「美しきものは追い求めよ、少女であれ少年であれ抱擁せよ・・・性の生命は墓に求め得ぬゆえ」と教授は語りかける。
コンラッドはミュンヘンに出発したが、国境で不審尋問にあい、身元引受人のなに教授の名前を挙>>続きを読む
ただ猛烈に突っ走る。
15時間でデンバーからサンフランシスコまで、
車を届ける賭けをしたからだ。
当然、交通法規など無視。
警察は捕まえようと必死。
車は止まらない、走り続ける。
また嘆いちゃいま>>続きを読む
マルクス兄弟主演によるアナーキーな抱腹絶倒のコメディです。
後の、ビリー・ワイルダーやウディ・アレンなどに大きな影響を与えた1933年の作品。
架空の国フリードニア共和国。
大富豪のティスディル夫人>>続きを読む

E.Tで大ヒットを放った後のスピルバーグは絶好調でした。
製作総指揮で「トワイライト・ゾーン」を製作し、「インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説」を監督してまたまた大ヒット。
まさに向かうところ敵な>>続きを読む
米国民の皆様にはとてもゴキゲンになれるでしょう。
が、日本人の僕からは、面白いことは面白いのだが少々シニカルになってしまう。
ワシントンの怪しげな店でコスプレホステスをしているゴールディー・ホーン。>>続きを読む
特撮映画が好きな方ならとても有名な特撮監督、
ダグラス・トランブル。
本作は特撮だけではなく、本編の監督をしています。
人間の記憶を磁気化して記憶させる装置を開発した、クリストファー・ウォーケンやル>>続きを読む
ベトナム戦争を肯定的にとらえた正義のアメリカが、極悪非道の北ベトナム軍をやっつける戦意高揚プロバガンタ映画です。
アメリカ軍で、
特殊任務を専門とした舞台「グリーン・ベレー」
ジョン・ウエィンが大佐>>続きを読む
なんと鬱蒼とした作品だろう。
寺山修二と羽仁進の共同脚本で作られたこの作品には全く救いがない。
そして、画面のタッチにはフェリーニの影響があるんじゃないかと感じられた。
高校生のシュンは幼いころ両親>>続きを読む
『第三の男』(1949)で有名なキャロル・リード監督がまさかのミュージカルを演出し、しかもアカデミー作品賞・監督賞を含む6部門で受賞してしまった作品。
そして、
僕ら世代で懐かしく感じるのが、
『>>続きを読む
時が経つのは残酷なもの。
美は永遠には続かない。
人は寛容にそれを受け入れることができるのか。
名声を追い求めることの代償は見えない。
老いることによって次第に見えてくる。
マーゴはそれを受け入れ>>続きを読む
秋葉原無差別通り魔殺人事件をモチーフにした人間ドラマで、夏目漱石の小説とは関係ない。
この作品の主人公には人間的に全く共感でいないが、作品としては観るべきところが多いし、
すぐ隣で起きているかもし>>続きを読む
2011年、
芥川賞を受賞した西村賢太の同名小説の映画化。
主演の北町貫多役に森山未來、
親友役に高良健吾、
ヒロインに前田敦子が扮している。
幼い頃父親が性犯罪を起こしたために一家離散となってし>>続きを読む
舞台設定は、あの「アメリカングラフィティ」と同じ1962年。
新入生のトム・ハルスとスティーブン・ファーストが、エリート学生ばかり所属しているオメガハウスに入部しようとする。
しかし二人はまったく>>続きを読む
テレビムーヴィーで、設定は難病もの。
安上がりで安直な作品ではあるものの、わりと素直に楽しめた。
その理由は、主演二人に対する懐かしさがあったから。
『サタデー・ナイト・フィーバー』で、本作の後ま>>続きを読む
黒澤明の傑作“用心棒 ”をそのまま舞台を荒野に置き換えた、セルジオ・レオーネ監督による非公式リメイク作品。
宿場町の対立する二つの悪党グループに巧みに近づき、ついには両グループとも壊滅させて街を去っ>>続きを読む
本作は中島監督のデビュー作であります。
妖艶なエロを前面に押し出した(現在の感覚ではそんなに過激とは言えませんが)、信濃忍法と伊賀忍法の戦いを描きます。
大阪城落城寸前、
真田幸村は、
豊臣の>>続きを読む
あんた、大切な人はおるね?
その人の幸せな様子を思うだけで、
自分までうれしくなってくるような人は。
今の世の中、大切な人もおらん人間が多すぎる。
自分には失うものがないち思い込んで、
それで強くなっ>>続きを読む
トム・ティクヴァ監督才気爆発の作品。
単純な物語でも、こんな見せ方があるのかと感心させられる作品になっています。
裏稼業の男のミスにより、
20分で10万マルクを用立てなくてはならなくなったローラ。>>続きを読む
ビートたけし扮する元刑事が、
妻に不自由をさせないようにとヤクザが経営する金融屋から金を借り、余命幾場もない妻との思い出作りに雪国へ旅に出る・・・
タケちゃん気取ってるなぁ。
極力セリフを少なくし>>続きを読む
死刑制度を描く作品は、刑を受けるもの、執行するものあわせていろいろありますが、
この作品は、刑の執行を受ける人間の精神カウンセラーを務める尼僧の物語。
ある手紙で死刑囚のショーン・ペンと知り合った>>続きを読む
これは、僕みたいに学生時代「ロッキン・オン」なんかの雑誌を読み漁って、海外アーティストの動向を追っかけしていたものにとってはたまらない作品です。
レッド・ツエッペリンやディープ・パープル。ザ・フーや>>続きを読む
2020年、史上初の有人火星探査に成功したNASA。マーズ1号での探査の成果は驚くべきものだった。
火星に、人間が移住できる可能性「水」の成分を発見。続いて、マーズ2号でのミッションも控えていた。>>続きを読む
よく、インディ・ジョーンズシリーズと比較されるこの作品。
スケールはインディ・シリーズほど大きくないものの、ロマンスと遊び心一杯のロマンチック・アクション・コメディ。
ロマンス作家のジョーン(キャス>>続きを読む
本作は、ロマンポルノながら、
日本アカデミー賞脚本賞にノミネートされました。
売れない中年のロック歌手ジョージ(内田裕也)。
彼は妻子がいながら、トルコ嬢(ソープ嬢)佳代のヒモとして生活していた。>>続きを読む
第二次世界大戦中、徹底した進撃作戦で勇名をはせた、パットン将軍の物語。
実に3時間に及ぶ大作です。
主演のジョージ・C・スコットが、アカデミー主演男優賞を拒否したことでも有名ですね。
フランシス・F・>>続きを読む
明治2年(1869)6月29日、明治天皇の思し召しによって建てられた東京招魂社が始まりで、明治12年(1879)に「靖国神社」と改称されて今日に至っている靖国神社。
国家のために尊い命を捧げられた>>続きを読む
大監督、黒澤明と、日本を代表した俳優三船敏郎が初めて組んだ作品。
ギラギラした三船の魅力が爆発しています。
酒好きで無頼漢の医者真田(志村喬)が、手に拳銃の弾を受けたヤクザ松永(三船敏郎)の手当てを>>続きを読む
これは理屈抜きで楽しめる冒険活劇で、
着想も面白いので一気に観ることができる。
第2次大戦末期、
開放も近いとされる巴里の美術館から、
ナチスにドイツによって、ルノーやゴッホ、ピカソなどの絵画が運び>>続きを読む
私事ですが、
僕は、高校時代の3年間剣道をやっていました。
試合の相手と対峙するときのピンと張り詰めた空気と、
打ち込むときの気合の発散はこの剣道という競技の醍醐味であり奥深いところです。
三島由紀>>続きを読む
マルコを演じるスティーブン・ドーフが、
ぎこちなく娘との触れ合う演技が抜群。
下手すると空回りのコメディ演技になりかねない役柄を、哀愁をこめて演じている。
娘役クレオは、
エル・ファニング。
めち>>続きを読む
大好きなフェデリコ・フェリーニ監督作品です。
この作品で、彼はストーリーの呪縛から解かれました。
豊潤なイメージの連続から語られていく物語は、方や難解だという批評もあるようですが、
なかなかどうして>>続きを読む
2022年に亡くなられた、
上島さんが主演した映画作品です。
フェイクドキュメンタリーで、
真面目に映画を論じる人たちには叩かれた作品ですが、彼の個性をうまく引き出していたという点で僕には面白かった>>続きを読む
20年ほど前にテレビ放映され、
爆発的人気を誇ったテレビSFシリーズ、
「ギャラクシー・クエスト」
放映終了した後の現在でも、
その人気はマニアたちによって引き継がれていた。
番組で活躍していたキャ>>続きを読む
ハリウッドの汚点とも言われている、下院非米活動委員会による赤狩り。
表現の自由、言論の自由を弾圧したその行為により、ハリウッドテンという共産主義者のレッテルを貼られ仕事を奪われた、ハリウッドの俊英脚本>>続きを読む
アメリカ映画には、青春の終わりをしみじみと描く佳作が数々ありますが、本作もそうです。
1971年。
デビーと結婚することになっていたワグナーが、パーティーの最中に、「結婚しない」といいだす。
ワグ>>続きを読む
いかにもフランスらしい下町人情物語。
パリの下町のアパート。
ここには美術評論家、売れない小説家の夫婦、
ゲイの若者、いつも金を無心にくる中年男、
この男と結ばれることになる子連れの中年女らが住んで>>続きを読む