PARPAR8266さんの映画レビュー・感想・評価

PARPAR8266

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ナショナル・シアター・ライブ 2024 「ザ・モーティヴ&ザ・キュー」(2024年製作の映画)

4.5

えっっぐい。えっぐいな、これは。
年始にベネディクト・カンバーバッチ氏のハムレットをNTLiveで鑑賞していてよかったー!ギリギリ話に置いていかれなかった。けれども、けれどもけれども、、、
これ面白す
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ホールドオーバーズ 置いてけぼりのホリディ(2023年製作の映画)

3.8

前々からかなり期待していたし、ハードルが上がり過ぎていたくらいだけど、それでも良作極まりない。
観ていて心地の良い空気感と、先の読めない引き込む展開。
ああ〜心地いいなあと思いながら観ていた。

ラス
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グッバイ・クルエル・ワールド(2022年製作の映画)

3.7

普通に見応えあったし、
玉城ティナと宮沢氷魚くんのコンビが
ボニクラやパンプキン&ハニーバニーのようで観ていてハマっていた。
というか、タイトルのデザインやフォントからみてタランティーノ意識してる系だ
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おらおらでひとりいぐも(2020年製作の映画)

3.6

『おらはちゃんと生きたか?』と言うセリフがあって、なんかすっっっごい重みとそんな言葉を口にする日が来るのかと思うと以降はグッサリ響いて、最後は泣いちゃったな〜。
そうか…そこに繋がるのか、と。

『お
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モリのいる場所(2018年製作の映画)

3.7

日々の暮らしの中で見落としているものはないか?
自分の家の隅々まで目を凝らして生活をしているのか?
自分のテリトリーさえ把握できていないのに情報が溢れ過ぎている世の中にうつつを抜かして大切なことを見落
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最後まで行く(2023年製作の映画)

3.8

おうおう!やるじゃん、日本勢。
オリジナルの韓国版好きだったから、かなり斜に構えて見てたんだけど、ふつうにおもろい。笑

序盤は『ああ、岡田くん少しだけコメディ寄りにし過ぎてないか?』と少々不安になっ
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シティーハンター(2024年製作の映画)

3.8

原作知らないけど、面白かった!
再現度高いというコメント多くて、それを成してる製作陣と出演者すごい。
冴羽獠って何者なの?ぜんぜん知らないけど凄くかっこいい!
特にガンアクションやばかった。
それを完
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あの日々の話(2018年製作の映画)

3.7

めちゃめちゃ生っぽい会話劇。
その生っぽさが瑞々しくて面白く、とても見やすい。
冒頭に三浦大輔作品から着想を得たというあたりがまさにそれで、三浦大輔作品っぽさもありつつ、玉田節が炸裂している。
終わり
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システム・クラッシャー/システム・クラッシャー 家に帰りたい(2019年製作の映画)

3.8

やべえだろ。ヘレナ・ツェンゲル。
ガチもんの病気の子をキャスティングしたと思ったら、正真正銘の子役さん。
いや〜参りました。
これ演技だったら怖えんだけどって途中から観てたけど、演技だったんだなあ〜。
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HOW TO BLOW UP(2022年製作の映画)

3.9

オッペン観た時のような倫理観問われる感覚になった。
正義という名の剣を振りかざし、その刃先が切り裂くものをどう捉えるのか、
身を守るためなのか、自己満なのか、承認欲求なのか、偽善なのか、罪なのか悪なの
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あんのこと(2023年製作の映画)

3.9

河合優実と河井青葉に拍手。
この2人が全身全霊で演じ切ってくれたからこそ、作品のリアリティーや悲痛さが深まる。
淡々と自身の背景を発表するシーンは胸を打った。
とても観やすく丁寧に作られているからこそ
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滝を見にいく(2014年製作の映画)

3.6

秘湯や滝、マイナスイオンを求めてツアーに参加した中年女性たち。
概ね人生の酸いも甘いも経験してきた登場人物だからこそ出る哀愁。
あの状況だからこそ童心に返る感じも良き。

草相撲、大縄跳び、チョイス最
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Gメン(2023年製作の映画)

3.7

悔しいけど、面白かった(※笑いの方で)
この手の作品は観ないし、もう何万回と擦られたストーリーだから、期待もしていなかったのだけど、思いの外笑えるシーンが多くて、、、というか演者たちが本当に楽しそうに
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モヒカン故郷に帰る(2016年製作の映画)

3.9

久しぶりの沖田作品。やっぱ好きだわ。
ゆる〜い空気感のように感じるだけで眠くなったりしない。その辺の日常系映画とはレベルが違う。
今回もほっこり笑えて、ホロリと泣いた。
むしろ他人事じゃなさ過ぎて、感
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ナショナル・シアター・ライブ 2024 「ワーニャ」(2024年製作の映画)

4.0

えっぐい。えっぐいてマジで。
『あ、ナショナルシアターライブやってる〜』ってだけで観てみたのだけど、まさかの1人芝居だし、名前は聞いたことのあるチェーホフ作品。

ごめんなさい、その道の方からしたら引
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罪深き少年たち(2022年製作の映画)

3.9

おいおいおいおいー!メンツー!
ソル・ギョング目当てで観に行って、ヨムヘラン出てきたらアガるだろー!
さらにまたキャスト登録されてないけど、チョ・ジヌン氏出てくるし!!!!
個人的に出演者胸アツ映画確
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母とわたしの3日間(2023年製作の映画)

3.8

母親役のキム・ヘスクはもちろんなのだけど、チンジュ役の娘、可愛いし上手いし誰だよこれ!と思ったら、まさかのシン・ミナ〜!笑
言われてみれば確かにシン・ミナ〜♪
甘い人生での記憶しかなかったから、薄れて
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悪人伝(2018年製作の映画)

3.7

マ・ドンソク氏が主演ということは何気に展開やストーリーがイメージしやすいので後回しにしていたのだが、こんな物語観たことない!!!!あらビックリ!笑
おもしろかったし、見応えありますね!
ここでピリオド
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駆け抜けたら、海。(2023年製作の映画)

3.7

余計なこと言うのであれば、
全編ワンシチュエーションを希望したくなったが、ラストシーンは素敵だったので蛇足でした。

すごく魅力的だった2人。
匂いも伝わったし、肌の柔らかさも伝わった。
想いも。

MIRRORLIAR FILMS Season5(2024年製作の映画)

3.8

全体的にとてもバランスよくまとめられていて、どのストーリーも愛らしくておもしろかった。

NAIKUに対しては少しギッとしてしまったけど、最終的にクローズZEROを思い出してしまったので良しとしよう。
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ハロルド・フライのまさかの旅立ち(2023年製作の映画)

3.6

客席は海外の方やシニア世代が多くて素敵な空間で鑑賞することができた。

観ながらに身内の死期について考え始めてしまい、ぼんやりとした状態で鑑賞してしまった。

ハロルドに心打たれるハートウォーミングな
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クレイジークルーズ(2023年製作の映画)

3.4

吉沢亮と宮崎あおいって、画面がお美しすぎてこちらが豪華客船に乗せてもらいました、アザス状態でした。

吉田羊ずっと好きだなあ〜、なんか、わかんないけど、好き。

ありふれた教室(2023年製作の映画)

4.0

おもしろいッ!!!!!
自分の目に狂いはなかった!嬉しい!見応え抜群だし、疲労困憊の状態での鑑賞にも関わらず、一回も瞬きしてないかもしれない。
それくらい面白かった!
巧妙な脚本と社会風刺グッサグサな
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ミッシング(2024年製作の映画)

3.6

様々な番組にプロモーションで出ていた石原さとみさん。
この映画にかける思いや情熱が素晴らしかったから、かなり期待値を上げてしまい、本当すんませんの世界です。

石原さとみさんは今までとは違う、言うたら
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わたくしどもは。(2023年製作の映画)

3.3

役者の力って本当凄いと思えた。

小松菜奈という圧倒的美貌に加え、
松田龍平という浮遊物体のような存在感、
大竹しのぶというバケモノ役者に
田中泯という空気を操る表現者に
石橋静河が加われば、
そりゃ
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バティモン5 望まれざる者(2023年製作の映画)

4.1

ラジ・リ監督はブレない。間違いない強さと叫びを感じる。
そして作品の中で終わらせない部分にはちゃんと観た者へのメッセージが伝わる。

貧富の差の話ではなく、
政治、宗教、人種、言語、新旧の考え方の違い
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関心領域(2023年製作の映画)

3.6

ラストのシーンがすごく印象的で、
現代と交錯する瞬間に全てがスノードームのように思えてしまった。
そこに普通に生きていたというリアルを、自分が観てきた映画史上もっとも普遍的に描かれていた。
先日、マリ
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普通の人々(1980年製作の映画)

3.7

改めてタイトルに込められた意味(アイロニー)がグサり。
もはや、アイロニーなどなく、ストレートに普通の人々なのかもしれない。

重なりそうで重ならない。
交わりそうで混ざり合えない。

みんなが大人の
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マリウポリの20日間/実録 マリウポリの20日間(2023年製作の映画)

4.0

なかなかに鋭利な作品でブスブスとフィジカル的にブッ刺してくるが刺された痛みを忘れないでおこう、穴が空いても空気は抜かれないでおこう、と思った。

と、よく分からない感想を羅列しそうになっている。
それ
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別れる決心(2022年製作の映画)

3.6

ちょっと大人な映画すぎてマジでよだれ垂らしながら見てました。
え?え?どゆこと?どゆこと?と常に思考をフル回転させ、それでも追いつかずリタイアしたくなるくらいだったけど、それでも『愛』という真実がそこ
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エンド・オブ・ロード(2022年製作の映画)

3.6

待て待て待て!レジーの傷は?
それが気になって最後のエンディング、ポカーンとしてしもた!笑

これくらいの観やすくて分かりやすい割とポップな作品だけど、要所要所にアメリカの人種差別の問題や州を跨ぐこと
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コンフィデンシャル/共助(2017年製作の映画)

3.6

うわー、キム・ジュヒョク出てたんだ。。
やっぱり名俳優ですね。

安定感ある、ユ・ヘジン氏とヒョンビン氏。
ヒョンビンの北朝鮮の役って、ここがきっかけなのかな?
愛の不時着のヒョンビンに通ずる魅力を感
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グローリー・ロード(2006年製作の映画)

4.3

なにこれー!もう勘弁して欲しい。明日絶対目ぇ腫れるわ。もう…
久しぶりのガン泣き案件。しかもスポ根のね!
マジで観る前から結末分かってるようなもんじゃん?この手の作品ってさあ。
なのにマジ想定以上に号
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SKIN 短編(2018年製作の映画)

3.7

うーーわ、やばー。。
銃弾というか、鉄の鉛のようなものをズドンと撃止められた気分。
なんちゅう作品。

この21分という短い時間の中でよくこんなに濃度の濃い作品を作れたものだ。

尺と内容の重量がこん
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悪は存在しない(2023年製作の映画)

3.9

あまりに美しい映像美と感情を振るわす音色に冒頭から骨抜き状態になる。

タクミさんの淡々と無機質な口調に人間臭さが詰まっている感じが凄まじすぎて、途中から愛おしくなってくる。
そう感じている人も多いだ
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生き残るための3つの取引(2010年製作の映画)

3.6

大好きなパクフンジョン氏の手掛けた作品の中では唯一、分かりにくかった。だから2回観てしっかり理解!(好きすぎだろ)

だとしても評価は『そんなに。』だなあ、、、
混沌としていく様は面白いのだろうけど、
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