めっちゃ良かった! 哀川翔の扱いに疑問が残るとか橋本環奈のパートと横浜流星の母親のパートがノイズになってるとかクライマックスのスローモーションが野暮過ぎるとか気になる部分も多いけど、文字通り「心臓を捧>>続きを読む
これはかなり好き。まったく思うところがないわけではないけど、それでも飯田譲治は信用に値することを再確認。まず、阿藤海演じる「単眼鬼」の男の佇まいが絶品。善なのか悪なのか最後までよく分からない立ち回りが>>続きを読む
グズーきもいよグズー。アイドルも容赦なく触手責め&内臓ブチ破りでSATSUGAIてくれるグズー先輩マジぱねぇっす!! 飼い主(飼い主ではない)の眼鏡のお姉さんを頭から丸齧りしたり、鈍重そうな見た目に反>>続きを読む
有名特撮俳優を起用した人体破壊劇場。監督の癖が大体フルチと同じなので勝手に親しみを覚えるなどした。脚本は相当大味だがランタイムが30分強なのでどうにか許容できる。細かいことは気にせずにゴアとバイオレン>>続きを読む
思ったよりもずっと良かった。俺はこの映画好き。
別に遺作でもなんでもないのに何故か遺作感が異様に強い。「老境映画」というよりかは「生きながらにして彼岸に渡った人の映画」といった印象がある。
作中の>>続きを読む
性欲異常お婆ちゃんは若い頃から性欲異常だった。分かる。案山子逆レ騎乗位パールネキほんますこ。
トリロジー一作目『X エックス』の内容とラストがあんなだったし、どう考えても碌なことは起きないだろうと踏>>続きを読む
青春モノ、恋愛モノとして1ミリも衒いがなく真正面からエモみでぶん殴ってくるストロングスタイルの作劇と演出にクラクラきた。後半、主人公の男の子がヒロインに向かって「俺にさらわれて欲しい。俺はお前がいなき>>続きを読む
なかなか悪くなかった。『悪魔のいけにえ』のようなスラッシャー/スプラッターかと思ったら、それは主人公が過去の凄惨な体験を元に執筆したホラー小説の内容でした。と見せかけて実は……という入れ子構造になって>>続きを読む
アダちゃん可愛いよアダちゃん。なんなら犬も猫もみんな可愛い(尚、犬は……
アイスランドの雄大な自然を捉えたショット群のキマりっぷりに恍惚。羊飼い夫婦のスローな暮らしを丁寧に描き、そこにアダちゃんとい>>続きを読む
ワケありの登場人物達が怨霊に心の脆弱性を攻撃され破滅する和製ホラーでまあまあよく見るアレなのだが、クライマックス付近での味変がエグい。
中盤あたりでアドバイザーの霊能力者が登場するまではいいのだが、>>続きを読む
これはかなり良かった。本年度暫定ベスト候補もワンチャンある。かも。
「見せる暴力」と「見せない暴力」の使い分けが完璧でこれだけでも鑑賞する価値がある。というか、全体的に演出のキレが凄い。オスカー・ア>>続きを読む
みんな言ってるけど『悪魔のいけにえ』×『ブギーナイツ』×『ヴィジット』みたいな内容だった。不穏な空気の醸成が巧みなので、惨劇が始まるまでの時間が気にならない。ポルノ映画撮影パートも楽しいし、老人がいろ>>続きを読む
想像してたよりもずっと面白かった。従来の『スクリーム』シリーズっぽさをしっかり残したうえで適度に捻りを加えることで、めっぽう楽しいエンタメ作品に仕上がってる。冷静に考えると結構無茶苦茶なプロット(スラ>>続きを読む
スマホを拾っただけなのにどうして……。
主人公は言われてるほど「有害な男らしさ(この言葉嫌い😡💢🔪)」の権化ではないし、寧ろ適度なクズっぽさに好ましさを感じないこともない。
和製ホラー的な恐怖演出>>続きを読む
最高に邪悪で最高に陰鬱。開始から終了までおおよそ嫌なことしか起きない潔よさが超クール。ホラーはこれくらい理不尽で救いのない方が絶対にいい。めっちゃ好き。
リブート版三部作(カーペンターの初代『ハロウィン』を含めると四部作)の完結編にして40年以上続いた『ハロウィン』シリーズのフィナーレ。
シリーズの総括とスピンオフ的な内容を同時にやろうとしたせいで話>>続きを読む
東京MXで放映したのを録画で観た。「ホラー映画」としてはいかがなものかと思う部分のほうが多いくらいなんだけど、コメディ映画としてはかなり好き。80年代頭特有(?)のおおらかさが心地良い。基本字幕派の自>>続きを読む
感無量。ヒーローの弱さを受け止めそれを支え合うことで生まれる強さを高らかに謳う。Sグリとダイナの集大成としてこれ以上ない本年度ベストどころかオールタイム級の大傑作。「インパーフェクト」が流れる辺りから>>続きを読む
デヴィッド・ゴードン・グリーン『ハロウィン THE END』の公開が近いので、始祖・カーペンター版『ハロウィン』を百億年ぶり(オタク特有の過剰な表現)くらいに観直す。
少年マイケルが姉を殺害する冒頭>>続きを読む
全然許容範囲内。好きか嫌いかでは言えば「好き」寄りの「普通」くらいで。強引でも何でもいいから映画的な飛躍を駆使してショッカー壊滅まで描いてくれたらもう少し評価が上がってたかも。そこはゼットン戦までやり>>続きを読む
想像以上に『ションベン・ライダー』なのでビビり散らしてる。というか、めっちゃ相米慎二。なので当然、歌もある。すなわち超サイコウ!
まず、画面のキマリっぷりが只事ではない。ロングショットで女性が歌って>>続きを読む
あまりに歪。あまりに異形。これぞ地下映画! チープな特撮とコントじみたやり取りの数々は、鑑賞者と、何より監督である高橋洋の精神が自身の狂気に飲み込まれないための安全装置なのか。B29の飛翔から始まるカ>>続きを読む
かなり好き。興行に恵まれない女性監督が引き受けたのは古い映画の修復プロジェクト。不穏な空気を纏った過去への旅は、やがて映画なる斜陽の産業に関わり生きることの喜びと恐れに辿り着く。「影」とのマジカルな邂>>続きを読む
バブリーな高層マンションに住む主婦・高橋恵子がひょんなことからストーカー化したセールスマン・堤大二郎に襲われる。浴室でのシュールなシャイニングパロディに微笑み、真上から長回しで捉える最終盤の追いかけっ>>続きを読む
「映画」というよりかはテレビドラマの延長線みたいな画面作りに呆れ、劇映画なのかフェイクドキュメンタリーなのか意図のはっきりしない演出に辟易とする。役者の演技も映画に求められているものとは言い難く、特に>>続きを読む
Sグリ総集編にあった各話タイトル挿入をオミットして一本の長編映画としてシームレスに物語を展開。さらに、暦・ちせ・怪獣優生思想サイドのエピソードを大幅にカットして、蓬と夢芽のボーイミーツガールを強調する>>続きを読む
微妙。さすがにちょっとペラペラ過ぎませんかねコレ。登場人物の造形や話の落とし所があまりに類型的で面白さを感じられなかった。テーマを持て余してるとしか。撮影は良かったと思うし、いきなり幽霊要素がぶっ込ま>>続きを読む
「ゴダールとジャームッシュとディレカンないしATG、なんならその両方が衝突事故を起こした異形の青春映画」というのが個人的印象。もっとジャンルホラーに寄せてくれたほうが好みではあるのだけど、こういう歪ん>>続きを読む
この物語に「名美」は存在しないけれど、それでも依頼人の少女は紅次郎=「村木」が救うべき「天使」だった。掃き溜めのような世界、土壺のような人生で、ただ踠くことしかできなかった男女の姿がやるせない。ラスト>>続きを読む
回想から回想に入る構成が不恰好とか、描写がイチイチ分かりやす過ぎるとか、コンプラの都合かストリップシーンがヌルいとか、言いたいことは沢山あるが、ラスト10分で訪れる圧倒的エモーショナルさの前には全て些>>続きを読む
三月公開の完全新作映画『グリッドマン ユニバース』に向けての復習その1。たっぷり120分使ってテレビシリーズを総ざらえ。カッチリと決まったレイアウトに元々アベレージの高かった作画とアクションシーンがス>>続きを読む
かなり好みではない。冒頭の聖書の引用からしてだいぶ小賢しいが、本編は輪にかけて小賢しい。「世界で最初に撮られた映画には黒人騎手が〜」ウンヌンの言ってみただけ感はちょっと異常。ピールのジャーナリズムに対>>続きを読む
チョー最高。上映時間130分だけど体感一時間ちょっとくらいの心地良さ。オタクなので下北沢と言われても『BECK』と『ぼっち・ざ・ろっく!』しか思い浮かばないけど、なんか雰囲気のいい街なのはふんわり伝わ>>続きを読む
キュートでイカれた恋愛モンスター・テルコを演じる岸井ゆきのが超最高。中盤のラップ(!)と終盤で繰り出されるタイトル回収みたいな啖呵が特に印象的。恋愛の不条理に真正面から挑む脚本の気概も充分。撮影と編集>>続きを読む