fonske0114さんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

ネオン・デーモン(2016年製作の映画)

2.5

モデルに憧れ、田舎を飛び出し都会に来た少女。その天性の美貌でトントン拍子にいくも同時に周りに敵もできていく…というエルファニング主演のホラースリラー。

以下少しネタバレ感想を。


表紙に惹かれジャ
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十二人の怒れる男(1957年製作の映画)

4.0

少年の犯した殺人事件、その死刑判決への評決を巡る陪審員12人が、意見を交わし事件の真相に迫るサスペンス。

白黒ながら見応えは十分。劇中のほとんどが一室での会話劇で行われ、事件の展開が二転三転する面白
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すばらしき世界(2021年製作の映画)

4.0

殺人を犯し人生の半分を刑務所で過ごした男。彼は出所後、再犯を犯さず生き延びることができるのか…。

元受刑者を描いた作品はこれまでもあったが、今作は日常生活を送ることができるのか否かという視点に重視。
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ある女流作家の罪と罰(2018年製作の映画)

3.0

ある女性作家の犯した罪と罰の物語。実話に基づく。

非常に人間らしさが描かれた作品で世界観がおしゃれ。


以下ネタバレ感想を。

実話がベースなためか、人間がすごく良く描かれており、心情の変化にとて
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ベンジャミン・バトン 数奇な人生(2008年製作の映画)

3.5

あるしょうがいとともに命を受けたベンジャミンバトン。その人生の始まりと終わり。

SFヒューマンドラマ、という藤子不二雄や手塚治虫など昔の漫画にもありそうなある「運命」を背負った人生の物語。

その特
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ダンサー・イン・ザ・ダーク 4Kデジタルリマスター版(2000年製作の映画)

5.0

ビョーク主演のミュージカル映画。
母親というテーマを主軸にミュージカルを掛け合わせたヒューマンドラマ作品。

鬱映画として有名な作品でもあるが、主演のビョークの存在感と唯一無二の歌声が遺憾なく発揮され
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クレイマー、クレイマー(1979年製作の映画)

4.0

母性や父性を描きながら、親子と子育てがテーマの作品。
日常が舞台でありながら、後半になるにつれスリリングになり、名演とセリフはかなり見応えがある。

ちなみに、以前「明石家マンション物語」というバラエ
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キング・オブ・コメディ(1983年製作の映画)

4.0

コメディアンを夢見る男の夢と時に狂気がかいま見えるヒューマンコメディ。

夢中や一途な愛は変貌し狂気に見え、その紙一重なプロットとロバートデニーロによる好演は逸脱。

ホアキンフェニックスの「ジョーカ
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I am Sam アイ・アム・サム(2001年製作の映画)

5.0

鼻水を垂らして泣きに泣きすぎてしんどい。
再鑑賞。人生で一番好きな作品。

発達障害の父親に子育てできるのか、
更に彼の子どもが父親の年齢を越えても子育ては続けられるのか、裁判で親権を得られるのか。
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花束みたいな恋をした(2021年製作の映画)

4.0

「カルテット」「最高の離婚」「mother」、最近だと「大豆田とわ子と三人の元夫」の脚本を書いた坂本裕二の映画作品。カルテットでも監督を務めた土井さんが今作の監督。
大学生〜社会人の恋愛模様を描いてお
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時計じかけのオレンジ(1971年製作の映画)

4.0

スタンリーキューブリック監督による名作かつ迷作の作品。
性と暴力がメインの作品は個人的にあまり好みではないが、幾何学性や色彩、デザイン、狂気迫る脚本や役者など見所が非常に多く、問題作ながら現代まで語ら
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ダークナイト ライジング(2012年製作の映画)

3.0

ダークナイト三部作鑑賞。三作目。
バットマンvsベイン。最大規模での闘い。

以下ネタバレ感想を。


正直長い。
一作目は序章(各種説明)と活躍を見せていたので長くなる。

二作目はこれでもかとジョ
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ダークナイト(2008年製作の映画)

4.0

ダークナイト三部作を鑑賞。第二作。
バットマンvsジョーカー、アクションも前作に増し見応え十分。心理描写も多く、かなりのめりこむ。

以下ネタバレ感想を。


今作ではアクションシーンよりもカーチェイ
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バットマン ビギンズ(2005年製作の映画)

3.5

悪により傷ついた男が、正義とは何かを抱えながら悪に立ち向かうものになる…
有名なアメコミ原作のバットマン誕生作を描いた映画。

ジョーカーを見て、気になっていた過去作品を見ようとこの三部作を鑑賞。
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インセプション(2010年製作の映画)

3.5

夢から情報や潜在意識をとったり植え付けたり守ったりできる…
というSF設定を基に夢を多層的に重ね任務達成を目指すSFアクション。

設定は凝っているものの、劇中で説明があるためあれこれ確認しながら見て
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告白(2010年製作の映画)

4.5

シングルマザーの教師。娘が殺され、犯人は彼女の担任しているクラスにいる。そして彼女の復讐が始まる。

「いやなミステリーであるイヤミス」の立役者である湊かなえのデビュー作の映画作品。湊かなえ作品は映画
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禁断の惑星(1956年製作の映画)

3.5

23世紀、宇宙のある惑星に残された地球人を救うためやってきた宇宙船乗組員。彼らの運命は…。

1956年公開、スターウォーズに影響を与えたと知り興味を持ち視聴。
時代を考えるとセットやCGに古さを感じ
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ミスト(2007年製作の映画)

4.0

ある日、霧に襲われる街。謎の霧が襲いかかる中、街の人たちは生き延びることができるのか。

スティーブンキング原作小説のSFパニックホラー。胸糞映画といわれればよく名前が上がる作品であるが、コロナを経験
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朝が来る(2020年製作の映画)

4.5

家族が欲しい。でも子供を持てる可能性はほとんどない。養子縁組を知った夫婦は、養子を迎える。そこに実の母が現れる。
テーマはとても重く、デリケート。しかし映画も丁寧で、繊細。とてもいい映画だった。

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ミザリー(1990年製作の映画)

4.0

これもスティーブン・キングか!
怖いよ!

交通事故にあった小説家。気づいた彼はファンの家にいた。そのファンは好意的に看病してくれたが徐々におかしなことが起きていく…というサイコホラー。

登場人物も
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スティング(1973年製作の映画)

3.5

1930年代アメリカを舞台にした、コンゲーム(騙し合い)の名作古典。
ドラマや映画になっているコンフィデンスマンJPはこの作品から着想を得ていることから知り、気になっていた。

詐欺師による騙し合いも
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オアシス:ネブワース1996(2021年製作の映画)

5.0

90年代イギリス、ビートルズの再来と言われたロックバンド、oasisの絶頂期、二日間で25万人の前で演奏した伝説の「ネブワース」でのライブというイベントをおさめたドキュメンタリー。
oasisの楽曲は
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黒い家(1999年製作の映画)

4.0

ある保険会社の社員。保険金目当てと見られる顧客の夫婦と出会い、彼らをとりまく不可解な死や出来事の先には…。

という、サイコサスペンス。現代から見ればチープさがある小道具などは仕方がないが、そのスリル
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ミッドサマー(2019年製作の映画)

2.5

スウェーデンにあるとある村。アメリカから来た社会学を研究する大学生たちはその村に行き、現地の夏至の祭りに興味を持つ。彼らがその祭りを通じて見たものとは…というサスペンスホラー。

けっこうグロいシーン
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私をくいとめて(2020年製作の映画)

4.0

20代半ばの女性会社員、独身。人付き合いが苦手。自分の時間を使えて不自由もない。
そのヒロインが人との出会いを通じて幸せとは自分とは、という価値観を揺さぶられる話。
「あまちゃん」以来ののんと橋本愛の
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トランスアメリカ(2005年製作の映画)

3.5

性同一性障害の男は女性として生活している。性転換の手術を迎えるも、連絡があったのは「実の息子」。
男性として振る舞っていたときにできた息子からの連絡だった。
女性である父親と実の息子が出会う、というテ
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ストックホルム・ケース(2018年製作の映画)

4.0

「ストックホルム症候群(シンドローム)」という人質が犯人に感情移入する、という心理学用語の基となった、実際の事件を映画化した作品。
まさに「事実は小説よりも奇なり」。

今作のような、演劇のように一つ
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ヒトラーに盗られたうさぎ(2019年製作の映画)

4.5

この映画はユダヤ人の亡命という点の映画ながらも他の映画とは違う特異な点が非常に多く、また原作が絵本ということもあり非常に暖かい部分がある。
一つ一つの場面や台詞がとても丁寧で終始目を見張る。大きな事件
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