんな感じだろう。
口から発せられる言葉が本心かどうかなんてわからない。しかし、人には良心があると信じたい。嘘も方便というけれど、時によっては思っている
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ARGYLLE/アーガイル(2024年製作の映画)

3.8

2人のダンスシーンが美しすぎて!やってることは暴力的なのに、監督お得意のカラフル描写がそう見せなくて、やっと心が通じあって幸せそうな2人を見て涙が溢れてきた(笑)
「キングスマン」の頭パッカーンをもっ
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ナイト・オン・ザ・プラネット(1991年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

どのエピソードも面白くて、ジャームッシュ作品では個人的に好きな1本。
ニューヨークのエピソードが一番面白かった。設定としてはよくあるものだけど、Fワード連発のヨーヨーと英語が殆どできないヘルメット(笑
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ミカエル(1924年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

侯爵婦人と出会ってからのミカエルのダメ男ぶりが、美しさからは程遠い自分勝手な言動と対象的で悲しい。金がなくなって借金したことがばれて、画家から注意されたら逆ギレするし、とんでもない奴(笑) 結局、彼>>続きを読む

エル・スール(1982年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

まず最初の感想は「ミツバチのささやき」よりこっちの方が面白かったのと、「アフターサン」にどこか似てると思ったこと。どちらも娘が死んだ父親のことを思い出しながら当時の父の本当の気持ちについて思いを馳せる>>続きを読む

ミツバチのささやき(1973年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

初めてビクトル・エリセ監督作品。評判のいい映画くらいしか知らず、ましてや監督の名前も知らないというほぼフラットな気持ちでの観賞でした。
まず見終わった感想は、すごく不思議な映画でした。映像は凄く綺麗で
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8 1/2(1963年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

フェリーニの「81/2」
主人公がテーブル下で銃を撃って自殺したって解釈でいいね?
手を繋いでみんなで踊るのは面倒な現実から逃れられた嬉しさと色々問題あった女性関係がみんなハッピーであったらいいという
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街のあかり(2006年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

さりげなく世情を取り入れるカウリスマキ監督が、今回は明らかにロシア人を悪役として描いたこの作品、この頃のロシアとフィンランドの関係が良くなかった(今もそうかもしれないけれど)ことをわかりやすい設定とし>>続きを読む

罪と罰(1983年製作の映画)

4.0

初監督作だが、その後監督が作り上げていくこだわり要素が沢山でてくるので、ある意味原点的な作品になっている。この頃、既に到達点がみえていたのかな?いや、多分そんなことはないか?(笑)

印象的な場面は自
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マダム・ウェブ(2024年製作の映画)

3.5

前評判がよくないので、なるべく情報入れずに観たところ普通に楽しめた。ツッコミどころは山程あるけど、体調がよくて気持ちに余裕がある状態で、仏のように優しい心で観てほしい映画。
マダムウェブの誕生譚。続き
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奇跡(1954年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

ドライヤー 特集の二本目 奇跡 を観賞。キリスト教についての知識は一般的なイメージくらいしかないけど、子供のように疑うことなく純粋にそうなってほしいと願うことが祈りとなり信じられないこと(奇跡)が起こ>>続きを読む

21グラム(2003年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

一番印象に残ったのがデルトロが妹を叩いた息子にこの家では叩くことは許さんと言いながら息子をひっぱたくところ。最もらしいことを言いながらやってることが矛盾しているという。深く理解せず上部だけの信仰、都合>>続きを読む

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