まさんの映画レビュー・感想・評価 - 10ページ目

旅愁(2019年製作の映画)

3.9

大切にしたいと思った瞬間の温かさとか、触れたいけど壊したくない気持ちとか、そんな柔らかで繊細な気持ちが映されていて胸がいっぱいになった。
同性愛とかセクシュアリティがテーマの話ではないと感じる。性別と
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本気のしるし 劇場版(2020年製作の映画)

4.4

めちゃくちゃ面白かった!!!
みんなみんなめちゃくちゃな人ばっかりだけど、それぞれ、その感覚わかるって思うところがあったし、みんなみんな幸せになって欲しい…

土村芳さんすごい良いな

ヒトラーの忘れもの(2015年製作の映画)

4.1

やっぱり戦争が一番怖い。目を背けてはいけない。
どこかの国での正義は他の国の正義ではない。
戦争にちょっとでも加担した時点で完全に正義だなんて言える国はない
有無を言わさずドイツ兵として召集された彼ら
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スパイの妻(2020年製作の映画)

4.1

軍靴の音がしとしとと迫ってくる空気感を身に迫るくらい感じてしまって苦しかった。本当に嫌な時代。
そしてそれを今この時代に表現する意味。

優作、フェイクのフィルムを聡子に渡して妻を守ろうとしたの、本当
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アルプススタンドのはしの方(2020年製作の映画)

3.8

野球の試合は一切見せず、はしの方にスポットを当てたストーリー、作品の中での時間の流れ方がとても演劇的。(もともと演劇作品で、献身の奥村さん脚本)
演劇で観たい作品。

喋ってる人ではなく聞いてる人にフ
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緑色の髪の少年(1948年製作の映画)

3.7

1人だけ違う/マイノリティである/「普通」じゃないということは本当に心折れそうになること。それを一人で背負っていけるような覚悟を本人に強いてしまうこと。
本人が前を向こうとしてるのにそれに水を差す、違
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気違い部落(1957年製作の映画)

3.9

すごい、ナチュラルでリアル。生きてる。そこに住んでる人の身体性。自由な身体。
人物同士の距離感や親密さに、一緒に生活してきた時間を感じる。
引きの絵の奥行が綺麗なのは、日本家屋独特だよね。襖外したら無
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淵に立つ(2016年製作の映画)

4.2

人を信じるまでの時間や感覚が映されてるのがすごい。

祈りのような、呪い(まじない・のろい)のような、あきえの手洗い。
マクベスを想起させる。
消えろ消えろ消えろ。1.2.3.4.5.6.7.8…
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ミスミソウ(2017年製作の映画)

3.5

当たり前だけど、漫画で読んだ時より実写はえぐくて見てるのが辛かった。見てられなかった。
けど人の人生を壊すとはそういうこと。

森田亜紀さんがすごかった

おんなのこきらい(2014年製作の映画)

3.5

女の子の呪い。可愛いの呪い。
「女なんて、可愛くなきゃ見てもらうことさえできないんだから」

落としたたこ焼きを鳩に投げた後の「気持ち悪いなぁ」が良かった
髪切った後、高山が来たとこの長回しがすごい良
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ブルー・マインド(2017年製作の映画)

3.9

思ってた展開とだいぶ違ったけど、良かった

見た目で左右されず静かに受け入れて寄り添ったジアンナ
人魚になった彼女は美しかった。

甘いお酒でうがい(2019年製作の映画)

3.7

めちゃめちゃ優しい気持ちになるな。
どうかそのまま、うんと幸せになってほしいって願わずにはいられない。

黒木華さんが可愛すぎて可愛すぎて可愛すぎた

獣道(2017年製作の映画)

3.3

1カット目が玉田さんなのはズルイだろ笑それだけで面白すぎる
玉田さんこういう役似合うなあほんとに

ロケ地が地元すぎてめちゃくちゃ笑っちゃったな
あと吉村界人が良かった

震える舌(1980年製作の映画)

3.6

あーーって声が見終わった後も耳から離れない

8150(2019年製作の映画)

3.7

すごい無駄のない動線。
画面の中で計算され尽くされた絶妙な距離感。

台詞面白い。
けど、たぶん、わたしにはこういう物語を書くモチベーションが一切ないから、こういうものを書ける人が羨ましい。

マイ・マザー(2009年製作の映画)

3.7

絵画。イメージ。
絶対に、形が変わるモノ(皿とか)は投げつけない、割れない、想像するだけ、ただ叫び続けるしかない、というところにユベールの真意があるように見えた

眠る虫(2019年製作の映画)

3.8

そのモノ/場所に、宿る/宿っていた/眠っている、記憶/音。
こんなに優しい他人との関わり方があるのか。
フェードで画面が切り替わったりダブったりしてるところが多くて、その事象に絡まってる/結びついてい
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マティアス&マキシム(2019年製作の映画)

4.3

マットの、マックスがいなくなることへの喪失感を、お偉いさんの部屋の観葉植物で表現するのね…
マットにあのタイミングで「アザ野郎」って言わせるために、キスさせるために、アザがあったのか…
妹の撮ってる映
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TENET テネット(2020年製作の映画)

3.6

どうやって撮ってるんだろう…
終始グルグルしてる感じで面白かったけど、バンとかドンとかいう音が多いので(というかアクション全般そういう理由で苦手なんだけど)hspにはちょっと辛かった…

あと、この物
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ゲスト:アレッポ・トゥ・イスタンブール(2017年製作の映画)

3.7

私たちには、何が出来るんだろう。知ることしか出来ない。それも、ほんの一部分だけ。

元町映画館のスタッフさん優しかった…

歓待(2010年製作の映画)

4.2

めちやくちゃ面白い!好き

ヤバイ人やってる古舘さんが好きすぎる。
みんなで逃げるシーンも好き。うわあ最高だ、って叫びたくなる

それぞれ何考えてるのかわからない、つまり、人物の心理を表現しようとせず
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2分の1の魔法(2020年製作の映画)

3.7

ディズニーを映画館で観たの、小さい頃に美女と野獣を観たとき振りだった…
こういう時じゃないとなかなか観ないから良かった
アニメすごいなあ、表情とか良い演技だな、割りとかカメラワークすごいな、って思うと
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