mさんの映画レビュー・感想・評価

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デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)

3.1

このレビューはネタバレを含みます

ヴィルヌーヴは大好きな監督だけど、この映画はあまり好きじゃない。悠然としていてミステリアスだった前作の方が好き。三部作の中の繋ぎという感じがする。

ハルコネンの部隊が崖に沿って上昇するシーンと砂丘か
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女神の継承(2021年製作の映画)

2.8

怖いという噂でハードルをあげすぎて乗り切れなかった。「呪詛」と同じモキュメンタリー系が得意じゃないのかも。

アミューズメント・パーク(1973年製作の映画)

3.9

社会風刺でありながら解釈の余白もあって楽しめる。ベニスに死すを思い出したけど、こっちの方が生々しい問題を扱っている。

(2023年製作の映画)

3.8

怪作。エンタメと露悪コントの融合に見えて、虚無感と死生観をうっすらと漂わせる尖った前衛映画。

フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊(2021年製作の映画)

3.9

安定のウェスアンダーソン
無機質の中に突然感傷が現れる

アニメシーンが浮世絵みたいでよかった
ズームもキューブリックっぽいetc.
様々な影響を感じるのに、自らの作家性に落とし込む技量は現役監督でも
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アステロイド・シティ(2023年製作の映画)

4.1

計算され尽くしたビジュアルと捻りまくった語り口。


ここ最近よく見るメタフィクションとフィクション/演技論、そして50年代ノスタルジー…語り口の斬新さと相まってパルプフィクションを思い出した…さらに
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LAMB/ラム(2021年製作の映画)

3.6

神学や神話の知識が不足していたのでかなり多くの記号を読み解けなかったのが残念だった。映像が綺麗で、白夜が幻想的。

哭声 コクソン(2016年製作の映画)

4.0

中盤まではミステリーやサスペンス、ホラーの趣きだが、後半展開が加速しラストスパートではキリスト教映画に様変わりする。凄まじい映画。
まちがいなく何度見ても面白いが、たぶん見ない。絵面が怖すぎる。特に國
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ジュラシック・ワールド/新たなる支配者(2021年製作の映画)

2.9

前作までギリギリ保っていた鮮度が完全になくなり、ただの焼き直しのストーリーに平凡な演出の連続。
せっかく豪華なキャストなのに、詰め込みすぎで溜めが少なくカタルシスが弱い。
ラストも何もハラハラしない。
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NOPE/ノープ(2022年製作の映画)

3.4

演出にジョーダンピール節が炸裂している。
オマージュがたくさんありつつ、随所に新鮮なUFO描写もあって面白かった。
社会批判も言いたいことは伝わるが、産業に関わる側からの視点が多すぎて当事者としてあま
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(1990年製作の映画)

4.0

宮崎駿の「君たちはどう生きるか」が公開され、関連づけた批評がいくつか見られたので見てみた。前評判ほど奇怪な映画ではなかった印象。

たしかにオムニバスであるものの、それぞれしっかりとした1つの話である
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ブレット・トレイン(2022年製作の映画)

3.8

B級映画風、意外に作り込まれたアクション映画。
チープさ、トンデモ日本描写はたぶん自覚的。真田広之が出ているし、ウルヴァリン/サムライの謎新幹線バトルをそのまま映画にしようとしたのかもしれない。発想が
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ペット(2016年製作の映画)

3.4

王道のストーリー。色彩が豊かで街の全景が映るシーンが美しい。

君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

4.1

こういう映画がものすごく好き。
多層的で、散文的で、夢分析のようにメッセージが浮かびあがる。
また見に行きたい。

インディ・ジョーンズと運命のダイヤル(2023年製作の映画)

3.8

好きだった。ノスタルジーと現代的なテーマが絶妙なバランスで成り立っている。

インディージョーンズファンのためでありながら人生の老いを描く作品でもあるので、響く人はあまり多くはないかな…
あとからロー
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孤狼の血 LEVEL2(2021年製作の映画)

3.5

鈴木亮平がやばい
前作よりトンデモ感が増しているせいで入りきれなかった。

欲望の翼(1990年製作の映画)

3.9

散文的な映画に見えて、最後にしっかり締まってテーマが見えてくる感じがいい。
分析したり理解したりしようと思うと手をすり抜けて行くのに、視聴後の余韻のなかで何かを得た感覚がするのが王家衛の映画の好きなと
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孤狼の血(2018年製作の映画)

3.6

楽しくみれた。層の厚い俳優陣の迫真の演技が見られる。ところどころアウトレイジを思い出したけど、より情緒的かつエンタメに振っている感じで違いを楽しめた。
続編もみたい。

(1985年製作の映画)

4.6

とにかく圧倒されっぱなし画面に釘付けだった。傑作。

とあるシーンの画像を見かけた時からずっと見たかった黒澤作品。
パンフォーカスを駆使した計算され尽くした美しい映像は凄まじい。鮮やかな絵画のような色
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ムーンフォール(2021年製作の映画)

2.5

オカルト風味のアルマゲドン
風呂敷の広げ方は好き

トゥモロー・ウォー(2021年製作の映画)

2.7

まあ見れる。全てがありきたりな感じではあるものの、俳優やVFXのクオリティで魅せている。さっぱり終わるのも好感が持てる。

クリプラがかっこいい。

ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3(2023年製作の映画)

4.3

ありがとうガーディアンズ。
3部作追い続けてほんとうによかった。

良いところをあげたらキリがないくらいよかった。感動したし、スッキリした。
完璧だった。完璧なヒーロー映画でした。

シン・仮面ライダー(2023年製作の映画)

3.9

仮面ライダーほぼ知らないけれど、かなり好き。

ノスタルジーを感じつつ斬新さもあるヒーロー映画。
画がいい。演出がいい。作家性が色濃くでている。どこかで見たことあるような映画なんて過去の傑作のを見れば
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ちょっと思い出しただけ(2022年製作の映画)

3.6

リアルっぽい恋愛映画によくある記号で溢れすぎていて食傷しかけたが、ギミックのある少し変わった映画で印象に残った。

そのギミックがこの映画とテーマをより魅力的にしたのかどうか、人によってわりと評価が異
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DUNE/デューン 砂の惑星(2020年製作の映画)

4.1

世界観の説得力はSF映画の魅力を左右する。
この映画は最近のSFシリーズものでは群を抜いて説得力があるんじゃないかと思う。

ヴィルヌーヴのミニマムかつダイナミックな構図が世界に奥行きを与えていたし、
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天使の涙 4Kレストア版(1995年製作の映画)

4.2

まず個人的に思い入れのあるこの作品を劇場で見れたことに感謝!

いくつかのシーンがモノクロに差し替えられ、構成や意図がよりわかりやすくなっていた。
そのためか、テーマの反復やメタファーがしっかりと心に
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呪詛(2022年製作の映画)

2.7

怖そうな雰囲気が続く映画。
POVや画面の暗さ、CGの質感が、個人的には没入感を削ぐ方向に向かってしまっていた。
ジャンプスケアのフェイントが続くシーンは緊張感があり怖い…けどこの前見た某アメコミでも
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グレイマン(2022年製作の映画)

2.8

ドローンを使った撮影など、アクションシーンはスピード感マシマシでよかった。

かっこいいアクションシーンとりあえず全部詰め込んで、安定感のある俳優たちの演技で体裁を整えたような映画。

アクションに振
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ソー:ラブ&サンダー(2022年製作の映画)

3.8

良作。無駄のない展開、アクションの見せ場、ソーシリーズだからこそ描けるファンタジックな宇宙。童心を呼び覚ますようなバトルシーンもよかった。ソーというキャラを最大限生かしていて上手い。
納得のヒーロー映
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