「女性はすべてだ、映画そのものが女性だ」
というコンセプトを元に、巨匠フェデリコ・フェリーニ監督が「女性」を描いた大作。
主演は8 1/2以来17年ぶりにフェリーニ映画の主演となるマルチェロ・マスト>>続きを読む
一時期、その特異な作風で時代の寵児となりかけたケン・ラッセル監督。
結局70年代の半ば頃でその才能は枯れ果てて、独りよがりのおかしな作品を作る監督になってしまった。
科学者のウィリアム・ハートが、>>続きを読む
これは実に面白い。
構成が優れているし、エピソードの散りばめ方もうまい。
なんでもない一言から、人が精神的に不安になっていく様を見事に描いた傑作だと思います。
ニューヨーク郊外。
三組の夫婦がいた。>>続きを読む
結婚生活に幻滅する優柔不断な男を描いたコメディです。
ある日、
銀行員のアルフレードは、
薬局で働くマリア・ローザに一目惚れ。
偶然を装い接触しようと試みるが、気の弱い彼はどうしても声をかける>>続きを読む
前回の記事では、薄幸の少女を演じた「散り行く花」でのリリアン・ギッシュに焦点を当てましたが、今回は、そんな彼女が晩年の時に主演し、奇跡的な名演を見せた『八月の鯨』をレビューしたいと思います。
沈む>>続きを読む
『国民の創生』や『イントレランス』を監督し、映画芸術を飛躍的に発展させた、D・W・グリフィス監督による悲恋物語。
荒くれの西洋人に、仏教の穏やかな思想を布教させようと、ロンドンにやってきた中国人青>>続きを読む
やっぱりいいですね、梶芽衣子。
作品自体は周回遅れのアメリカンニューシネマといったところですが、彼女の目力で1時間30分を持たせてくれています。
現状に不満を持つ若者二人(梶芽衣子・渡瀬恒彦)が>>続きを読む
今や伝説となった感があるロックバンド、
「ザ・バンド」の解散コンサートを記録したドキュメンタリー。
曲間に、
メンバーがバンドの成り立ちから解散までを楽屋で語る。
「ザ・バンド」の解散コンサートと>>続きを読む
福島原発事故が起こってしまった後の現在のほうが、この作品が作られた’78年より切実なものになっている。
原作者の田原総一郎の先見の明には恐れ入る。
原発村の海岸線に、
一組の男女の溺死体が発見される>>続きを読む
結構話題になった三池嵩史監督のヤンキー映画だが、私はまったく乗れなかった・・・
ヤンキーたちが集まる鈴蘭高校で最強のお山の大将を生徒たちが争う物語。
小栗旬をはじめとする登場人物たちが、精一杯>>続きを読む
関西電力が黒部川流域に建設した黒部第4ダム。
難工事の一部始終を、関西電力・大手ゼネコン全面協力で描いた大作でございます。
一度黒四ダムには観光で訪れたことがあるんですけど、壮大ですよね。
目が眩>>続きを読む
心広いサメ映画ファンの中でも『クソ映画』の誉れ高い本作。
偶然、配信(U-NEXT)で見つけたので、どんなものなのか鑑賞してみました。
いやいや、
確かに酷い作品ではありますが、おおらかな気持ち>>続きを読む
米ソ冷戦時代の核戦争の恐怖を描いたという点で、キューブリック監督の『博士の異常な愛情』と比較されることが多い本作。
『博士の~』が、実に皮肉に満ちたブラックコメディ仕立てであったのに対し、本作はそ>>続きを読む
本作公開時(1970年代後半~1980年代前半)、物欲しげなミドルティーンのセックスに関する作品がとても多かったように思います。
『思春の森』(1977)のような、性描写をメインにしたえげつないも>>続きを読む
米軍空母ニミッツが巡航中、
謎の巨大な嵐に巻き込まれ、
1941年12月、
日本軍が真珠湾攻撃を仕掛ける直前にタイムスリップする。
僕はタイムスリップ物は嫌いじゃないんですが、ひょんなことから過去へ>>続きを読む
赤堀監督の『その夜の侍』が結構面白かったので、同監督がメガホンを取った本作も鑑賞してみた。
親からの金物店を引き継ぎ、
美しい妻(南果歩)と二人の子供に恵まれた葛城清(三浦友和)。
立派なマイ>>続きを読む
いつも軽妙な演出で観客を楽しませてくれる矢口史靖監督が、今回はホラーに取り組みました。
ツボを外さない110分に、いろんなホラーの要素を詰め込んでおります。
ある郊外の住宅地に住む鈴木一家の一人娘>>続きを読む
個人的にこれはダメでしたね。
世代的に初代ウルトラマンは世代なのでオリジナルに対するオマージュも十分感じます。
ワンシーンワンシーンにそれは感じることができる。
テレビシリーズのオリジナルを視聴し>>続きを読む
キャッチコピー
さすらいの果て-夕陽は男の肩に沈む
《イージー・ライダー》の悲痛な青春が 大西部を風のようにさまよう!
ニューシネマの顔ともいえるピーターフォンダの監督、主演作品。
ピーター>>続きを読む
何の罪もない、まさに善良な一家4人が若者二人に惨殺される。
犯人の二人の動機は強盗して金を取ること。
刑務所仲間のホラ話に乗せられた安直な行動だった。
600キロも遠出して行った凶悪犯行。
し>>続きを読む
時の首相、小泉純一郎の訪朝によって、北朝鮮がその関与を認めることになった『日本人拉致』事件。
世論の北朝鮮許すまじのボルテージがどんどん高まる中、朝鮮人の女子学生が通りすがりの男たちに絡まれて殺>>続きを読む
ナイトクラブの用心棒をしていたトニーは、
店内改装に伴い8週間職を失うことになる。
そして、
黒人天才ピアニストであるシャーリーの運転手として、クリスマスまでに家に帰ることと高報酬を条件に南部まで>>続きを読む
当時、
クリント・イーストウッド俳優引退作品として話題となった作品です。
彼が演じるのは偏屈で頑固、
愛国主義者で人種差別もあからさまな朝鮮戦争の退役軍人コワルスキー。
除隊した後は自動車工場で>>続きを読む
グループサウンズ旋風が吹き荒れていただろう頃の、
スパイダース主演の歌謡コメディ映画。
おそらく、
Beatlesの『HELP』辺りに触発されて製作されたのだと思う。
大磯ロングビーチでの素人歌合>>続きを読む
前回は、
シドニー・ポワチエ主演の『いつも心に太陽を』をレビューしましたが、ポワチエといえば、これもでしょということで、
本日は『招かれざる客』です。
サンフランシスコ空港から、
人目もはばからず>>続きを読む
荒れた学校に黒人の新任教師サッカレー(シドニー・ポワチエ)が赴任してくる。
問題児ばかりのクラスで、
生徒たちはそれぞれ家庭環境に問題を抱えていた。
学校は校長はじめ放任主義。
サッカレーの前任>>続きを読む
戦争中の市民生活を描いた映画は、少なからず悲壮感が漂っていて哀しいエピソードが綴られていくのがパターンとして多いのですが、この作品は確かに背景は悲惨なんですが何故か暖かい気持ちになれる愛すべき秀作だと>>続きを読む
珍品中の珍品。
満月の夜。
夜の帝王と名乗る人物がもっともらしい講釈を始める。
一組のカップルがドライブ。
男は売れない小説家らしい。
小説のネタを探すために夜の墓場へ行くという。
女のほうが気味>>続きを読む
社会派監督熊井啓が本領発揮の、
手に汗握るサスペンスドキュメンタリー。
昭和34年。
神奈川にある在日米軍キャンプで通訳の仕事をしていた秋山に、
1年前に起きた『リミット曹長事件』の再捜査を中尉か>>続きを読む
冒頭、
ヒッチコック監督自身が現れ、
『この恐怖は実際に起こった事件です』
と、物々しく語り始める。
主人公ヘンリーフォンダは愛妻家で子煩悩。
クラブでミュージシャンをしており、
いい父親だったが>>続きを読む
芥川賞を受賞した石原慎太郎の短編小説の映画化です。
弟、石原裕次郎のデビュー作(端役ですが)でもあります。
裕福な大学生たちの無軌道な青春群像。
舞台は湘南。
南田洋子と長門裕之が主人公として物語>>続きを読む
アメリカのギャング映画に対してフランスでもフィルム・ノワール(暗黒映画)というジャンルが生まれました。
この作品は、そのジャンルの代表作。
アメリカの同ジャンルの作品に比べて、登場人物の心情をじっく>>続きを読む
エイゼンシュテイン・モンタージュという手法を開発、駆使して、映画の文法を確立したことで有名すぎる作品なので、
私ごときがレビューすることにははばかられるのですが、お付き合いください。
映画は戦艦ポチ>>続きを読む
70年代。
最初に夢中になった外国女優さんが、ジョディ・フォスターでした。
当時の洋画雑誌『スクリーン』や『ロードショー』で、同世代のテイタム・オニールとともに、よくグラビアを飾っていました。
>>続きを読む
そういえば1970年代の洋画系雑誌だった「ロードショー」や『スクリーン』でも来日特集されていましたね。
下着に近いステージ衣装で、舌っ足らずの歌唱ながら、パンクを意識した強烈な歌詞で人気を博したガー>>続きを読む
少年犯罪の加害者と被害者遺族。
そして、双方の弁護士との関係を描くことによって、人間は人間をどこまで赦すことができるのかというテーマ。
どこかで観たことのあるようなお話をいろいろと混ぜ込んで、あら>>続きを読む