fumiさんの映画レビュー・感想・評価

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みんな笑え(2025年製作の映画)

3.7

初めての川越スカラ座!

中盤は結構たるかったけど、終盤の漫才と落語がリンクする展開は胸熱だった。

辻凪子✖️漫才は超ハマり役!衣装も可愛くて似合ってた。

オルエットの方へ 4Kレストア版(1971年製作の映画)

3.7

褪せたような色味の美しさと日付で区切った構成はロメールと似てるけど、ロジエの方が無軌道でありのままという感じ。

ヨットの臨場感とか朝ごはんのワッフルとか退屈してる時間とか、ヴァカンス映画として最高の
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エゴイスト(2023年製作の映画)

3.6

感想がすごく難しい…
手放しに無償の愛と感動できないのはやっぱりあの与える行為が歪に感じてしまったから。
でも与えることで浩輔自身は確かに満たされていったし、受け取った人が愛と感じたならそれはエゴでは
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かたつむりのメモワール(2024年製作の映画)

3.6

鬱展開盛り込みすぎで疲れた…

殻に閉じこもってかたつむりグッズを集め続けるグレースが大人になってもギルバートに会いに行けない理由が悲しかった。
心が壊れてしまってたんだね。

双子の絆の強さにホロリ
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We Live in Time この時を生きて(2024年製作の映画)

3.8

関係性は変化していってもいつも愛し合う2人は自然体で素敵で、共に生きる人がいることのすばらしさを噛み締めながら観てた。

余命宣告されてからのアルムートの決断は共感できない人もいそうだけど、アルムート
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バック・イン・アクション(2025年製作の映画)

4.0

お久しぶりキャメロン・ディアス!!
きれいでかっこよくてやっぱ大好き

メロウな音楽がかかるアクションシーンは既視感あるし、水門の閉鎖は手抜きだろ!って感じだけど、手堅く面白かった。

キャメロン・デ
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春画先生(2023年製作の映画)

1.5

劇場公開時行くか迷ってたけど、心底お金払って観なくてよかった…
それ以上書きたいこともないくらいひどい
弓子というキャラクターが本当にきつかった

ナイツ&ウィークエンズ(2008年製作の映画)

4.0

悲しい悲しい悲しい
あんなに無遠慮でラブラブだったのにいつしか遠慮して気を遣い合って
嫌いになるより悲しい終わり方かもしれない。

正体(2024年製作の映画)

4.2

鏑木がどんな思いで出会った人と関わり合ったのか想像すると涙が込み上げてくる。

サスペンス的な要素よりも人が人を信じる気持ちを重点的に描いていて好きだった。

終盤の又貫との会話での「生きててよかった
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中山教頭の人生テスト(2025年製作の映画)

3.3

問題のある子を導くこと、その周りの子を守ること、教育ってほんとに難しい。

ただ全体的に描きたいことと展開が中途半端に感じて乗り切れなかったのと、渋川清彦の演技がハマらず…

黒川先生が異質な存在すぎ
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ルノワール(2025年製作の映画)

3.8

死ぬってなんなのか、哀しい、怖いってなんなのか。
まだ言葉にできない感情を、大人たちのあれこれをじっと見つめながら吸収し成長していくフキ。

純粋さと無垢の残酷さに、ギュッと苦しくなる場面がたくさんあ
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ラブ・イン・ザ・ビッグシティ(2024年製作の映画)

4.0

目の前の大喧嘩そっちのけで誰に傷つけられたのか心配するシーンにグッときた。

「あんたらしさがなんで弱点になるの?」っていいセリフだな
ありのままを好きでいてくれる人を大切にしたい。

ウィズネイルと僕(1988年製作の映画)

3.6

イギリスっぽいシニカルなコメディ。
主人公の怯え演技が真に迫ってて面白かった。
モラトリアムの象徴みたいなあの部屋に留まり続けるウィズネイルのこの先を思ってちょっと悲しくなる。

ラ・コシーナ/厨房(2024年製作の映画)

3.0

ペドロがウェイトレスに悪態つかれたのも差別じゃなくて単に自分が相手へのリスペクトに著しく欠けてるからってだけ。
それ含めてあのカオスな厨房を社会の縮図って言って描かれても大袈裟すぎて冷める。

あと厨
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アメリカッチ コウノトリと幸せな食卓(2022年製作の映画)

4.2

呼び寄せておいて不当逮捕とかあまりにも理不尽だし終盤のポンチクの日のシーンはとても辛いけど、それすら吹き飛ばすような多幸感あふれる物語。
希望を失わず人生を愛そうとする主人公に勇気をもらった。

国宝(2025年製作の映画)

4.7

濃い、とにかく濃い3時間だった。

どこよりも血がものを言う世界に魅入られ才能を開花させた故の喜久雄の葛藤。
安泰だと思っていた人生が思いがけない形で揺らぐ俊介の恐怖。
2人の間にあるのは対立ではなく
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ブラインド・マッサージ(2014年製作の映画)

3.5

強烈
見えないことで生まれる渇望や葛藤が赤裸々で生々しい。

ボイジャー 4Kレストア(1991年製作の映画)

4.0

鬱展開すぎる…観終わった後しばらく打ちのめされてた

フェイバーは人間性最低だし超メロドラマだけど映画としてはとても美しくて引き込まれた。

ジュリー・デルピーは産毛まで神々しくてまさに天使。

テルマがゆく! 93歳のやさしいリベンジ(2024年製作の映画)

4.3

テルマがとにかくかわいい!孫のダニエルも愛情深くて2人の関係が素敵。

ミッションインポッシブルのオマージュっぽいシーンもたくさんあって楽しかった。
テルマの大冒険譚であり、家族の話でもあり。

エン
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折にふれて(2024年製作の映画)

3.0

刺繍をする主人公且つそれをクローズアップした映画って今まであんまりなかった気がする。
押入れという閉じられた空間に自分だけの城を築いて1人黙々と刺す描写にふみの孤独を感じた。

兄のむっちゃんを女性が
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水魚の交わり(2021年製作の映画)

3.0

水槽の金魚はなんのモチーフだったんだろう。
あの分かれ道のロケーションはとてもよかった。

猫が行方不明(1996年製作の映画)

4.0

猫探しの中で見えてくる近所のつながりと変わりゆく街。
劇中ではダメ出しされてるけど主人公のファッションが超かわいかった!
嬉しくって引っ越し手伝う素直さもかわいい。

クラブ行ったりカフェでお茶してる
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青春シンドローム(1994年製作の映画)

3.7

思春期男子のはっちゃけ映画が苦手な傾向にあるんだけど、これは女遊びしてイキってなかったのと、回想という形で進むことで切なさもあって結構好きだった。

デモとジャニス・ジョプリンの相性よすぎる。

秋が来るとき(2024年製作の映画)

4.0

何かを守るために何かを犠牲にすること。
人生も終わりに近づいたミシェルの覚悟としたたかさが美しいと思った。

近くの席で号泣してる女性がいた。
ごくパーソナルな部分で琴線に触れる繊細な作品だと思う。
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リトルハンプトンの怪文書(2023年製作の映画)

4.0

犯人が誰なのかは割とすぐ想像つくので、ミステリーというよりも当時の父権社会への強い批判が込められた女性のエンパワーメント映画だった。
実話に基づくというのがびっくり。

無能なくせに声のでかい男たちの
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きっと、それは愛じゃない(2022年製作の映画)

3.8

信仰は自分を守ってくれることもあれば苦しめることもある。
妹のエピソードに涙…

まっすぐに愛を信じる結末はロマンチックでとてもよかった。

マイ・スイート・ハニー(2022年製作の映画)

3.4

ラブストーリーに1番縁がなさそうなユ・ヘジンを主演にコテコテのラブコメやるっていう発想は面白いけど、ピュアがすぎて正直ちょっと辟易しちゃった

ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング(2025年製作の映画)

4.4

すごかった〜〜
潜水艦の時点でとんでもないのにあれがクライマックスじゃないなんてどうかしてる

ガブリエルのキャラがだんだんブレてきてたりグレースとのロマンス要素はいらなかったなとか色々あるけど、総じ
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ドライビング Miss デイジー(1989年製作の映画)

3.7

友情と括るのはちょっと違うと思う。
いくら信頼関係を築いても、2人は最後まで決して対等な関係ではない。
白人の無意識の差別について静かに訴えるよい作品。

無名の人生(2024年製作の映画)

3.7

壮絶なのにどこか笑えるようなシュールな画が唯一無二。
生きるというよりやり過ごすという表現の方がしっくりくる彼の人生に、観終わってなんとも言えない奇妙な感情に包まれた。

公式サイトの中島歩のコメント
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ビーキーパー(2024年製作の映画)

4.0

強いとかそういう次元じゃない、まじでイカれてる

結構なグロに絶叫しつつぶっ飛びすぎてて爆笑だった…

セレステ∞ジェシー(2012年製作の映画)

4.3

セレステのちょっと傲慢なところ、それに気付いて反省するところ、キャラクターとして嘘がなくてすごく好感が持てた。

この先お互いどんなに幸せになってもほんのり後悔しながら生きていくだろうな。
結末を見届
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劇場版 米寿の伝言(2023年製作の映画)

3.7

祖父・娘・孫 3代で作り上げた映画。
それだけでもすごいのに、しっかり面白かった!
お祝いメッセージから自然な流れで挿入されたホームビデオで家族愛にうるっときた。

クィア/QUEER(2024年製作の映画)

3.7

後半の冒険映画みたいな展開に面食らったけど、『君の名前で〜』と根底に流れるものは同じだなと思った。
言葉を超越したところで愛を語る。

リー・ミラー 彼⼥の瞳が映す世界(2023年製作の映画)

4.0

意志の強い瞳に圧倒された。

ケイト・ウィンスレットは言わずもがな、今回は真面目なアンディ・サムバーグもとてもよかった。

現在パートが厚みを持たせていた。
写真は言葉よりも雄弁に語る。

渚のシンドバッド(1995年製作の映画)

3.5

傷つかないように防御する術を知らないむき出しの感情が若くて痛い