senatsuさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

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her/世界でひとつの彼女(2013年製作の映画)

3.9

言葉が見つからない。

SF好きとしては、新たな境地の恋愛映画を観れて嬉しい。

起こる問題も、人間との恋愛ではありえなく、それでいて予知できるリアルさがあって、共感に足る。

主人公が、AIとの恋愛
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イエスタデイ(2019年製作の映画)

3.9

このコンセプトで、大勢の大人を説き伏せ、ゴールまでつき動かせたのがすごいと思う。
ビートルズを自分以外のみんなが忘れた世界。
深夜にアイデアが浮かんで、朝見直したら、ボツにしそうな案。
なのに、面白い
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ボブという名の猫 幸せのハイタッチ(2016年製作の映画)

3.7

こんなに優しくして、共感性が高すぎる主人公には、
人生は生きづらいだろう。
主人公の何気ない一言は、自分の在り方まで揺るがされるほど、慈愛に満ちて優しい。

そんな考え方ができるのかと、自分が恥ずかし
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言の葉の庭(2013年製作の映画)

3.0

言葉選びがとてもいい。
でも、悪い方向に非現実すぎる。
会社に出社せずに迷惑かける人間に、どう憧憬を抱けと?
傘を持っているのに、公園のベンチで雨宿りする必要性はないし
他人が座っている時点で、諦めて
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ゴッドファーザー(1972年製作の映画)

3.9

人が死んで幸せそうに見えた作品を、この作品を措いて、ほかに知らない

死は、劇的に訪れるのではなく、日常にぽっかり穴が開いて虚無に落とされるよう。

緊張のピークを過ぎて、ちょっと手元のコーヒーに目を
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キングダム(2019年製作の映画)

3.8

原作ファンです。漂が最期に先陣切って隊を率いたエピソードなど、スクリーンで観れて本当に感動しました。
吉沢亮さんも表情だけで、二役演じ切っていて、原作へのリスペクトを感じました。山崎賢人さんも、大人し
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ソング・オブ・ザ・シー 海のうた(2014年製作の映画)

3.8

デフォルメの線選びが綺麗で、絵本を彷彿とさせる水彩テクスチャが、物語りの暖かさとマッチしていました。不安をかきたて、ハラハラさせる展開、そこからの安堵などバランスが良くて、大人も楽しめる。大人が子供の>>続きを読む

ゼロ・グラビティ(2013年製作の映画)

2.5

映画館のスクリーンでみれば、ハラハラ感を楽しめ、映像の美しさも楽しめるかもしれない。ただ、わざわざ映画化するような脚本ではない。女性がどじってパニックになりながら、なんとか地球に帰る一部始終を見て楽し>>続きを読む

最後の恋のはじめ方(2005年製作の映画)

3.6

とてもまっすぐで一途な、女性の理想の男性がでてくる。
憎まれ役として、女性をもて遊ぶ下衆な男性もでてくるが、
善悪が白黒わかれないように、
現実の男性はこのどちらかではない。最悪な事に、現実は両方の面
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リープ・イヤー うるう年のプロポーズ(2010年製作の映画)

3.8

ロマンティックってなんだか臭くて非現実的で、憧れないけど、この映画は違う。現実的なロマンティック。生死をかけて姫を助けに行くだとか、そんな事してなくても、日常を切り取った言葉の応酬や、伏線の回収で、十>>続きを読む

シン・ゴジラ(2016年製作の映画)

3.9

怪獣ものは、怪獣そのものに焦点があたっている事が多いけれど、この映画は、もしゴジラという天災が起きた時に、日本がどういう選択に迫られるか、混乱に陥るか、ライフラインがストップするかなどに焦点が当たって>>続きを読む

親愛なるきみへ(2010年製作の映画)

4.0

2週間を二人で過ごした思い出の貯金で、一年待つ。ただ待つだけではなくて、戦地から帰ってこないかもしれない不安と一緒に眠りにつく。それでも互いを必要とする姿に胸を打たれる…。これで待ち続ければただの映画>>続きを読む

きみに読む物語(2004年製作の映画)

3.8

老年期から入る演出が、ずるい。そんなことされたら、絶対泣く。
婚約者が先に出会っていれば、また別のエンディングが待っていたように思う。人生で人を心から愛して結ばれない経験をすると、どれだけ付加価値がつ
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ラブ・アゲイン(2011年製作の映画)

3.8

コメディーセンスが★5.0
展開が分かっているのに、お決まりが決まると、とても笑える。
出てくるキャラクターがみんな完璧じゃなく、人間くさくて、実直ではない。道を踏み外しながらも、お互いを必要としてい
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教授のおかしな妄想殺人(2015年製作の映画)

3.6

エマストーンがひたすら可愛い。衣装もとてもよく似合っていて、真似たくなる。反対に、教授はただの腹ぼて中年オヤジにしか見えず、魅力を共有できずに、トキメク箇所もない。身勝手な人間しかでてこない上に、みん>>続きを読む

落下の王国(2006年製作の映画)

4.3

ロケーションがすごい!ファンタジーなのにCGに頼らずにやりきっている熱意に脱帽。
構図も、ワンカットワンカットすべて計りで計ってそうなくらいで、精密。
シナリオは感性豊かで好き嫌い別れそうなところを、
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クリスマス・クロニクル(2018年製作の映画)

3.7

クリスマスにぴったり。サンタさんネタは、子供の頃に信じてた気持ちやワクワクが蘇るから、なおさら楽しく感じる。
気楽に見れるけど、結構丁寧に作られてて期待以上。

マイレージ、マイライフ(2009年製作の映画)

3.6

「彼らは楽しくて、おおらかで、…最低と知って驚かされる。」

ハラハラドキドキする映画ではないけれど、ハッとさせられる台詞、自分を投影して息が詰まるシーンなど、
日常を生きる大人の誰もが、気づきに出会
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ミッドナイト・イン・パリ(2011年製作の映画)

3.7

今はどうしても少し満たされない。
別の黄金時代に夢を抱く、懐古厨のお話。
異性関係もどんどん乗り換えていく感じが、パリっぽい。

美術が好きな人ならより楽しめる内容。

個人的には、ダリ役の人がドンピ
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ゴースト/ニューヨークの幻(1990年製作の映画)

3.7

クリスマスに観たい感じ。
ゴーストの演出が、ステレオタイプで今観ると、とてもコミカル。

黒幕は、一番嫌なパターンなおかげで、感情移入しやすく
夢中になって展開を楽しめる。

霊媒師の女性のおかげて評
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ネクスト ロボ(2018年製作の映画)

2.9

主人公少女の性格がうっとおしすぎる。
中国人にとっては普通なのか、100歩譲って、中国人に対するネガキャンなのか…

マナーがくそで、性格が破綻している。
映画を最後まで観るには、まずそこに耐えないと
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ランゴ(2011年製作の映画)

3.6

あんまりちゃんと見なくていいのを探していたら、予想以上のCGのクオリティ、音楽も演出も、色んな映画のオマージュになっていて、わりと大人向け。
ただ、私にはスターウォーズくらいしか分からなかったので
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ノッティングヒルの恋人(1999年製作の映画)

3.9

英語字幕視聴。
お互いの存在が徐々に大きくなっていく、まさに大人の恋愛。
アナの癇癪や、エゴを、責めずに受け止め続けるウィリアム。
あのすべてを赦し包み込んでくれる笑顔を嫌いになる女性はいないと思う。
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