奴隷を率いてローマと戦ったスパルタカスの反乱を描く。
圧倒的な数のエキストラが醸し出すスペクタクル感が堪らない。
スパルタカスとその仲間達の生き様も格好良し。
親子絡みの人間ドラマがメインで戦いはダイジェスト。
面白みは薄いが、歴史をより深く知れるのは有り難い。
シェイクスピアの戯曲の映像化。
彼の有名な「ブルータスお前もか」が見れるが、時代背景をある程度知らないと楽しめないかも。
ほぼ塹壕内での話で派手さは無いが、坑道戦のトンネルを介しての敵との駆け引きは独自な面白さ。
第1次世界大戦の独仏塹壕戦。
9割は閉塞空間での見通しの暗い会話、やっと日の下に出れても激しい砲火。
戦闘シーン少な目も、消耗していく兵士で伝わる戦場の悲惨さ。
第一次世界大戦でのイタリア軍の戦い。
無能指揮官の下、戦えば死、意見をすれば銃殺という地獄の状況。
兵士にとって本当の敵は誰なのか考えさせられる。
1930年版『西部戦線異状なし』のリメイク。
戦争狂の将軍の存在や戦車との戦闘、生々しい遺体の描写などエンタメ度がアップ。
旧作の歴史的重みか、本作の見易さか、甲乙付け難い。
救いのない戦場を脚色なく描いた傑作。
国威発揚に流されて兵士になった若者たちが本当の戦争の悲惨さや凄惨さを戦場で知る。
権力者の考え方ひとつで殺し合う敵にも友人にもなる戦争の罪深さや戦場内外での戦争に>>続きを読む
駆け足気味も展開は漫画準拠。
潜水艦の戦いの面白さは勿論、米国との外交や自衛権を巡る議論など、有り得そうな絶妙な設定にハマる。
制作時から数年先を描いている割には、現代でもありえない超兵器が登場したり、米ソが核兵器の使用に躊躇が無かったりと設定が無茶。
第3次世界大戦のリアルなシミュレーションを期待してはいけない。
出演者の芝居がかった熱い演技に、映画と言うより舞台を見てる感覚。
クローズドサークルの推理劇というより、苦悩する舞台俳優達の群像劇。
デスゲームを通じた人間ドラマであるが、感情移入できる作りでは無い。
ゲーム自体も駆け引き皆無で面白くない。
『人生逆転ゲーム』の続編。
運頼みのデスゲームは相変わらず。
前作よりストーリー性が1ミリくらい増えている。
駆け引きや攻略の要素がほぼ無く、運頼みのデスゲーム。
敗者の臓器等で参加者の借金を返済していくシステムだけは面白い。
Uボートからエニグマを奪取するだけでなく、それを悟られてはいけないというハードミッション。
アクシデントの連続に緊張しっぱなし。
不明確な命令を巡る原潜内での正副艦長の対立。
結果いかんで世界滅亡へ繋がっていく緊張感にヒリつく。
舞台が情報から隔離された潜水艦なので尚更。
ソ連製新鋭潜水艦を巡る米ソの駆け引き。
戦力が拮抗していた時代だからこその緊張感。
視覚によらない潜水艦ならではの戦いも良し。
米ソ冷戦下のスパイもの。
潜水艦による北極への旅と北極基地での米ソの争いの二本立て。
怪しげな登場人物や任務の不明瞭さのおかげで最後まで気が抜けない。
序盤こそロッククライミングの逃亡劇に期待値が上がるが、大半は動きの無い持久戦に終始。
しかもセットなのが丸わかりで期待外れ。
女殺し屋ものといえばリュック・ベッソン。
相変わらず女性を魅力的に描くのが上手い。
ストーリーは単純明快、襲撃のバリエーションも豊富でスカッと爽快。
デンゼル・ワシントン安定の捜査ものと思いきや、まさかのSF展開。
序盤は戸惑いが先行するが、タイムリープものとして伏線回収の面白さや分かり易さなど非の打ち所なし。
リアリティは程々にエンタメ全振りな作り。
山岳ものに良くある極寒の恐怖ではなく、爆発を伴う派手な展開に終始ハラハラ。
安定の悪ボルタ劇場。
ご都合主義全開も、その分盛り上がりポイントも多め。
二丁拳銃に白い鳩的なシーンなど、ジョン・ウー監督らしさもバッチリ。
雪山タンクトップでも納得させるスタローンの肉体が素晴らしい。
地の利を生かした戦いは正に雪山のランボー。
『座頭市』の米国現代版。
銃を相手に仕込み杖で斬りまくるコテコテな時代劇のノリがシュール。
そして改めて知る日本の時代劇の殺陣の巧さ。
災害によるパニックより、LGBTや不法就労など米国の社会問題が本筋。
ディザスター映画として見ると肩透かしを食らう。
ディザスターものにありがちな助け合いの感動がほぼ無く、エゴ丸出しな人々ばかりなのが斬新で逆にリアル。
危機が判明して滅亡までが48時間しかない展開の早さもマル。
実話ベースの重み、大迫力な爆風や炎のパニック演出は文句なし。
ただ海洋プラントの仕組みが良く分からず、何をしているのか理解できなかった所もチラホラ。
大都市に特化した地震映画。
高層ビルの倒壊や津波が襲ってくる様は南海トラフ地震を彷彿させる怖さがある。
トンネル事故だが、水が迫ってくる様は『ポセイドン・アドベンチャー』風味。
コテコテストーリーのおかげでスタローンに集中出来る。
タイトルに釣られてリアルな人狼ゲームを期待しなければ普通に楽しめる。
人狼を巡って人が死にまくり、推理要素もあるが、この邦題は頂けない。
新役職の狐が登場し、展開が複雑になるのは良いが、粗が気になる。
人狼が夜中に絶叫しながら人を殺すのは冷める。
裏方としてプレーヤーの役職を知りながら見る人狼ゲームも乙なもの。
意外に人間臭い運営側のドタバタ劇は面白くはあるが、過去作の殺伐さを消してしまいかねない諸刃の剣。
前編のTVドラマ『人狼ゲーム ロストエデン』を見ているのは大前提。
いつも以上にゲームに私情が絡み、定石通りでない展開が面白い。
ゲームを通じてキャラが変わってゆく主人公も見所。
狂人だらけの設定が斬新で、展開が読めない面白さはある。
セリフの聞き辛さ、蛇足的なLGBT、イジメなど、不快要素もチラホラ。
新役職のキューピッドが登場。
ルールが複雑で序盤は置いてけぼりを食らうが、最後まで見てようやく納得。
役職一つで大きく展開が変わる人狼ゲームの奥深さに感心。