がじゅまるさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

がじゅまる

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朝が来る(2020年製作の映画)

3.9

光の使い方が美しい。
奈良の緑と広島の海も。

どちらの母親に対する眼差しも優しく、丁寧に作られているので重い話ではあるけど救われる気持ちになりました。

エイス・グレード 世界でいちばんクールな私へ(2018年製作の映画)

3.8

中学生のころの自意識の高さと痛さ、
自分自身とも重なって辛い辛い。

辛かった分、後半の父親の言葉に泣かされたし、最後のすっきりしたケイラの表情に救われた。

個人的に、いい意味で心がぐちゃぐちゃにな
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彼女(2021年製作の映画)

3.1

映像が綺麗。
監督、キャストが意欲を持って取り組んだ作品だと分かる。
もう少し台詞やキャラクター背景に厚みがあればなぁ。

愛がなんだ(2018年製作の映画)

3.7

予想よりもライトに爽やかに描かれていた。
どのキャラクターも何故か理解できるし、憎めない。
皆それぞれのキャラクターの要素を自分の中に持っているからかも知らない。
特に自分の過去のテルコや守をざわざわ
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泣く子はいねぇが(2020年製作の映画)

3.7

太賀の演技がリアルでよかった。
田舎の短絡的な青年感、次男感がよく出ていました。

ヒルビリー・エレジー -郷愁の哀歌-(2020年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

主人公が自分の人生を選ぶことができた
最後の20分で心を掴まれました。

構造化された格差や環境を飛び越えることは現実的にはかなり困難だからこそ、
希望としてこの実話は書籍化され、映画化されたのでしょ
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究極のハピネスを求めて(2017年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

2人と1匹のロードムービー。
2人の飾らない人柄が良くて好感が持てます。

2人の目線から見る幸せな景色も、ドローンからのダイナミックな景色も美しかった。
モーグリの音楽もぴったりで素敵だった。

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アイリッシュマン(2019年製作の映画)

3.6

共にマフィア映画出身のロバートデニーロとアルパチーノの共演がアツい。

ロバートデニーロが一瞬で標的を撃ち殺すシーンはショッキングだけど、凄技に驚く。

娘のペギーを一般的な感覚を持った人として描くこ
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シカゴ7裁判(2020年製作の映画)

3.8

裁判での綿密な会話劇で作られる裁判所の空気を感じながら
自分もその場に居るように、苛立ったり、エキサイトしたりしながら飽きずに楽しめました。

「世界が見ている」から、
自分の信条は曲げずに訴えていか
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セックス・アンド・ザ・シティ(2008年製作の映画)

3.7

完璧なシスターフット映画。
人生のどの段階にいても認め合って楽しそうで、歳を重ねてもこうしていられる彼女たちが眩しい。
自分も友達に対してそんな存在で居られているのか、反省しながらみました。
日本は2
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ジョーカー(2019年製作の映画)

3.9

映像の作りが重厚。
前半は下からアーサーを見上げるカメラアングルだったが、ジョーカー誕生からは真正面からのアングルに。

階段を降りていくシーンは映画史に残るんだろうな。

アーサーの瞳は最後まで濁っ
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インターンシップ(2013年製作の映画)

3.5

おじさん達の挑戦、ITといえど人間力が大切なことはメッセージとして分かりやすく伝わりました。

ただ、この映画が語る「多様性」や「新しさ」については、2021年の今観るともはや陳腐にすら思えてしまいま
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明日への地図を探して(2020年製作の映画)

3.5

もう一つ二つ捻り欲しかった。
けど、爽やかかつ美しい青春映画でした。
10代の人に見て欲しい。

SUNNY 強い気持ち・強い愛(2018年製作の映画)

3.5

大人や、道を外した同級生のビターなところも描いていて、より高校生の不敵さが際立っていた。
自分の青春時代と重ねて懐かしい気持ちになった。

雨に唄えば(1952年製作の映画)

3.7

目で見て耳で聴いて本当に楽しい映画です。
これワンカット?!と思うようなダンスシーンばかりで、俳優陣の実力に舌を巻きます。
ララランドにオマージュされている部分を探すのも楽しい。

彼の見つめる先に(2014年製作の映画)

3.7

それぞれがそれぞれを思う気持ちがピュアで繊細で、爽やかな風がとおり抜けた様な映画でした。
映画で基調になっているミントグリーンと淡いブルーがぴったりだった。

パンとスープとネコ日和(2013年製作の映画)

3.6

穏やかな気持ちになれる作品。
押し付けがましくなく気づきをくれる作品。
小林聡美さんと、美味しそうなパンってなんでこんなに相性がいいんだろう。

シェルブールの雨傘(1963年製作の映画)

3.4

カトリーヌ・ドヌーヴが美しい。
ララランドに通じるところを探しながら観ました。
おしゃれなカットが多かった。

ロシュフォールの恋人たち(1966年製作の映画)

3.9

色彩と音楽。
隅々までずっと観ていたい、
ずっと聴いていたいと思うほど幸福な2時間。
理屈ではなく、好きだなぁ。

天気の子(2019年製作の映画)

3.6

異常気象や、心の貧しさといった、
若者(特に東京の若者)が置かれた状況の描き方がリアルでいいと思った。
現実が厳しいほど主人公達の真っ直ぐさが際立つ。

映像美に見入ってしまった。

ビューティー・インサイド(2015年製作の映画)

3.5

ハンヒョジュがとにかくかわいい。
インテリアが好みでした

ジェニーの記憶(2018年製作の映画)

3.7

話が進む毎に吐き気と冷や汗。
生きて行くために、辛すぎる記憶を綺麗に書き換えたものをベリベリと剥がして行く作業。
自身の実話を撮った監督から、見て見ぬふりをする大人になるな、と突きつけられた、気がしま
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アーティスト(2011年製作の映画)

3.6

60年代の黄金時代のハリウッド映画を観ている感覚で、既視感がありました。

2010年代にそれほどまでに忠実に再現しているところに、ハリウッド映画への憧れとリスペクトを感じる作品です。

ワンちゃんの
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新感染 ファイナル・エクスプレス(2016年製作の映画)

3.6

アジア人の本格的なゾンビ。
リアルでスリリングで楽しい!
説明も多くなく、集中できた。
子役の女の子、うまかった。

君の名前で僕を呼んで(2017年製作の映画)

3.8

北イタリアでの少年(エリオ)と青年(オリヴァー)の一夏の恋を少年側の目線から描いた作品。

映画を観ている間は、美しい映像の中で少年と一緒にときめいたり苦悩したり、幸せを感じたり、
恋の感情の機微を全
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長いお別れ(2019年製作の映画)

3.6

認知症が長いお別れであることを、
家族側の目線から追体験できるような映画でした。

現実にはもう少し家族の動揺や混乱、負担感があるケースが多いけれど、
この家族は元々の家族の絆があるから比較的穏やかに
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しあわせの絵の具 愛を描く人 モード・ルイス(2016年製作の映画)

3.8

カナダの画家、モード・ルイスと夫エベレットの半生。
モードのあたたかい絵と
サリー・ホーキンス、イーサン・ホークのお互いを見つめる視線に心洗われます。
結婚式の1日のシーンが特に美しかった。
“1組の
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幸せなひとりぼっち(2015年製作の映画)

3.8

妻を亡くし、後を追おうと自殺を試みる頑固な爺さんが 近所との交流で変わっていく話。

独居老人には、ドアを叩いてくれるご近所さんが必要。
夫が最後1人にならない様に奥さんが連れてきてくれたのかもしれな
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風をつかまえた少年(2019年製作の映画)

3.6

干魃と飢餓に苦しむウガンダの田舎で、学校に通えなくなった少年が図書館の本から得た知識と好奇心で町を救う話。
教育の持つ可能性、大人は若者の能力を過小評価してはならないことを再確認。
気候変動が激しくな
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