『BTTF』のノリで様々な時代にタイムトリップ。
さらに過去作のテイスト全部乗せで、何でもありのシリーズの集大成。
アサイラムもやれば出来る子と感じさせる良いシリーズだったな。
前作のSFからアドベンチャー仕様へイメチェン。
シャークネードも海外進出し、日本もしっかり襲われる。
作品には日本の熱狂的アサイラムファンへの感謝が込められてるらしく、がぜん応援したくなる。
科学の進歩に合わせてシャークネードも原子力でパワーアップ。
前作よりもSF色が強めでトンデモ兵器が目白押し。
飽きさせない努力は認めるが、流石に限界も近いか。
ホワイトハウス、スミソニアン博物館、NASCAR、ユニバーサルスタジオ、NASA・・・、サメと共に米国を行脚。
著明な作品のパロディも散りばめられ、お祭りムービー的な面白さ。
相手はサメなのにニューヨーク中で逃げ場が無い状況は設定の妙。
バードストライクならぬシャークストライク、シャークロデオ、悪ノリは止まることを知らない。
家族ドラマも意外にしっかりしている。
嵐に乗せてサメを空から降らす発想が突き抜けている。
ショボいCGも笑って許せるバカバカしさ。
これは良いアサイラム。
狼鯨のカートゥーンキャラの様な見た目も相まって、実写とアニメを合成した子ども向けの作品の様な仕上がりに。
パニック映画の面影は既に無い。
プテラクーダのネーミングに惹かれて見たものの、見た目はほぼプテラノドンでガッカリ。
2大モンスターを巡る人間ドラマはそれなりに見れる。
シャーク+オクトパス=シャークトパス
見所はどんな姿のモンスターが出てくるのかの一点のみ。
エピソードゼロ的な西部劇仕様の『トレマーズ』
原始的な怪物と西部劇のレトロな雰囲気は意外に良い組合せ。
極悪なイメージしかないビリー・ドラゴの三枚目キャラが見れるのも嬉しい。
武器オタクのバートが主役に昇格。
脳筋から人間味溢れるキャラにチェンジして魅力度もアップ。
オープニングこそバートらしさが見られテンションが上がるが、その後はいつも通り。
グラボイズに多少変化をつけても、やってる事は良くも悪くも前作同様。
一部キャストの継続は嬉しいが、ケヴィン・ベーコンの降板は痛い。
1990年版のリメイク。
アクションや映像は比較にならない位に向上。
ただ火星に行かない為アドベンチャー要素は物足りないし、キャラの魅力も薄い。
未来予知で犯罪予定者を犯行前に捕まえる設定が斬新。
予知能力を駆使しての逃走劇は設定ならではの面白さ。
派手なアクションや謎解きなど、近未来版の『M:I』に見えなくもない。
ジョージ・ルーカスのデビュー作品。
人格が崩壊した機械の様な人類ばかり未来像が唯々シュール。
映像の所々から『スター・ウォーズ』に繋がる雰囲気が感じられる。
3度映画化されている内の2番目の作品。
大枠は同じでも結末含めニュアンスが作品毎に異なり、新鮮な気持ちで見れるのは有り難い。
ちなみに本作はカルト集団とのバトルがメイン。
『アイ・アム・レジェンド』のリメイク元で『ナイト・オブ・ザ・リビングデッド』に影響を与えたという貴重な作品。
見た目はゾンビなのに吸血鬼の様な弱点をもつ怪物の設定が源流らしさを感じさせる。
管理社会に翻弄される男の話なのかな?
テリー・ギリアムの作品らしく難解。
個人的には『未来世紀ブラジル』以上に雰囲気を楽しむ系作品。
ガチガチに管理されたアホっぽい近未来像にはシュールさしかない。
ラストは印象的ではあるが、全体的に幻想と現実が入り交じりどこか掴み所がない。
考察は他の方にお任せして、世界観や雰囲気を楽しむのが正解か>>続きを読む
『1984(1956)』のリメイク。
全体国家の怖さを描くのは旧作同様。
旧作はシュールさからクスッとさせられる場面もあったが、本作はひたすらシリアスで重い。
核戦争後の荒廃した世界で極度な監視社会、思想教育など、全体国家の怖さを描く。
悪趣味な用語や瞳の様な監視カメラのデザインが秀逸。
旧米国が含まれる国ですらこの有様なディストピア加減も良い。
地球に隕石等が衝突する系の元祖。
人類をロケットで避難させる事がメインでパニックよりもドラマ重視。
有人宇宙飛行以前にの作品ではあるが、有人ロケットの打上方法等センスが光る。
過去作を見ている前提の難解さで、初見者はお断り。
当時の売りだった斬新な映像表現やアクションも今となっては特筆するものでもないが、ネオとトリニティの物語の完結編としてみるとファンとしては感慨深い。
マトリックスの世界観により深みを持たせるオムニバス9作。
マシンが世界の支配者になる過程を描く♯2・3だけでも見て損はない。
過去作では新感覚映像の銃撃や格闘戦が印象的だったが、本作はメカがメイン。
パワードスーツとセンチネルとの戦いが最高な反面、お馴染みのネオとスミスは最終決着の割に盛り上がりが今ひとつ。
サイバー空間の表現が相変わらず秀逸。
アクションシーン含め映像の凄さだけでも満足できる。
無敵ネオと増殖スミスのギャグのような戦いもシリアスな中での良いアクセント。
ストップモーションを多用したバトルの映像表現は間違いなく当時の最先端。
近未来のサイバー空間の物語でありながらパソコン通信を彷彿させるレトロな雰囲気が良い塩梅で絡む世界観もイイね。
サイバーパンクのお手本の様な世界観。
人知を越える困難に立ち向かう等身大の主人公の構図は『天空の城ラピュタ』のアダルト版という感じ。
この頃のアニメは独自の雰囲気と映像のクオリティの高さがどれも凄い。
ロックの超人の名に恥じない安定の強さに惚れ惚れ。
超能力バトルのカッコ良さは勿論、SF作品として古さも全く感じさせない。
駆け足気味の展開に主人公の丈とベガ以外がややお座なりなのが惜しい。
それでも金田伊功のエフェクトが映えるハイクオリティ映像とシンセの洒落たBGMの組み合わせは当時では唯一無二。
新人類ミュウたちの地球への憧れや移住への思いに泣かさせる。
故にダ・カーポの『地球へ…』は勿論、『愛の惑星』も心に染みまくる。
地球保護や多様性などSDGsを先取っているかの内容に勝手に感心。
銀行強盗と愛の逃避行のメインストーリーは完全にオマケ。
お祭りの様な集団暴走が魅力の全ての愛すべきバカ映画。
ここまでやったらアッパレとしか言いようがない。
壮大なバスジャックコント。
強盗なのにヘタレな川谷拓三と身勝手な乗客のやり取りが楽しい。
パトカーや白バイを壊しまくるド派手なカーチェイスも見所。
『仁義の墓場』のリメイク。
主人公のキレっぷりは共通するも、前作は行動原理がやや意味不明であったが、本作は堕落していく過程が丁寧に描かれ、物語として分かり易い。
岸谷五朗の怪演も見事。
チンピラ渡哲也のワンマンショー。
無茶、無鉄砲を通り越し、清々しいほどの狂人を熱演。
関わる者皆不幸にし、破滅に向かって一直線。
ヤクザから強奪した金を巡り敵味方入り乱れる。
共闘、裏切り、やくざに刑事、仁義や正義もあったもんじゃない。
自己中たちのエゴ丸出しな争いが堪らない。