フンドシットさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

フンドシット

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パンツの穴 キラキラ星みつけた!(1990年製作の映画)

3.0

パンツの穴シリーズだから青春ラブストーリーなんだけど、どう感想を述べれば良いのかわからなくなる不思議な展開。
大事なシーンっぽく撮っといてそれを拾わない(というか、そのシーンは必要ないんじゃないかと思
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ギブリーズ episode2(2002年製作の映画)

4.5

シルヴァン・ショメっぽい。
ジブリ美術館ライブラリーにべルヴィルランデブーとイリュージョニストがあるので説得力が増します。
短編の作品だけど好きなシーンはセリフではなく音楽なんだなぁとしみじみ感じまし
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ぼくの伯父さん(1958年製作の映画)

4.0

口数は少ないのに動作に一言多いというか、それがいちいち面白くてとぼけたという表現がピッタリ。
超近代的でモダンで機能性抜群な時代への風刺には思えなかったけど、その反対の生活の方が可愛げあって良いと思っ
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パンツの穴 ムケそでムケないイチゴたち(1990年製作の映画)

5.0

サブカルチャーくささと言うか、アングラっぽさというか、らくがき的と言うか。とにかく、ボムにパンツの穴が連載されていた、この頃の時代背景が凄まじく好きだ。
DVD化されてないのが勿体無い!
当時のボムを
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パンツの穴 本牧ベイでクソくらえ(1990年製作の映画)

5.0

文句ナシ!完璧!
基本的に減点法で評価してるけどマイナス付けるところがない!
軽いノリでパンツの穴を集め始めて、実際に鑑賞して面食らってる。

アイ・ウェイウェイは謝らない(2012年製作の映画)

4.5

偉大だ。
中国に限らず、今生活している国・世の中に不満がある人は見るべきだ。
そして、表現するべきだ。

レッドタートル ある島の物語(2016年製作の映画)

4.5

ジブリ初の外国人監督で話題性はあるはずなのに盛り上がってないのはなんでだろう。
話題になってないのがもったいないと思うくらい好きな映画です。
やっぱり、答えというか正解のないテーマは好きだなあ。

アンダルシアの犬(1928年製作の映画)

-

ファッションメンヘラが好みそうな内容。
表現の手法が頭打ちになってからでないとやっちゃダメだと思う。
ダダイズムやシュルレアリスムは時に野蛮過ぎる。

オー・ブラザー!(2000年製作の映画)

4.0

みんなで楽しめる大衆喜劇!
僕の中では、まさにコーエン兄弟って感じ。
絵に描いたようなわかりやすいキャラクターがほとんどで、アニメを見てる感覚だった。

アネミック・シネマ(1926年製作の映画)

-

無意識に、一点を見つめるわけでもなく、本当になんとなく見てたら気持ちよくなる瞬間がある。

理性に帰る(1923年製作の映画)

-

ダダイズムを意識して観るという行為はダダイズムなのか。
知らなくてもいい。

ストップ・メイキング・センス(1984年製作の映画)

4.0

トーキングヘッズ。
ブライアンイーノが関わった事のあるバンドと聞いて興味を持った。今まで名前を知っている程度で、見た事も聞いた事もなかったけどこんなにイケてるとは。
ブラックミュージックのノリとインテ
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ボブ・マーリィ/TIME WILL TELL(1991年製作の映画)

5.0

「ラスタファリ!永遠に固くラスタに忠誠を!ジャーは生きている!」
僕の心の中で、レゲエが再沸騰している。
レゲエは10年近くちゃんと聞いていなかったけど、たぶん、今年の6月頃にクアンティック・プレゼン
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ガッジョ・ディーロ(1997年製作の映画)

4.5

ガッジョ・ディーロとは、愚かなよそ者という意味らしい。
僕の田舎では昔、よそ者の事を「旅の人」と呼んで非難していたことを最近知った。よそ者に俺たちの生活が脅かされるという恐怖の感情を言葉にするとそうな
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僕のスウィング(2002年製作の映画)

4.0

マヌーシュ・スウィングのための音楽映画。
オープニングからミレプラルで始まり、ストーリーを楽しむテンションではなかったかな。良い意味で。
チャヴォロ・シュミットやマンディーノ・ラインハルトの演奏が色っ
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FAKE(2016年製作の映画)

-

ドキュメンタリーというジャンルが真実である可能性とそうでない可能性について考える。
フラットに今見ている事実だけを記号として捉えようと思ったが、いろいろと詮索してしまって無理だった。
とにかく、佐村河
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かたつむり(1966年製作の映画)

4.0

かなり風刺っぽいというか、捻くれている。
とりあえずオカルトちっくで程よくホラー。

フランスと言えばバンドデシネの、コマの殆どを台詞で埋める漫画というイメージがあるが、アニメは台詞が少ないのか?物に
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ガンダーラ(1987年製作の映画)

3.5

時の支配者、ファンタスティックプラネットと見てきて、これでルネラルーの長編アニメーション作品は三作全て見ることになる。
その中でガンダーラはかなりポップなSFと言える。手塚治虫や藤子不二雄が50〜60
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ベルヴィル・ランデブー(2002年製作の映画)

4.5

全キャラクターがかなり独特なデフォルメをされている。それにより、それぞれが潜在的なイメージのキャラクター性にピッタリマッチしていて本質を突いている。
同監督のイリュージョニスト同様に(イリュージョニス
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イリュージョニスト(2010年製作の映画)

5.0

エモーショナルの最高峰。
台詞が殆ど無いのにこんなにも感情を騒つかせるなんて。
終始、心を何かに触られているような感覚だった。
映像もノスタルジックな情景が美しく、そのお陰でストーリーもなかなかだが、
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王と鳥(1980年製作の映画)

3.5

「王は皆を嫌い、国中の皆は王を嫌いでした。孤独と狩りが王の気晴らしでした。」
王は、鳥ではなく人間狩りをしていたようだった。自身の尊厳以外は何でもないと言わんばかりに。人間を狩ることで孤独をより強いも
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ファンタスティック・プラネット(1973年製作の映画)

5.0

観たいと思いながら、ルネラルーのコンプリートDVDBOXを買うのは高いし、と思い続けて数年。やっと地域のTSUTAYAで取り扱いが始まった。嬉しい!
まず第一に、かなり前衛的な作品だという事。正直、T
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木を植えた男(1987年製作の映画)

4.5

ある種、神の創造に近い行為を一人でやってのけた男は、フレデリックバック本人が、この作品に賭けた思いそのものなのではないかと感じる。その不屈の男が与えた多くの命は様々な形で幸福を享受しただろう。
後半の
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春のめざめ(2006年製作の映画)

4.0

印象派の絵画が踊っているような、情緒たっぷりの映像で期待通りの感動。
台詞の殆どが抒情的で映像に相応しく主人公の妄想の壮大さが伝わってくる。
30分程度の短いストーリーだった為、若干目まぐるしさはある
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言の葉の庭(2013年製作の映画)

1.5

登場人物の誰の感情も共有できず、序盤から得体の知れない違和感を抱く。
何故か。
中盤あたりでそれが何か気づく。下心だ。
15歳の高校1年生がミステリアスで綺麗な女性を前にそれを見せない。絶対におかしい
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虹をつかむ男(1996年製作の映画)

5.0

本編の感想とは言えないのかもしれないが、「寅さんは死んだのだ」と認識してしまうなんとも儚い映画だ。
車寅次郎という人物は私の中で仮想現実以上の存在だった。
一般的に人間の思考はノンリニアで、断片的にそ
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黄金のアデーレ 名画の帰還(2015年製作の映画)

3.5

芸術はあくまでも人の目に触れてこそ価値があると言える。そして、その所有者が誰であるかと言う事も芸術の歴史や命という観点から重要視されると考えられる。
オーストリアの宝であるとも言える絵画の過去を取り戻
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青い春(2001年製作の映画)

2.5

なかなかスッキリするラストだったが、全体を通しての世界観は好みではない。
と言うよりこの手の学園ものを面白いと思えなくなった。
狂っていくのではなく狂っている人間を見る方が面白い。
松本大洋で括って評
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台風クラブ(1985年製作の映画)

4.5

思春期に入り、 他人とは異なる独自の世界観があることに気づきはじめる正常で健全な中学生。
この頃の発達段階では様々な葛藤の中で、自分の生き方を模索しはじめる時期で、問題行動などが表出しやすくなる。この
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ソナチネ(1993年製作の映画)

4.0

生きようが死のうがどうでもいい冷めたヤクザ。
銃を持っているにもかかわらず丸腰のように振る舞う姿がなぜかカッコよく映った。
独特で印象的な間が多い北野武らしいシーンが数多くあって楽しめた。
ヤクザバイ
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二階の他人(1961年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

漫画的で短い映画。
家を建てた際に生じた借金の返済の為二階を下宿として貸し出す。
最初に詐欺師夫婦を下宿させるが、結果代金を踏み倒される。
次は横領で指名手配中の夫婦をそうとは知らずに下宿させて、金を
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ライフ・イズ・ビューティフル(1997年製作の映画)

5.0

LIFEには生活、人生、生命の3つの意味がある。
グイドのユーモアいっぱいの生活、それぞれに与えられ謳歌し全うする人生、息子の為に捧げた生命、それぞれのLIFE全てが美しかった。
イタリア映画には侘び
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クルーレス(1995年製作の映画)

4.5

最高クール!
ミーハー青春ラブコメディ映画の大傑作!
お洒落でイケてるヒロインの自問自答的ナレーションが事あるごとに入る系!
全員キャラ強めで今っぽいファッションが印象的!