砂利川権兵衛さんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

砂利川権兵衛

砂利川権兵衛

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バスケット・ケース(1982年製作の映画)

3.9

めっちゃ救いのないラストで最高。ちゃんと「救いのなさ」を感じられる程度には兄弟に愛着を持てる作劇も良い。

チェンジリング(2008年製作の映画)

4.5

イーストウッド、あまりにも、あまりにも……!!

オールド・ジョイ(2006年製作の映画)

3.8

お正月の朝に観るのにちょうどいいサイズ感。犬もおじさんたちも可愛い。ナメクジはキモいからダメです👋😩

ハロウィンII/ブギーマン(1981年製作の映画)

3.9

マイケルのエセが爆発炎上するシーンとマイケルのエセじゃないほうが爆発炎上するシーンが良かった。

サンクスギビング(2023年製作の映画)

3.9

かなり面白かった。「ジャンル映画のお手本」と言い切るには微妙に長いランタイム(100分強)が気になるけど、人体破壊描写の見本市みたいなゴアさ加減は最高の一言。脈絡のない頭部貫通に『グリーンインフェルノ>>続きを読む

スイート・マイホーム(2023年製作の映画)

3.9

これはかなり良かった。地下に置かれた暖房器の無駄に禍々しいデザインにうっとり。ネッフリ版呪怨のクライマックスを想起させる終盤の展開も好み。窪塚洋介演じる「聖痴愚」のエモーショナルな退場劇に感嘆するも、>>続きを読む

⻤太郎誕生 ゲゲゲの謎(2023年製作の映画)

4.1

かなり面白かった。全体的に絵が上手くて最高。特に、トンネルを抜けて舞台となる村に入った直後の作画が印象に残った。水木のシルエットや歩きの体重移動、林を抜けるあたりの影なし作画っぽいショットなど、上手い>>続きを読む

(2023年製作の映画)

3.9

コントとバイオレンスのバランスが歪でちょっとどんな顔すればいいか分からない。流れ作業みたくなってる荒木一族の処刑パートや信長の心底くだらない死に様は好き。秀吉=武が散々執着していたはずの首を一蹴するラ>>続きを読む

女神の継承(2021年製作の映画)

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クライマックスの惨劇は思いのほか楽しめたけど、さすがに二時間以上の尺を使ってやる話じゃない。もっと切るとこ切ってタイトにまとめていれば佳作くらいになってたかも。フェイクドキュメンタリー/ファウンドフッ>>続きを読む

スコット・ピルグリム VS. 邪悪な元カレ軍団(2010年製作の映画)

4.1

めちゃくちゃ面白かった。また宝物みたいな映画が増えてしまったな。ネッフリアニメ版も最高だったよ。

スマイル(2022年製作の映画)

3.0

悪くはなかったけど90分くらいでまとめるべき内容だと思った。

ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

2.4

かなり微妙。脚本と演出プランの練り込み不足が目立つ。そのせいで、話の一番大事な部分がチグハグ且つブレブレになっており落ち着かないこと夥しい。この作品は特攻精神≒旧軍の肯定をしたいのか否定をしたいのかど>>続きを読む

忌怪島/きかいじま(2023年製作の映画)

3.6

村三部作のほうが好みだけど、悪くはなかった。村八分爺さんの部屋の壁に不気味な黒いシミが浮かぶ→壁が壊れて母親の死体が現れるのくだりはホラーらしい昏いカタルシスがあって良かった。過去回想のフェイクドキュ>>続きを読む

子猫をお願い(2001年製作の映画)

4.0

猫チャンが可愛かった。引き離されるのを嫌がる姿がいじらしい……。どうやって演技指導したのだろうか。

人間に比べて猫チャンの扱いが粗雑、みたいな感想を見かけて確かにそうだなとは思ったけど、同時に、映画
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キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン(2023年製作の映画)

3.5

普通に長いよ。この題材なら尚のこと二時間程度にまとめたほうが良かったのでは。

いわゆる「社会派作品」にたっぷり三時間以上の尺を使って重厚感/説得力を出していくスタイルから、80歳の老人のジャーナリズ
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オクス駅お化け(2022年製作の映画)

3.4

かなり『リング』で笑ってしまった。寿産院事件を日韓合作ホラー映画の主題(のひとつ)にする高橋洋の荒涼とした精神性には拍手を送りたい。個人的には、もっと陰惨で悍ましくても良かったのよ?

春画先生(2023年製作の映画)

4.1

大変異様。増村保造っぽいと言いたくなる気持ちは分かる。男も女も食べまくる柄本佑が最高&謎のエロ下着に草生えた。

アンダーカレント(2023年製作の映画)

4.1

良い。ブツ切れで終わる「告白」と、「告白」を通して変わってしまった/それでも変わらない日常風景を切り取ったであろうラストシーンが残す余韻。映画の持つ豊穣さ。

グランツーリスモ(2023年製作の映画)

3.4

ヤン・マーデンボローの実話を元にした映画で、マーデンボローが本人役のスタントで出演していた。

130分強のランタイムにイベントをみっちり詰め込んでいるためダイジェスト感が凄い。GTアカデミーのくだり
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(2006年製作の映画)

3.9

「赤い服を着た女の幽霊」の完成形。不穏かつ不気味なムードと支離滅裂とした暴力性の発露に震え、違和感を纏い続けていた恋人の真相に仰天しながらも妙に納得してみたり。「ここではないどこか」を夢見ながら結局ど>>続きを読む

春に散る(2023年製作の映画)

4.1

めっちゃ良かった! 哀川翔の扱いに疑問が残るとか橋本環奈のパートと横浜流星の母親のパートがノイズになってるとかクライマックスのスローモーションが野暮過ぎるとか気になる部分も多いけど、文字通り「心臓を捧>>続きを読む